• そういえば年末年始に macOS を Sonoma 14.7.2 から Sequoia 15.2 にアップグレードした。iPhone を Mac から操作できる「iPhone ミラーリング」が何かに使えそう。Mac は OS が上がっても UI を変にいじらないのがありがたい。

    メールに DKIM 署名が付くように設定した。

    Time Machine に使っている HDD が満杯でバックアップに失敗するようになった。満杯になると古いバックアップから自動で消してくれるという触れ込みのはずだが、HDD が埋まってくるたびに、空き容量不足で失敗するエラーを見ている気がする。手動で古いのを消そうとしても、ファイルの権限の問題か「一部のファイルがロックされている」とかで消せない。また新しいエッチデーデーを買うか。

    郵便局でブルーインパルスのカレンダーが売られていた。今年のカレンダーを何か買わねばと思っていたところだったので購入。狭山の印刷会社が制作しているもので、amazon では売り切れになっている。地元でしか買えない貴重なものかも。

    もちろん Perfume カレンダーも購入済みだが、あれは数字が大きくないので実用には向かない。ポスターとして飾る。

    難しい手紙を出すにあたり、推敲に時間がかかってしまい、仕事が進まない。手を付けるんじゃなかった。

    1/6(月)の記録。薬がなくなったので受診して処方してもらう。悪化していないが良くもなっていないと言ったら、またあの超苦い錠剤を処方された。メプチンも我慢しないで積極的に使ってください、とのこと。

  • 12月26日発売の同号にて、写真記事「レオナルド—万能人の実像」を執筆いたしました。よろしければご覧ください。

    科学雑誌ニュートン最新号(2025年2月号) 「量子力学100年」 | ニュートンプレス

    有名なヘリコプターの素描や人体比例図など、レオナルド・ダ・ヴィンチが遺した、いわゆる「レオナルドの手稿」を紹介しています。

    レオナルドは絵画だけでなく、今でいう理学や工学を含むいろんな対象に興味を持ち、メモやスケッチを描きながら猛烈に考え、そしてすぐに飽きる(故に完成した仕事がきわめて少ない)という人だったらしい。風貌もイケメンで、何をやらせても一流で、何を聞いても分かりやすく説明してくれて完全に納得させられるが、しばらく経つと自分が何を納得したのか分からないことに気づく、という、ちょっと天才詐欺師みたいな人物でもあったようだ。

    特集の「量子力学100年」も読み応えがあっておすすめ。記事中で使われる肖像画のタッチがちょっと変わりましたね。

    以前に担当した記事で、前提知識として量子力学についてざっくり書く必要があったときに、監修の先生から「古い」「粒子と波の二重性とか、今どきそんな話をするのはもうやめろ」というようなことを言われて、少しトラウマになったことがある。近年、量子情報や量子測定に造詣の深い研究者によって、量子力学の歴史をなぞる形ではなく、いきなり状態ベクトルとかベルの定理から始まる「現代的な」量子力学の教科書(「堀田量子」「清水本」など)が複数刊行され、そういうトレンドがあるようである。

    考えてみれば、いま天文学を教えるときにいちいち天動説や周転円・エカントなどを説明することは(天文学の講義でない限り)ないわけで、毎回わざわざ迷走の歴史をなぞって話をする必要はないでしょ、いまの現場で道具として使われている形の量子論を紹介すればいいじゃない、というのはよく分かる。今回の Newton の記事は「史」の話なのであれはあれでよいと思うが、普通に量子論を説明するときには新しいやり方を考えなければならないのかもしれない。

    量子もつれの話も、局所実在論の否定という真に深遠でぞっとする話まで、ポピュラーサイエンスとして一度ちゃんと紹介したい気はしている。(俺がそれを完全に理解しているとは言っていない)

  • 1/3(金)

    元日は早朝に横浜から帰り、ずっと寝。2日に妹一家が来て寿司を食べに行く。3日に彼らと地元の神社に初詣。

    おみくじは小吉だった。

    仕事・交渉・取引
    手を広げすぎてはいないか。力が回りかねる気配がある。何事も早めのタイミングで処理するとよい。
    愛情・縁談・恋愛
    愛は熟した。そろそろ翳りがみえてくる気配がある。派手なふるまいはさけよ。縁談は見掛け倒しに注意。
    健康・病気・療養
    精神的に幾分疲れがでてくる時。余計な事には手をだすな。病気は高熱の場合は急変しやすいので注意。
    学業・技芸・試験
    実力は十分ある。自信に満ちている。この状態をうまく持続していけば大丈夫。そのための努力が要る。

    いちいち思い当たる節がある。仕事は引き受けすぎず、早めに。「愛は熟した」のかどうかは分からないが、とりあえず、見掛け倒しには気を付けよう。

    神社の裏手に摂社があって大砲の弾があるんだよと言って案内したら、こんなのがあるとは知らなかったと皆驚いていた。日清・日露戦争でぶんどった砲弾だったりして、わりと全国の神社にある。

    2024年は、長年にわたる個人的な懸案がわりといくつも片付いた年だった。仕事でも人間関係でも、後から思い返して、ある種の画期となる年だったと思う。大彗星も見られたし、満足度の高い一年だった。

    主に生活のために、もう少し仕事をたくさんこなして稼ぎたいと思っていたが、自分の処理能力の限界も分かってきて、これ以上の大幅な改善は無理そう。こぢんまりやっていくのが性に合っているかもしれない。

  • 12/31(火)

    @横浜ぴあアリーナMM。午前中に年賀状を投函して後顧の憂いを断ち、万全の体制で出発。

    みなとみらい駅に夕方に着いて早めに夕食。大晦日のMM21地区はどこも開いていないというのを昨年末に思い知ったが、駅と連結している Mark Is というビルにレストラン街を発見したので今年はここで食えた。

