• にて、読み物記事「小惑星衝突—そのとき何がおきるか—」を執筆いたしました。よろしければご覧ください。

    科学雑誌ニュートン最新号(2025年6月号) 「宇宙×数学」2025年6月号 | ニュートンプレス

    地球に衝突する確率が3%と話題になった2024 YR4の話をはじめ、衝突確率の計算方法や過去の衝突例、衝突天体から地球を守る「プラネタリーディフェンス」などについて解説しています。取材協力はこの分野の第一人者であるJAXA宇宙研の吉川真先生です。

    4月初旬にちょうどプラネタリーディフェンスの研究会が日本でおこなわれていたようで、吉川先生にはお忙しいところ丁寧に取材に応じていただきました。


    人類が天体衝突に具体的に備えるようになったのは1994年のシューメーカー・レヴィ第9彗星からだと言われる。分裂した彗星が木星に衝突し、でかい衝突痕が木星表面にいくつもできた。

    当時自分は大学3年で、天文サークルに入っていた。サークルの観測所が仙台の郊外にあり、仲間と観測所に行って望遠鏡で木星を見たら、大赤斑に匹敵するサイズの黒い痕が木星の北極付近にいくつもできていて、すげーな、と思ったのを覚えている。

    衝突痕は約5か月間見えていたとDon Machholtz氏は書いている。1年は続かなかったと自分も記憶している。

  • 歯の詰め物が何度か取れて以来、20年くらいガムは噛んでいなかったが、最近また噛み始めた。

    口唇期への固着があるのか、仕事をしているときにどうも何かを口に入れたくなる。喫煙の習慣はないので、深夜にお菓子などを食べながら書くことになる。そんな生活をしていたら、体重増がえらく気になってきた。肌の調子も悪くなり、良いことがない。

    シュガーレスガムであればほぼカロリー摂取にはならず、虫歯の心配もない。適度に顎関節の運動になる気もする。

    最近のボトルガムには捨て紙が付いていないことがある。毎回ティッシュ1枚に包んで捨てるのももったいない。なんか薄くて、ある程度の防水性があるような紙…と考えて、100円ショップで安いクッキングシートを一巻き買ってきた。これを数cm角に切ってガムの捨て紙にしてみたら、なかなかいい感じ。

    噛み始めた最初の数日は、うっかり舌や唇の内側を嚙んで傷を作ってしまうことが何度もあって、大変ショックだった。子どもの頃からガムを噛んでいてそんなへまをした経験は記憶にない。

    頻繁に口内を嚙んでしまう場合、「太ったせい」というのがありがちな理由の一つらしい。思い当たる節がありすぎる。

    しかし今日は一度も口内を嚙む失敗はしていない。勘が戻ってきたのかもしれない。在宅仕事だと人と話す機会も減るので、放っておくと顎や舌を使う能力も衰えるのかも。

    ちなみにこれは南天のほ座〜とも座にあるガム星雲(赤い円形の星雲)。Gumさんという人が発見したのでこの名が付いていて、嚙むガムとは無関係。古い超新星残骸で、視直径30度以上ある。

    Red Bloom above Cerro Tololo | NOIRLab

  • みたいな看板があって、ウォーキングで前を通るたびに気になっている。

    4月なのに夏日。暑い。

  • が発売されました。NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (JWST) で撮影された最新天体画像集であると同時に、現在の観測天文学の最新トピックスを紹介した本です。よろしければぜひ、ご覧ください。

    見たこともない宇宙 | 柏書房株式会社

    見たこともない宇宙

    • キャロライン ハーパー 著
    • 中野 太郎 訳
    • 定価 3,850円(本体 3,500円)
    • 刊行 2025/04/10
    • ISBN 9784760156054
    • 判型 B5変、ページ数 224
    • 柏書房

    原書が2024年発売なので内容が文字通り「最新」であるというのと、自分で言うのもあれだが、“天文学の経験者” がちゃんと訳した訳文になっているところが良いと思います。翻訳の過程で見つけた原著の誤記なども直させていただいています。

    あと、(柏書房さんの本はどれもそうですが、)装幀やレイアウト、手触り、インクの匂いなどの質感が非常に良い本です。電子版は今のところないですが、ぜひ紙でお求めいただきたく。

    電子辞書を引いたら、「拙訳」という言葉は広辞苑にしかなく、明鏡や新明解にはなかった。まあいい。

    最終章「将来のミッション」ではNASAに限らず、日本・欧州・中国・インドなどの宇宙探査計画についてかなり網羅的に触れているが、そこでも紹介されている重要ミッションのいくつかをトランプ政権が中止にしようとしているようで、大変に残念。

    特に、ナンシー・グレース・ローマン望遠鏡が今さら中止になるのはちょっと。

    1969年、「粒子加速器は我が国を守る役に立つのか?」と議会で問われたフェルミ研究所のロバート・ウィルソン初代所長は、「国を守る役には立たないが、米国を『守るだけの価値のある国』にすることには役立つ」と答えたという有名な話がある。

    科学とか芸術とか、今日明日のご飯に関係のない分野にふんだんに金をかけられるだけの余裕と見識を持つ米国こそが Great America なんじゃないのと思うのだが、MAGAな人たちの言う Great America はそれとはだいぶ違うものらしい。MAGAな人たちが何かをやればやるほど、米国の偉大さが毀損されていくように自分には見える。

  • 柚子に春芽が芽吹いてきた。

    ただ、花芽(蕾)のようなものは今のところ見えない。一度も花を咲かせたことがない木なので、そもそも自分も花芽の現物を見たことがないのだが、なんか白くて丸い蕾らしい。今年も花は付かないかも。

    こないだ見かけた夜の飛行機雲。

    オリオン座とアルデバランが写った。飛行機雲の上にある一番明るい星は木星。