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医者巡り

皮膚科と歯科へ。待合室で「医師の態度が横柄だった」と看護師さんに怒鳴っているおっさんとか、薬局で「昨日『あと1時間くらいかかってしまいますが』と言われたから帰って今日出直してきたのに、一言の詫びもない」と怒鳴っているおっさんとかがいて、閉口した。お前らの怒りも分からなくはないけど、病院とか調剤薬局っていうのは体調の悪い人が集まる場所なんだから、でかい声で怒鳴るな。呼び出しのアナウンスも聞こえないし。

不当な扱いを受けた俺様の心の痛みを何とかしろ、ってことなんだと思うが、みんなそれぞれ事情があって、それぞれの合理性や正義に基づいて行動しているわけなので、世間は時としてお前にとって不当だったりもするよ。クレームは一回伝えれば十分だし、一回のクレームで矛を収められる大人にならないと。

ずっと怒り続けて止められない人は、他人に期待しすぎの、ある意味ナイーブな人なんだと思う。喚けば伝わるとか、喚けば自分の思い通りになるとか、そういう乳児的な歪んだ世界観を持っている。泣くたびにお乳をくれたお前のママはもういないって事実に早く気づけ。

歯医者にある口をゆすぐ機械

仮詰め状態だった歯にクラウンをかぶせるための型取り。長かった。齲蝕している部分を削って薬を入れて仮詰めした後、しみたりする状態が完全に落ち着くまで、かなり長く待ってからかぶせるというのがここの先生の方針のようだ。1月末に治療を始めてもう8月末。途中で一度予約をすっぽかして3か月くらい空いたが、それでも正味4か月か。

親知らずを抜いた隣の虫歯も、この調子だとまだまだかかりそう。まあのんびりやっていく。

口をゆすぐ機械が椅子の左側にあって、コップに給水する装置が機械の右側、水を吐き出す部分が左側に配置されている。なんか使いづらいな、といつも感じていたが、これも右利きを想定しているからか、とようやく気づいた。左利きの場合、水を吐き出す部分を越えてさらに向こうまで左手を伸ばして給水装置のコップをつかむ必要があり、微妙にやりづらい。試しに右手で使ってみたら動きがずっと自然だった。

歯医者

抜いた親知らずの隣が虫歯になっていたのを治療。詳しく聞かなかったが、ドリルでは削らず、腐った部分を手でごりごり取ってレジンで埋めた感じ。なので大して痛くはなかった。そういうのもあるのか。むしろ形の調整で最後にレジン?をドリルで削ったときが一番痛かった。

なるべく歯を削らず、神経も温存するというのが最近の流行りではあるらしい。

戦争の影響でパラジウムなどの価格が上昇しているため、歯科材料の値段も上がっていますという断り書きが待合室にあった。戦争特需もないし、プーチンの偏った歴史観のせいでマジで迷惑しかない。賢明な側近に早く殺されて欲しい。

健康診断2023

今年は検診車ではなく、健診センター的な場所に出かけて受診。淡々と終了。血圧は115-79、体重70kg。60kgくらいが往年のベスト値だったが、もはや戻せる気がしない。

胃部X線検査でバリウムの前に炭酸で胃を膨らませるあれで、また胃に激痛が出た。顔をしかめていたら、担当のおばちゃん放射線技師の方が、単に俺が飲みづらくてもたもたしてると思ったようで、「げっぷが出て胃がしぼんじゃうとまたやり直しになるから、頑張って飲め」みたいなことをしきりに言ってきて、一瞬張り倒したくなった。痛ぇんだよ。何とか検査は終了したが、帰宅してもまだ何となく胃が痛かった。

発泡剤で胃痛が出たのは2018年以来、5年ぶり2回目。健診直後になぜか頭痛が出ることも何度かあったが、今年はそれはなし。

発泡剤で急性胃拡張の胃痛が出る人が年に数人いるというクリニックの話があった。まさにこれだろ。1、2分おいて分けて飲むといいらしい。

確か自治体の健診で胃カメラをやれるはずなので、一度胃カメラもやっておこう。

皮膚科

3週間のステロイド軟膏治療で顔の痒みは劇的に消えた。寝ている間に搔くことがなくなり、まともに眠れるようになり、生傷が絶えなかった顔の皮膚も、赤みはあるが傷や落屑はなくなり、綺麗になった。現代医学は凄い。今後は痒いときや肌の状態が荒れたときだけスポット的にステロイドを使う形でよいとのこと。

