ukraine

マクドナルドの法則

「マクドナルドが出店している国同士は戦争をしない」という法則があったが、ウクライナ侵攻でこの法則は破れたのかな、と思ったら、もっとずっと前から既に成立していなかった。

「戦争」の定義にもよるが、マクドナルドが進出した国同士の武力衝突は、コソボ紛争(1998年)、米国のパナマ侵攻(1989年)、カルギル紛争(1999年、インド対パキスタン)、南オセチア紛争(2008年)など、そして何より2014年のクリミア・ウクライナ東部紛争がある。ウクライナは2014年からずっと侵略され続けているという事実を忘れそうになる。

「なにより、いのち。」

と書かれたボードの前で、「防弾チョッキは防衛装備品なので紛争当事国への供与は反対」と述べる日本共産党のシュールさ。

結局彼らは、ウクライナ人の命よりも「日本の支援は非軍事に限るべき」という建前論を「なにより」優先しているわけで、お前らが支持されないのはそういうとこだぞ、と思う。

ウクライナを「紛争当事国」と呼ぶのも、この件に限ってはちょっと違うだろう。彼らは独立国家としての自決権を主張しただけで隣国から侵略されたという立場で、好き好んで「紛争当事国」になることを選んだわけでもない。永世中立国のスイスがロシア資産の凍結に踏み切ったりスウェーデンが国是を覆して武器供与を始めたりしている意味や重みを、この人たちは分かっていない。薄っぺらい教条主義に吐き気がする。

さらにひどいのは、この YouTube 動画のコメントが0件であること。試しに俺もコメントを書いてみたが、表示されない。承認ずみコメントのみ表示する設定にしているようだ。「私たちはコメント欄をオフにするようなことはしませんよ」という体を取りつつ、都合の良いコメントだけ選別しようというのがたちが悪い。いい大人が何やってんだか。

ウクライナ上空を

避ける飛行機たち。当たり前だが、民間機の飛行を制限する NOTAM が出ている。

flightradar24

その分、ルーマニアあたりがえらい混雑しているように見えるが、どうなのだろう。普段の状態を知らないのでよく分からない。

上部へスクロール