4/23 月と金星
先日の接近を窓から撮る。手持ちで何とか。

X-T10の液晶の黄ばみがひどくて色が分からない。交換したいが、X-T10は修理対応期間が終わっていた。
すぐに買い替える余裕もないが、替えるなら次はOM-5あたりが気になっている。しかしM4/3なのに、APS-CのX-T10よりボディのサイズが大きいのが意外。銀塩の時代から、OMシリーズは軍艦部や全体の形のバランスが結構好き。
先日の接近を窓から撮る。手持ちで何とか。
X-T10の液晶の黄ばみがひどくて色が分からない。交換したいが、X-T10は修理対応期間が終わっていた。
すぐに買い替える余裕もないが、替えるなら次はOM-5あたりが気になっている。しかしM4/3なのに、APS-CのX-T10よりボディのサイズが大きいのが意外。銀塩の時代から、OMシリーズは軍艦部や全体の形のバランスが結構好き。
インドネシア・オーストラリア北部で見られた。知人にも遠征組がいたり、ウェザーニュースのライブ中継で解説をする方がいたり。
今回は太陽と月の視直径がほぼ同じで、食帯上の場所によってどっちが大きく見えるかが逆転し、金環だったり皆既だったりするという現象だった。なので、第2・第3接触で月縁の谷間が1つだけ輝く典型的なダイヤモンドリングではなく、いくつもの谷間から太陽光が漏れ輝く「ベイリーズビーズ」という現象が見られると期待され、ライブ映像でもそんな感じであった。↑の動画で泉水さんが解説されているので、改めて見返すとよいと思います。
太陽も活動期に入っているため、プロミネンスがいくつも派手に出ていてかっこよい日食になった。遠征組が帰ってくると、面白い画像がたくさん見られそう。
日本でも太平洋岸でごく浅く、沖縄・小笠原ではそこそこの部分日食になった。牧野さんたちが19日まで沖縄で研究会をやると聞き、20日までいれば日食も見られるのに、などとhoiさんと話をしていたが、結局天気がいまいちだった模様。
本州の太平洋岸、四国・九州の南部、南西諸島・小笠原諸島で部分日食が見られる。インドネシアやオーストラリアでは金環皆既日食となる。
下のGIF動画は半影(部分食が見える領域、水色の線)の移動と、那覇での食分のシミュレーション。(アストロアーツ / エクリプスナビゲータ2.5を使用)
那覇より限界線に近い南房総や南伊豆では欠け方はずっと浅い。部分日食としてもかなり地味な方ではあるが、日本で次に見られる日食は2030年6月1日なので、見られる人は見ておくのがおすすめ。
ソフトに収録されている「天体事典」の改訂をお手伝いしました。
最近はアマチュアが撮る対象がどんどんマニアックになってきたので、マイナーな星雲星団も載せたりしています。
星図の方も、20年前にはアマチュアが手を出さなかったマイナーな星間分子雲や銀河団まで表示できるようになったり、系外惑星をがっつり収録したりと改良されている。
反面、スタンドアロンのパッケージソフトで何でもかんでも面倒を見ようとするのはさすがに思想が古いのではと思う部分もある。カタログの相互参照にしても、SIMBADを呼び出すボタンでも付ければ済む話ではある。クエリの投げ方は公開されているわけだし。野外で使うソフトだからといっても、今どきはたいてい携帯がつながるから、外でも普通にネットは使うだろう。
ZTF 彗星 (C/2022 E3) というのが今明るくなっていて、2月前半までまあまあ見頃なのだが、この彗星が「珍しい緑色の彗星」だという話がなぜか広まっている。
なんかやたらと green comet と言われているが、彗星の頭部(コマ)が緑色に見えるのはよくあることで、今回の ZTF 彗星がとりわけ緑だということはない。今のところこんな感じ。
彗星のコマが緑っぽく見えるのは、彗星核から炭素を含む塵が放出され、これが太陽の紫外線で分解されて C2 (C=C) という炭素のラジカル分子ができ、これが青緑色の輝線を発するため。ガスコンロの火が青色に見えるのも同じ原理。
写真だとかなり緑っぽく見えるが、肉眼で色を感じるのは難しいかもしれない。彗星の明るさは 1/23 現在で4.6等とのこと。2/2 が地球に一番近づくので明るさはここ数日がたぶんピーク。4-5等なので市街地では難しいのと、あいにく 2/6 が満月なので余計に見づらい。見たい人はなるべく暗い場所へ。
観望の仕方などはアストロアーツの特集ページへ。