病名はアトピー性皮膚炎なのか、と尋ねたところ、アトピーではなく脂漏性皮膚炎とのことだった。

投薬以外にも生活習慣などをいろいろ変えたので、何が一番効いたのかはよく分からない。(先生は、やはり本質的に効いたのは軟膏でしょうという意見。)

  • お湯だけで洗顔していたのをやめ、石鹸の泡で洗うようにした。(これまでは常に傷があったので石鹸がしみて無理だった。)人によると思うが、脂漏性皮膚炎ということは皮脂が多め、かつ皮脂から脂肪酸を作るマラセチアなどの真菌の働きが昂進していると考えられる。お湯だけでは洗浄力が足りず、石鹸や洗顔料を使う方が皮脂・角質の産生と除去のバランスが良さそう。ただし、徹底的に泡を立てて使い、機械的摩擦を加えるのは避けている。
  • 入浴後に保湿でつけていたベビーローションとクリームをやめた。そもそも軟膏の基剤がワセリンぽい油性のものなので、軟膏をつけていれば他につける必要がない。軟膏をやめた後に戻すかどうかは考えどころだが、治療によって肌自体の保湿性とバリア機能が改善しているので、クリームはもういらんかも。
  • 髭を抜くのをやめた。シェーバーだとなかなか深剃りできなくて剃り跡が残るのが気になり、ちょくちょく毛抜きで抜いていたのだが、髭を抜くと必ず、一定の割合で毛穴の中で切れるやつが出る。皮膚のターンオーバーが狂っている状況だと、切れた毛が皮膚の中を伸びていってしまう「埋もれ毛」になり、炎症を起こす。いきなり大きなニキビみたいに腫れて、よく見ると皮下に髭が透けて見えるので、皮膚を切開して血だらけになりながら伸びた髭を除去することがよくあった。ひどいと皮下で5mmとか1cmとか伸びる。理想は専門のクリニックで永久脱毛してしまうのが良いのかも。知人で髭を脱毛している人も複数いる。
  • 毎日部屋の床に掃除機をかけるようにした。ハウスダストが症状の増悪に寄与していたのであればこれも効果があったかもしれない。充電式スティックタイプの掃除機はぱっと使えるので、こまめにかけるハードルが下がって良い。掃除の頻度を上げたことで、机の上の物品に埃が積もる速度が遅くなった気がする。床に落ちた埃が舞い上がって机の上に再堆積するというプロセスが強く働いているのかも。
  • 糖分・脂もの・刺激物・カフェインを控えるようにした。皮脂の分泌を抑えるため。

上腕や肩・背中にも、あせものような茶色のぼつぼつがずっとできていて痒みがあるのだが、こちらはアミロイド苔癬もしくは毛包性苔癬という診断。何度も搔くことで角質が厚くなってアミロイドという線維化した異常な蛋白質が沈着している状態。まあまあの割合でいるらしい。こちらは体質的な要因もあるので完治は難しいとのこと。痒いときには引き続きステロイドもスポット的に使うが、肥厚した角質を軟らかくして落ちやすくするサリチル酸ワセリン軟膏というのを処方してもらった。あまり期待はしていない。サリチル酸で角質を軟らかくするというのは、要するにイボコロリと同じですね。しみそうだ。

体を洗うのに幼少期からナイロンタオルを使ってきた派だが、アミロイド苔癬はナイロンタオルなどによる機械的摩擦が原因という説もあるようだ。少なくともナイロンタオルでごしごし表皮を擦るのは肌に良くないことしかないというのは理解できる。石鹸などを泡立てて手のひらで洗うのがいいらしいが、背中には届かないよね。ナイロンタオルでも「超超やわらかめ」「手よりもやさしい」というのが売っているので、とりあえずそれを使ってみる。

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