• 運転手をやる。晴れたり大粒の雨が降ったり、台風の名残を思わせる天気。

    自宅のメンテナンスも進めたいが、注文した資材が来ない。業者もお盆か。

    今週は窓に西日が当たる時間になっても雨戸を閉めずにしのげている。猛暑もピークを過ぎたか。一番近い観測点である所沢では、平年値で平均気温が一番高いのは8月6日(26.7℃)、最高気温が一番高いのも8月5〜6日あたり(32.0℃)。

    https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_amd_d.php?prec_no=43&block_no=1070&year=&month=8&day=&view=

    太陽黄経で見ると、8月6日はλ=133°くらいで二十四節気の大暑(120°)よりは立秋(135°)に近い。

  • 来年からRIJFESがひたちなか海浜公園に戻る(蘇我とひたちなかでやる)話を最終日に発表するはずが、NHK水戸がフライング報道してしまった件で、渋谷陽一が怒っている。

    https://rijfes.jp/2023/message/1948/

    RIJFESはCOVID-19で2020年は中止、2021年は対策をした上での開催を予定していたが、茨城県医師会が中止を要請してこの年も中止。2022年からは千葉市蘇我スポーツ公園に移転して開催された。この蘇我移転を決めた際にもNHK水戸がフライング報道しようとして、それはやめてくれとロッキング・オンが申し入れてフライングはされなかったものの、NHK水戸のデスクがそのことへの意趣返しとして今回フライングを強行したのでは、という渋谷氏の想像が語られている。

    数日後には公式発表されるであろう、そこまで速報にニュースバリューがあるとも思えないネタを、新聞・テレビがフライング報道して公式発表を台無しにする、という場面は、私の短いライター経験の中でも目にしたことがある。オールドメディアの価値観はあまり理解できないのだが、他社より1秒でも早く報じたいという商売上の動機と、「これは国民の「知る権利」の行使であり、そのために送り手と受け手のお楽しみが壊れようが知ったことではない」という「暴力的な正義感」が彼らの行動原理にある、とは感じている。

    現実の作法としては、フライング報道して欲しくないネタは報道解禁日時を設定した上でプレスリリースをメディアに配布するのが普通だと思うが、今回ロッキング・オンは明示的に報道解禁日時を設定していたわけではないようである。(ITmediaの報道で当初「解禁日時を設定していた」としていたのが後に訂正されたところを見ると、文書での明示的な解禁日時の設定はなかったように見える。)

    【修正履歴:8月10日午後7時45分 掲載当初、開催場所の発表について解禁日時の設定があったと記載していましたが、外部からの指摘を受け再度確認し、事実に基づいて記述を修正しました】

    ロッキン、NHK報道に抗議 「約束を台無しにするリーク報道は迷惑」 総合Pが怒りの声明【修正あり】 – ITmedia NEWS

    まあとりあえず、今回のことだけを見るとNHKひどいなと思うわけだが、一方で、自分たちの論理を押し付けてきたという意味ではロッキング・オンもたいがいひどい、という話も思い出した。

    ロッキング・オンは自社の雑誌で取材対象者にゲラのチェックをさせないという話がある。メディアは取材対象者の広報機関ではなく、メディア側に編集権というものがあるので、自由権の一種としてゲラを事前チェックさせない権利があるというのは分からなくもないのだが、「載せてやるから金払え」という実質的な記事広告であってもチェックをさせないという証言がある。

    掟 そういえばロッキンオンっていうクソ雑誌があるんですけど、あいつら広告費でページを買わせるくせに原稿の直しには一切応じないんですよ。以前ロマンポルシェ。でインタビューを受けたんですが、取材に来たのが学生あがりみたいなアンちゃんで話全然理解出来てないし、写真撮影は使い捨てに毛が生えた程度のカメラでやってるしで、あきらかにナメられて。どんな記事になるのかすごく心配だったので、ゲラ(※入校前の原稿のこと)がどうなったか当時のマネージャーが編集部に電話したんです。そしたら「うちはゲラチェックとか基本的にやってないんで」、「うちは尾崎がゲラチェックさせろって時もさせませんでしたから」って、平然と言われたらしくて。いやいやいや、お前ら今、尾崎豊が俺達よりも遥かに上の人みたいに言ってるけど、俺は尾崎より自分を下だと思ったことはないし、第一そんなもん理由になんねえから。ふざけた会社だなと。それ以来、ロッキンオンの印象と共に、尾崎豊の印象も悪くなったんです。その時の怒りがすべて尾崎豊に行っちゃったんですね。尾崎ファンの皆さんすいません。これはすべてロッキンオンが悪い!

