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Whisper Transcription で文字起こし

今売りの「Newton」の記事をやるにあたり、初めて文字起こしにツールを使ってみた。zoom取材のレコーディング素材(mp3)を、hoiさんから教わった Whisper Transcription に読み込ませてテキスト化。

言語モデルのサイズとして Small / Medium / Large とかいろいろあって、大きい方が変換精度が良いらしいが有料。自分はSmallと Mediumを使ったんだったかな。あと、メモリが少ないPCで大きな言語モデルを選ぶとメモリ不足という表示が出る。

変換精度は、確かにSmallよりはMediumの方が良かったが、Mediumであってもそのままで何かに使えるほどのテキストにはならない。専門用語が多く出るインタビューだったせいかもしれないが。例えばこんな感じ。

両子力学は神ですら決定できないというよりは
両地域は完全に決定論なのである意味では 例えばあの
単に人間が見る観測に対して ベースが同じじゃないというかその
例えば初期状態のいわゆるウェインファンクション ステイトっていうのを与えられるれば
そのステイトがどういうふうに変わっていくかっていうのは あのシュレリンが方程式方程式で解いて完全に決められるので
あーなるほど安全知識があれば完全決定論なああそこかはいはいはい で昔は最後に観測をするとそのうちのどれか一つか
あのはい決まってそれを確立でしか決まらないっ いうのもあったんですけど今では例えばその自分もシステムの一部だった
例えばAになる可能性とBになる可能性があるとしたら、自分がそのシステム、そのスーパーポジションというシステムと相互作用したら自分がAを見たっていうふうな脳の
シナプスというかそういう記憶になっていくブランチとBになっていく記憶っていうブランチがある。しかもそのスーパーポジションが残ってるというまんま進んでいくだけで
ああしかも全部それは計算できたのたん ステートはそのまま流れてるだけ
はい別になんか途中でインタビーが入っ 確率でこっちに行けとこっちに行けとそういうのが入っているわけじゃなくて
完全に初期状態からたんに計算してたんに動いてる アテっていう意味ではニュートまったく変わってない
あーなるほどはいはいはい

自分の場合は、どういう話をしていたかを思い出せる程度のメモが生成されれば十分なので、これでも全然使える。1時間くらいのインタビューを処理するのに10分くらいかかっただろうか。自分で全部聴いて起こすよりははるかに楽。これからも使っていきたい。

メモリを増設したいけど、Mac mini (M1, 2020) は構造的に増設できない。泣。

同じ値を複数のセルに入力

表計算ソフトで「こっからここまでのセルに全部 3 を入れたい」というときに、生まれてこの方ずっと、普通の C-c C-v を使ってきた。セルが何十個もある場合には、1個をコピペして2個にし、その2個をコピペして4個に増やし、4個を8個に増やし、…みたいなことをくり返してコピペの回数を節約したりしていた。

いやいや、これ絶対なんか楽にできる機能があるだろ、と、天命を知る歳になって思い至り、ようやく調べた。1ずつインクリメントした値を入力するときや、参照セルが同じ相対位置になる数式を連続で入れたいときにはセルの右下にある四角をにゅーっとドラッグすればよいというのは知っている(これも就職して相当経ってから覚えたのだが)。同じ値を入れる機能もやはりあった。入力したいセル群を範囲選択してから適当なセルに値を入れ、確定するときに Ctrl + Enter すればよいという(Excelの場合)。まじか。

LibreOffice Calc では Ctrl + Enter ではなく Alt + Enter になる。ただし、Excel ではセル群の範囲を Ctrl + クリックなどでとびとびに指定してもOKだが、LibreOfficeでは連続したセル群でないとダメだった。こういう細かいところでやはりExcelの方が優れている。

こういうの、体系立てて教わる機会がなかったからいろいろ知らない。

テキストデータ

の整形のお仕事をやることになり、何年ぶりかで Perl スクリプトを書いたり CPAN のモジュールを入れたり。正規表現の non-greedy なマッチのさせ方とか、完全に忘れている。

しかしこれ、今の時給で引き受けるべき仕事ではない気もする。

スケジュール管理を

Mac のスティッキーズ(付箋)に書いてやっていたが、もう少しちゃんとやらなきゃダメだろうと反省することがいろいろあったので、スケジューラーを探す。

で結局、google カレンダーになった。何のひねりもない結論。Mac と iOS で連携できて、UI が見やすいというところで。Mac と iOS のカレンダーも連携できるが、iOS 側のカレンダーアプリが unko すぎる。月カレンダーに線表が引けないのはいけん。

Kinoppy

仕事で電子書籍リーダーを使うが、基本的には Mac のブックアプリを使い、動作の比較用として紀伊國屋書店の Kinoppy や amazon の Kindle Previewer を使っている。

Mac 版の Kinoppy には以前からわりとウザめのバグがあり、試しに問い合わせ窓口に報告してみたら、「再現したので直す」という丁寧な返答があり、先日「直しました」というメールをいただいた。更新してみたらちゃんと修正されていた。

無料アプリのバグ対応は、やったとしても企業として大きな売上増につながるものでもなく、アプリ開発を外注している場合は改めて予算を組んで外注先に改修を発注することになるので、以前にいた会社ではバグ対応は常に後回しで、迅速に時間と人を割いて改修することはなかなかできなかった。こうしてちゃんと対応してくれる会社はえらい。これからはなるべく紀伊國屋書店で買い物します。

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