• 往年のディズニー映画に宮城方言でアフレコしたやつ。台詞の合い方が凄い。YouTubeのShortsで見た。元はTikTokでバズったらしい。

    作者さんのチャンネルで続きも公開されている。「oh! バンデス」とか宮城県民でないと分からないネタがちょこちょこあって笑った。懐かしすぎる。

    学生時代に仙台にいたが、当時でもここまで方言がきついのは自分たちより20〜30歳以上上の世代だけだったと思うので、ここまで喋れるネイティブスピーカーはもう少ないのかもしれない。当時自動車学校に通っていて、年配の教官に当たると言葉が分からなくて苦労したのを思い出す。

    「せんだいタウン情報」のwebサイトで作者の方が取材されている。せんだいタウン情報がまだ存在しているのが嬉しい。サークルの部室や寮の部屋にあって、みんな読んでいた。

  • 「物質中の電子のダイナミクスを調べるための光のアト秒パルスを生成する実験手法に対して」。素核宇宙ではなかった。

    https://www.nobelprize.org/prizes/physics/2023/summary/

    Bohr模型で考えると、水素原子を回る電子の軌道周期は 2 π * Bohr半径 / (α c) = h / α2 c2 me = 151 asec ということで、〜101-2アト秒の光を当てることができれば軌道電子も1周期未満の時間間隔で止めて「撮影」できる、みたいなことで、アト秒パルスというのが近年重要性を増していて、それを実現したのが今回のお三方らしい。

    東大もちょうどアト秒レーザーの研究機関を設立したところらしい。

    https://i-alfa.u-tokyo.ac.jp/

    3人のうち Krausz と L’Huillier は昨年のウルフ賞も獲っており、順当な受賞という感じ。

    https://wolffund.org.il/2022/02/08/ferenc-krausz/
    https://wolffund.org.il/2022/02/08/anne-lhuillier/
  • セルフレジ大好きっ子のワイががっかりするやつ。

    レシートに付いてくる割引券はまあしょうがないと思うが、陳列されている商品の値引処理って何でPOSシステム側だけで完結できないのだろうか。

    エコ割はフードロス削減のために賞味期限間近の食品を値引きする仕組みで、2021年に導入され、「値引シールのバーコードをスキャンするだけで処理できます!」というのが本部的には売りだったようだが、2年経ってもセルフレジには未対応。ダサい。21世紀に入ってもうすぐ四半世紀だぞ。私が思うファミマのクソなところ第2位がこれです。第1位はVISAタッチ決済のポイント還元率が低いことです。

  • 「COVID-19に対する効果的なmRNAワクチンの開発を可能にした、ヌクレオシド塩基修飾に関する発見」が受賞。本命の一つだが、受賞が早かった。

    https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2023/press-release/

    Karikó と Weissman の2人が受賞となったが、こういうのにありがちな話で、獲るとしたら誰までがもらえるのかで議論もあったようである。

    https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v18/n11/mRNAワクチン完成までの長く曲がりくねった道/109823

    mRNAワクチンの実現には大きく2つのハードルがあった。きわめて分解されやすいRNAをどうやって壊さずに体内まで運ぶかというのと、体にとって異物であるRNAをどうやって免疫系に拒絶反応を起こさせずに体内に届けるかという問題。前者については、脂質ナノ粒子という膜でくるんで入れてやると安定することが分かった。後者については、RNAの塩基の構造をちょっと変えて(メチル基を付けるとかそんなだった記憶)やると免疫系をだませることが分かった。今回の受賞は後者の業績に絞ってこの2人ということになったようだ。

    ヌクレオチドとヌクレオシドの違いがいまだによく分からない。生物学はいまだに高校時代の知識を脳の奥底から掘り起こして何とかいろいろやっている。

  • お問い合わせフォームには、「クリエイティブの素材・アイデア・提案は受け付けない」と書かれている。「当社が独自に製作した作品があなたのアイデアと同じだったときに誤解が生じるのを避けるため」とのこと。

    https://www.universalstudios.com/contact

    京アニ事件のように、作品を持ち込んでボツられた人間が、後から似た作品が出たのを見て「パクられた」と思い込む、という事例は洋の東西を問わず頻繁に起こるものなのだろう。俳句・短歌の世界などを見ても、素人の思い付きがいかに陳腐で凡庸かというのはよく分かる。現代の短歌は逆に差異化合戦みたいになっていて、奇をてらいすぎて何の感動も湧かないというのも多いが。

    なぜユニバーサルのお問い合わせフォームを見たかというと、『オッペンハイマー』を早く日本で公開しろやというメッセージを送ったから。みんなも送ろう。