• 1年以上ぶりくらいに、顔剃りをしてくれるフルスペックの床屋へ。感染者数がまた増えているが、行動制限はなくなったので、まあ一度行っておこうと。すっきりした。店長は変わっておらず、新しい理容師さんが数人いた。

  • にて、「はやぶさ2ミッションレポート」をまた久々に書きました。リュウグウ試料の初期分析結果が続々と出ているが、2022年後半に出た分析結果をまとめて掲載。リュウグウ試料の主成分はほぼ「黒い粘土」ということになりつつあるようだ。

    月刊 星ナビ 2023年 02月号 [雑誌]

    初期分析とは別に、リュウグウ試料を使った国際公募研究も始まっている。その一例として、JAEA 原子力研究所で行われているリュウグウ試料の元素分析の現場を取材させていただいた。原子炉から出る中性子線を試料に当てると原子核の中性子数が1増え、即発ガンマ線というのが出てくる。これを使って元素の定量分析をするという手法。原子炉の炉心から100mくらいまで近づいたのは人生で初。

    過去にいろいろな研究機関を訪れたが、JAEA はセキュリティがこれまでで一番厳しかった。入口には自動車爆弾などの突入を防ぐ鋼鉄のバリケードがあり、施設の正門や外観の撮影には厳しい制限があった。

  • 「2301xx」と打つと、ああもう2023年かよ、と月日の流れの速さに呆れる。もうすぐ21世紀も1/4が終わるじゃん。全然進歩してないな、人類。ウクライナで塹壕戦とかやってるし。第一次世界大戦か。

  • 年末に大掃除を何もしなかったので、窓の掃除など。断熱対策をやる前に綺麗にしておきたかったという理由もあり。窓の下側の縁が結露するので黒カビだらけ。カビキラーと竹串でこそぎ落としたが、完全に綺麗にはならない。

  • 昨年末に訃報に触れる。いつかそういう日が来るのだろうとは思っていたが、現在、藤井さんの後を継ぐ存在と言える人はいない気がする。

    『藤井旭の天体写真入門』、『全天星雲星団ガイドブック』、『星座ガイドブック春夏編/秋冬編』(藤井旭著、いずれも誠文堂新光社)

    「星空への招待」には世代的に間に合わなかったが、NHK教育の番組でチロ望遠鏡を見て、あんな大口径の望遠鏡をアマチュアが作れるのかと子供心に感動したのは覚えている。『星になったチロ』も愛読した。

    高校で地学部に入って天体観測や天体写真をやれるようになり、教科書にしたのが藤井さんのこれらの本。どれも本当にいい本だった。高校時代の蔵書は手放してしまったものも多いが、これらはとってあった。手放すべきでないと思った記憶がある。「ガイドブック」シリーズはデジタルカメラ時代の内容に刷新して復刊してほしいとずっと思っていた。

    A社に入って藤井さんの直筆原稿を見ることができたのと、『Newton』で「監修:藤井旭、執筆:私」という仕事をさせていただく機会に恵まれたのは一生の思い出。

    天国でもチロと一緒に星見を楽しんでください。

    ※ お名前を「ふじいあさひ」さんだと思っている人がたまにいるが、「あきら」さんです。