7/16(水)
市役所にて期日前投票。平日なのにものすごい行列だった。期日前投票所がここしかないとか、投票日が連休に重なっているとか、いくつか要因がありそうだが、いつもの期日前投票よりかなり多い気がする。
曇天だったが、しばらく運転しただけで軽い熱中症の気配。頭痛がした。
たまたま YouTube で、世界初の通信衛星「エコー」の記録映画を発見。
なんか見覚えのあるアンテナが出てきて、調べてみたらやはり、ペンジアスとウィルソンが宇宙マイクロ波背景放射を発見したベル研究所のホーンアンテナだった。このアンテナが本来の目的で使われているシーンを初めて見た。

「宇宙マイクロ波背景放射 (CMB)」は宇宙のあらゆる方向から今も到来しているマイクロ波で、ビッグバン直後の宇宙にあった3000Kの熱放射が宇宙膨張で3Kまで冷えたものである。1964年にベル研のペンジアスとウィルソンが衛星通信のノイズを研究していて偶然に発見し、1978年にノーベル物理学賞を受賞した。
元々エコー衛星との通信用に作られたアンテナを電波天文の観測に流用した、と確かに Wikipedia に書いてあった。

「エコー1」が打ち上げられたのは1960年で、これは通信衛星と言ってもマイクロ波を反射するただの風船だった。2年後の1962年には、トランスポンダーで受信電波を増幅・再送信する、普通の意味での通信衛星「テルスター1」が打ち上げられたので、ペンジアスとウィルソンが研究を始めた時点ではもうホーンアンテナは用済みだったのかもしれない。
二人がいろいろノイズ対策をしても受信電波からどうしてもノイズが消えず、アンテナの中にハトが巣を作っていたのでこいつのせいかも、と思ってハトを追い出して糞も掃除したけどやっぱりノイズは消えず、実はこのノイズこそが CMB だったというのは有名な話。