charan-po-rantan

PRFMとCPR

例によって原稿が進まないので逃避。

あ〜ちゃんが尾てい骨を骨折。Perfumeは8cmのヒールで歌い踊るというエクストリームなパフォーマンスを見せるグループであるにもかかわらず、長いキャリアの中で大きな怪我を一度もしていないが、これが初のメンバーの骨折らしい。本番や練習中の怪我ではなく、新幹線で座席の肘掛けにケツを強打したとのこと。どうかお大事に。

麻布台ヒルズ開業のCMにPerfume「無限未来」。

「Creative Director 菅野薫、Director 児玉裕一,Choreography Supervisor MIKIKO」あたり。さもありなん。この人たちが作る五輪開会式、見たかったな…(まだ言う人)

チャラン・ポ・ランタンの近年の軌跡が密着映像として公開された。いいドキュメンタリー。中国メーカーのOEMで自分ブランドのボタンアコーディオンを手頃な値段で販売。それをしたいがためにエイベックスから独立してインディーズになり、起業までしてしまった。つくづく、凄い姉妹。鍵盤式のアコーディオンが教材として学校の音楽室に一度に数十台入る、といったことはあるだろうけど、普通のコンシューマー相手の商売で、一度の受注でボタンアコーディオンが500台売れるって、演奏者人口を考えても異常だろう。

紆余曲折集会(チャラン・ポ・ランタン)

@Spotify O-EAST。久々に降りた渋谷駅が未来都市になっていて迷子に。ハチ公口に出たかったのに、気がついたら宮益坂の方にいた。何を言ってるのか分からねーと思うが(略)。

ライブハウスは本当に久しぶり。ドリンク代が600円になっていた。ワンコインで払えない。

客層は自分よりちょい下、30〜40代がメインという感じ。結構ばらばら。自分と同じように「蛇腹談義」以降にファンになった人も多そう。

これまで配信ライブは何回か視聴しているが、生音で聴けたのが最高だった。しかもバンドも楽器多めの特別編成。ももさんの、あの空気がビリビリ震えるような圧倒的な歌唱力と、磁力を持つかのような小春さんのアコーディオンの音が素晴らしい。これは本当に1個の楽器から出ている音なのか、と不思議になるほど、小春さんの演奏は場の空気を一変させて風景を作り出すような音がする。

ツアーがまだ続くので曲目は伏せるが、いろいろ凄かった。1曲だけ挙げるなら「みてるよ」かな。聴いた後にお祓いをしてもらわないと憑かれるくらいの曲。

林檎さん

今日明日と東京 2 days で、チケットリセールもあったのかもしれないが、結局忙しくて見送らざるを得ない。無念。

でも木曜に別のライブに行く。これは行くよ。

忙しくなることは分かっていたので連休中に少しでも処理しておくつもりだったが、なぜか連休だけが泡と消え、後に成果は残らず。おかしい。あ、でも取材は一つ消化したんだった。

奇跡の姉妹

チャラン・ポ・ランタンのドイツツアーのドキュメンタリー。結成の経緯の話や、バックバンドであるカンカンバルカン楽団のメンバー一人一人へのインタビュー。二人の母親で、スタイリストや舞台美術を務めるアキさんへのインタビューもあって超貴重。

結成当時の話は過去の動画でも触れられていて、併せて見ると面白い。

チャラン・ポ・ランタンは小春さんの構想を実現するためのユニットで、ある意味小春さんが独裁者。映画監督などと同じで、一流の芸術は究極的には独裁からしか生まれえないと俺も思う。小春さん自身は「絵を描くときと同じ感覚」「絵はみんなで描いたりしないじゃん」と説明している。

チャラン・ポ・ランタンの前に、小春さんは MINORITY ORCHESTRA というバンドを高校時代に組んでやっていた。インストバンドだったが、初めて歌詞付きの曲を作ったのをきっかけにして、妹のももさんをヴォーカルとしてバンドに入れた。入れたとほぼ同時に二人でチャランポを結成して、MINORITY ORCHESTRA は解散となった。バンドメンバーが大学に進学する年齢になってバンド活動の都合が付かなくなった、と「蛇腹談義」では説明していたが、実はももさんがバンドのフロントパーソンとして入ったことで、バンド内の人間関係が壊れてしまった、という切ない話を2013年のインタビューで語っている。ただし、ドラムのふーちんさんだけは今もカンカンバルカンのドラムとしてずっと続けている。

こういうのは会社でも、あるあるかもしれない。「ここは実質的にあの人の独裁制で回っている組織なのだ」と承知の上で入ったつもりでも、これ以上はもう付いていけないな、と思うときが来たりする。こういうのはどちらが悪いわけでもない。子供が成長とともに同じ服を着ていられなくなるのと同じように、人間関係にも更新のタイミングがある。

原稿の

直され方を見て、「うーむ、これでもまだ硬いと言われるのかぁ」と思ったり。小春さんが「素人なめんな」と言われたあれを思い出した。

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