    ロマンポルシェ。(’10年4月号) – インタビュー | Rooftop

    こういうのを思い返すと、これまでさんざん「取材者の論理(正義)」を押し付けてきたロッキング・オンが、いざ自分たちが取材される側に回った途端に「取材者の論理(正義)という横暴」を非難するというのは、なんだかなぁ、と鼻白む感がなくもない。

    なお、自分のお付き合いのある雑誌では、取材者にゲラをチェックしてもらうのは普通にやっている。事実誤認や取材者(私)の誤解があるかもしれないし。ただ、事前チェックはしてもらった上で、最終誌面をどういう文言にするかは編集部が権限を持っている。そんな感じです。

  • 暑いことは分かっていたので朝10時前にやったが、やはり暑かった。1か月前に草取りをしたのであまり生えていなかったのが幸い。

    車であちこち出かけ、用事を済ませる。

    午後は家のメンテナンス。角材を切ったりペンキを塗ったり。そういえば、昨日買い出しに行ったホームセンターでは細かい角材の類がかなり売り切れていた。夏休みの工作需要らしい。あれこれ話しながら材料を買う親子も目立った。

    歯医者と皮膚科の次の予約日をスケジューラーに入れ忘れて、過ぎてしまった気がする…と思いつつ、予約を確認するのが億劫でしばらく放っていた。なんかこういう億劫病がよく出る。確認すればいいだけなのに、確認すること自体になぜか気が進まない。空き時間ができたので重い腰を上げて次の予約を確認してみたら、まだ先だった。

    …のはいいのだが、歯医者と皮膚科の予約を同日の同じ時間帯に入れてしまっていることに気づいた。うぇぇ。歯医者の方の予約を変えようと電話したら、お盆休みで休診だった。

  • 初日(水曜)なら当たりやすいかと思ったが、第1希望 (S) も第2希望 (A) もあっさり落選。当たる気がしない…。

    そして『1989 (Taylor’s Version)』の発売(10/27)が告知された。ワーカホリック。

    新曲が5曲入るとのこと。楽しみすぎる。

  • クラウドファンディングが話題。目標1億円だったが、現時点で4億8000万円(!)を超えている。

    https://readyfor.jp/projects/kahaku2023cf

    ただでさえそんなギリギリの運営体制だったところに、襲い来たコロナ禍。入館料収入は2019年度は約7.5億円のところ、2020年度には約1.5億円まで落ち込み、大きな影響を受けました。

    さらに、ここ最近の光熱費や物資の高騰が状況に追い打ちをかけています。

    • 物価高による保管容器や保存液(エタノール等)等の高騰
    • 建築資材や人件費などの高騰による収蔵庫建築費用の大幅な増加
    • 光熱費の高騰(もともと億単位の額を要していたものが、2023年は、2021年と比べて約2倍の費用がかかる見込み)

    など複数の打撃が重なり、自助努力や国からの補助だけでは到底追い付かず、その皺寄せは当然かはく内の事業費・研究費削減等にも及んでいます。

    結果として、標本・資料の収集や維持管理のための費用も削減、標本・資料の新規受け入れを断念せざるを得ないケースもいよいよ増えています。

    地球の宝を守れ|国立科学博物館500万点のコレクションを次世代へ(国立科学博物館 2023/08/07 公開) – クラウドファンディング READYFOR

    返礼品もかなり完売している。twitterを見ていると、隕石アクセサリーの人気が凄かった。法人向けの1000万円・500万円コースも完売。11月5日までの募集なので在庫の追加も検討しているようだ。

    まあ、こういうのは特別なプロジェクトとしてやるのではなく、恒久的にどんどんやればいいんだと思う。寄附制度はこれまでにもあったけど(たいていの大学・研究機関・美術館博物館にはあるのだが)、あまり知られていないようなので。

    https://www.kahaku.go.jp/about/donation/index.html

    個人的に、科博について子供の頃から違和感があるのは、ここって科学博物館というよりは「自然史博物館」だよね、という点。自然科学を高校理科っぽく分けると物理・化学・生物・地学とあるわけだが、科博は圧倒的に生物・地学の標本置き場という感じで、物理・化学や天文学・工学・情報科学・数学なんかの展示は、あるけどずっとずっとずっと少ない。「もの(標本)」ありきなんですよ。アーネスト・ラザフォードの「全ての科学は、物理学か、あるいは切手蒐集だ」という有名なdisがあるが、科博は切手蒐集の方。標本がない分野でも概念や実例を楽しめる展示はいくらでも作れそうだが、科博にはそういうのがあんまりない。なので、あの内容で「科学」全般を名乗っているところにずっと違和感がある。標本のレベルは凄いし、標本の研究から生まれる科学ももちろんたくさんあるんですけど。

    建物の構成も、本館が「日本館」で主に日本列島の自然史を扱い、新館が「地球館」を名乗っている。これで全部。じゃあ宇宙の展示が見たい人はどこに行けばいいの? と思うじゃないですか。なんか微妙というか、切り分け方が古臭いというか。もう少し真の意味での「科学博物館」にならないもんかな、と思っている。