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もし時間つぶしが勿体無いと言われるのなら一体いつ自分を超える時間を持つというのでしょうか。
   — 横尾忠則

土曜

大学時代の同級生I君の紹介で、仙台の学生さんとzoomで面談。卒論の題材として、学生時代にとある経験をした人々に話を聞いているとのこと。

何となくネガティブな思い出しかないように思っていたが、改めて記憶を掘り起こすと、面白いこともそうでないこともいろいろあったな、と思い直した。

今回話したのは1992年の自分の様子についてだったが、当時は携帯電話がほぼ普及していなくて、実家には公衆電話で連絡をしていた。PCも、自分が買ったのは1993〜1994年頃なので当時は持っておらず、当然ネットサーフィンなどという習慣もない。テレビもラジオも、入手したのは確か1993年以降だったはず。家(部屋)で一体何をして過ごしていたんだろう、と不思議になる。本は読んでいたかもしれないが、読書ばかりしていた記憶はないし、勉強ばかりしていたはずもない。

友人はいたし、大学やサークルの部室にいる間は充実していたが、帰宅してから何をしていたのかが全く思い出せない。自室がくつろげる場所でなく、それを変だとも思わない、今思えばあんまり精神的に良くない状態だったのかも。

そういえば、自転車屋でもらった観月ありさのポスターを部屋に貼ってたな。なんかそれだけ覚えている。伝説の少女。キリンシャッセ。

Perfume (16)

今年も紅白さんに出場決定。ありがたいことである。

ここ数年、紅組の出場回数で言うと、石川さゆり (46)・坂本冬美 (35)・天童よしみ (28)・水森かおり (21) の次がPerfumeさん (16) という異常なポジションになっている。もはや非演歌勢の筆頭という。上も下も同期もたくさんいたはずなのだが、ふと気づくと紅組で他に10回台の人はいない。

2019年の紅白には10回台の紅組出場者として他に aiko (14)、AKB48 (12)、いきものがかり (11) もいたが、この年がどうやら時代の端境となったようで、いずれもこの年を最後に出場が途切れ、Perfumeだけが生き残った。これもコロナ禍の影響だろうか。あるいは、女性歌手・グループが一過性の「流行りもの」の地位を脱却して10年以上売れ続けるのは難しいということなのかもしれない。

もしくは、実はPerfumeは演歌なのかもしれない。ニッチで忠誠度の高いファン層に売れているという意味では演歌に似ている。あと、ゴシップはあったものの、好感度がダダ下がるような事件が一度もないという要因はまあある。

もし松田聖子が出ていれば、回数的には天童よしみと水森かおりの間に松田聖子が入るはずだが、2021年12月に神田沙也加さんのことがあってその年の出場を辞退し、以降出演なし。

今年、Perfumeのシングルは「Moon」と配信限定の「すみっコディスコ」しかないので、まあMoonを歌うのかなと思うが、大晦日はぴあアリーナMMでカウントダウンライブなので必然的に中継出演となり、また何かメドレーになるのかも。

個人的には、新しい学校のリーダーズ、あのちゃん、10-FEET、MAN WITH A MISSIONが楽しみ。

マイナンバーカードの証明書更新

作ってから5年経ち、電子証明書の更新時期に。数か月前に更新の通知書が国から届いていたが、机の上のスタックに積んだまま完全に忘れていた。

ふとしたきっかけで、あれ、確か今年が期限じゃなかったっけ、と今日思い出し、スマホでマイナポータルにアクセスしてみたら、確かに「もうすぐ電子証明書の期限が切れる」とのメッセージが出ていた。あれー、通知書なんか来てたっけ、とスタックを掘り起こして封筒を発見。物忘れがひどすぎる。

市役所で更新は無事に完了。次はまた5年後に、カード本体の更新期限が来る。

券面に電子証明書の更新期限を書く欄があり、マジックで書いていたのだが、これどうやって書き換えればいいんだ。愛用している「マイタック」をハサミで切って上から貼ったが、なんかオフィシャルな方法が用意されている気がする。

マイナンバーカード

マイナンバーカードに入っている電子証明書には2種類あるが、「署名用電子証明書」(俺名義で何か公的書類を作ったときに「俺が作った」ことを証明するやつ。確定申告とかで使う)の方は、住民票の基本4情報(氏名・住所・性別・生年月日)が変わると失効してしまうので、そのときは期限前でも電子証明書の更新が必要になる。転居で変わるというのは結構罠かも。

ついでに、自治体のがん検診無料受診券もスタックから出土した。これも今年中に忘れずに予約せねば。

埋蔵銭

前橋市総社町で出土。

盛り上がらないとか言われているが、まあ銭なので、そもそもこれを「埋蔵金」と呼ぶかという問題もある。

これは中世のものらしいので近世の通貨単位で考えるのは少し微妙だが、一応金と銭の交換レートで考えると、一両は江戸時代で銭四貫文(=4000枚)、天正の頃は一貫文とされていたらしいので、10万枚は天正のレートで考えても百貫文、つまり百両にすぎない。千両箱一箱分にも満たないわけなので、埋蔵金と言うにはしょっぱい。昔、糸井重里が掘っていた小栗上野介の徳川埋蔵金は400万両とされている。

10万枚は埋蔵銭としては多いが、1万枚規模の銭はわりとちょくちょく出土しており、2018年には蓮田市で大型の甕に入った銭が約20万枚出土している

出土した埋蔵文化財の所有権は、持ち主が分からないほど古いものは、基本的には都道府県帰属となるようである。土地の所有者の先祖が埋めたものであることが文献などから確実に言える、といった場合には土地の所有者に帰属する場合もあるらしい。

『星ナビ』2023年12月号

忘れていましたが、11月4日発売の『星ナビ』最新号で、NASAの小惑星探査機「オシリス・レックス」のカプセル帰還・開封についての記事を書きました。よろしければご覧ください。

「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの試料は5.4gだが、今回「OSIRIS-REx」が持ち帰った小惑星ベンヌの試料は推定で200g以上。これまでに70.3gを回収したが、試料の大半が入っている「採取ヘッド」が引っかかって開かず、まだ全量の回収には至っていない状況。

試料が地球大気で汚染されないように、開封作業は窒素ガスを満たしたグローブボックスの中で行われている。このグローブボックス内では大きな工具は使えないし、試料に熱や衝撃を与えて変質させるリスクも避けたいということで、開かないから電動カッターで切りましょうとかドリルで穴を開けましょうというわけにはいかないようだ。取り出し方法のメドが付くまで、採取ヘッドはいったん別の気密バッグに移されたとのこと。

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