    会場に移動してスクラッチくじを引く行列に並ぶ。いつもめんどくさいのでこういうのは買わないのだが、今日は開演22:30なので時間つぶしに並んでみた。1時間半ほど並んで2枚購入し、A賞の限定柄タオルと年末特別賞の年賀状が当たった。素晴らしい。

    昨年末のカウントダウンで知り合った大阪のMさんと再会。MさんはVIPチケットだったため、すでに物販なども購入済みとのこと。自分も物販の列に1時間並び、Tシャツを購入。最近はもう必要最低限のものしか買わない。

    21:30頃入場。スタンド3階だったが、ステージのほぼ正面で2列目だったので見やすかった。ぴあアリーナは安全上の理由でスタンドの最前列は立ってはいけないらしい。おかげで自分も座って鑑賞できた。

    公演の概要はナタリーに記事あり。4月まで公演が続くのでまだネタバレ禁止。

    P.T.A.限定公演ということで、選曲も濃いめ。前半がアルバム「ネビュラロマンス前篇」の世界を再現する内容で、後半はいつものライブの形式。Perfume 史上初の舞台装置があったりして、特に前半の世界観の作り込みが凄い。

    恒例の「P.T.A.のコーナー」をやって新年カウントダウンという段取りだったが、MCで喋りすぎたとかで、コーナーが5分ないくらいの短さだった。笑

    MCでは紅白に出なかったことについて明示的には触れなかったものの、「これまですべてのことを悩みに悩んで自分たちで決めてきたので、どうか私たちを信じて受け入れて欲しい」というようなことをあ〜ちゃんが言っていた。やはり今年はこのライブの作り込みを優先して自発的に辞退したのかな、という印象。

    最後、いつも飄々としているのっちが半分嗚咽しながら一生懸命話をしていたのが意外だった。2024年はなかなかモチベーションを維持して仕事ができないことがあって苦しかったが、2023年末のカウントダウンライブのことを思い出して乗り切ったと。あの日の思い出が「御守り」のようなものだった、と語っていた。

    終演後、昨年と同じく桜木町駅まで歩く。昨年と同じく外国人だらけで駅が入場規制。よく分からんけど、カウントダウンのために都内のそこかしこに外国人が集まってお祭り騒ぎをするものらしい。

    京浜東北線・根岸線の上りと山手線は終夜運転しているので、品川経由で新宿に移動して、またエジンバラで始発待ち。

    ほぼ無人の新宿駅南口

    大晦日のエジンバラは必ず禁煙席待ちの行列ができているが、「禁煙席希望だけど喫煙席でもいいです」とウェイターさんに言うと空いている喫煙席に通してくれて、禁煙席が空き次第、優先して席を移してくれる。少しの間だけ煙を我慢できるなら、「…だけど喫煙席でもいいです」の宣言を最初にしておくことが重要。

    エジンバラは3時間ごとに追加注文が必要。長居するときにはブレンドよりもカフェオレを頼む方がよい。カフェオレの方が100円高いが、量が3倍以上ある。そしてピザトーストも頼むべき。

  • 12/28(土)

    @南インド・ビストロひつじや(神田)。hoiさん、shioさん、Muraさん、自分の4名。羊肉メイン。さほど混んでいないわりにどれも美味しくて良い店だった。終始咳き込んでいてすみません。

    忘れていたが、自分は昨年はお休みしたらしい。皆さんそれぞれお元気の様子。

    サンマルクカフェで茶を喫す。場所のせいか、自分たちと同じくらいのおっさんおばさんが多かった。

    今日の和製英語。絵があるのでまあ分かるんだろうけど、コンセントは concent ではなく outlet。OKよりは “Outlet available” とかの方がよい気もする。

    リーダーズ英和辞典で concent を引くと、「《古》(声や音の)一致、調和」という意味しか出てこない。

    明治末期〜大正ごろのコンセントは今のACアダプターの端子のような「棒と円筒」形の電極になっていて、”concentric plug”(同心プラグ)と呼ばれていた。日本語の「コンセント」はこれに由来するようである。現物の写真を見るとなるほどと思う。

    Q.003 「コンセント」は何語?

    A.003

    日本語です。

    昭和29~30年頃の日配工の資料に 初代会長 神保達 氏が以下の文章を記載されています。

    米国製品は主にブライアント、GE,ウエスチングハウスのものが多く、欧州から輸入されたコンセントに、中心に棒状の1極があってその周囲にリング状の1極を備え、極がコンセントリックに出来ているものがあり、筆者も見て知っております。我が国でアウトレットのことをコンセントと名付けた語源は、この器具の構造から出たとか聞いております。
    注)コンセントリック(CONCENTRIC)は同心円の意。

    英国 ロンドンにある自然史博物館には1900年ごろ英国で使用されていた、同心円状のコンセントが展示されており、このようなコンセントを神保達 氏はご覧になったと推察します。アメリカではReceptacle(レセプタクル)、英国ではSocket-Outlet(ソケット アウトレット) と言います。

    医療で使う「インフォームド・コンセント」は informed consent で、c ではなく s である(consent:承諾、同意)。これは’80-’90年頃に輸入された概念で、日本語と英語でずれはあまりない。元は医療倫理で出てきた言葉だが、メディア研究や社会科学実験など、広く「被験者」が存在する分野でも使われるらしい。

    outlet がコンセントの意味になっているのは、「何かが出てくる場所」というのが outlet の核心的意味だからだろう。電流が出てくる所なので outlet。河口も川の水が海に向かって出てくる所なので outlet。感情の「捌け口」も outlet。outlet store は本来小売をしないはずのメーカーから直接商品が出てくる店だからそう呼ばれるのであろう。スタディサプリの関正生先生が言いそうな説明。