おせぇ。せめて1年前くらいにこういう指針を出すべきだった。俺は以前から、屋外で自分の半径3m以内に人が10秒以上入らない状況では外している。息が苦しくなるし、顔が痒くなるからね。指針を出すなら距離と滞在時間で定量的に言う方がいい。
政府 マスク着用の考え方公表 屋外で会話ないなら着用必要なし | NHK
周りに人っ子一人いない屋外で、マスクしたまま歩いたり自転車に乗ったりジョギングしたりしている人が今も多い。
前にも書いたが、ウイルスの挙動についてスギ花粉と同じイメージを持ってしまっている人が多いのでは、という気がしている。感染力を持ったまま大気中を浮遊して何kmも移動すると思っているのではないか。そういうものではない。
2020年前半の段階では SARS-CoV-2 の挙動について分かっていなかったことも多いが、今はもう、いわゆる三密の空気に混ざる高濃度の飛沫は別として、屋外で誰かが放出した飛沫を5mとか10mとか離れた人が通りすがりにもらって感染する、みたいなケースは考えなくてよいとなっているはず。
通りすがりにやってくる飛沫の幻影を恐れるよりも、手洗い・手指消毒の頻度を上げることの方がはるかに重要だろう。数m先からふわふわ飛んできた飛沫をうまく吸い込んで感染を成立させるのは相当難しいが、物の表面に固定されたウイルスを自分の手指にもらって目・鼻・口の粘膜に運ぶというルートでの感染ははるかに容易なはず。