• 特別なシリアルナンバーが当たる抽選に申し込み。0826とかそういうやつだろう。

    https://www.perfume-web.jp/news/detail.php?id=3900

    おそらくセイコーのカスタム腕時計を発注できるサービスを利用したもので、下記サイトの「SE-6W」がベースモデルと思われる。

    https://original.seiko-watch.co.jp/model-design/model/

    夜光なしの太いドーフィンハンドとバーインデックスという、1960年代の王道セイコースタイルを踏襲したデザインなのが個人的には大変好き。飽きが来ないのでこういうのが結局一番いい。

    唯一残念なのはクオーツであることだが、機械式だとベースモデルのデザインがいまいちなので、これでいいのかも。

  • 今までは深く考えず、わー、WordPressは何でもプラグインになってて便利だね、と思ってgoogleアナリティクスも「MonsterInsights」というプラグインに任せていたのだが、これを使うと我がページをロードするたびに、uBlock Originが50も60も何かをブロックするようになって煩わしい。doubleclick.net とかにたくさんアクセスしている。うーむ。不健康。

    ということで、MonsterInsightsは削除して、googleアナリティクスのコードスニペットをheader.phpに手で貼るという素朴な方法に変えた。

    そういえば、blogのURLも 4bungi.jp/xxxx になっていたのを 4bungi.jp/blog/xxxx に変えた。これまでにリンクしてくれた所は切れてしまうが、まあそんなにいないだろう。

  • NHKの報道などしかなく、調査をしているScanPyramidsプロジェクトからプレスリリースがまだ出ていないが、ScanPyramidsの運営にたずさわっているHIP.instituteから新しい動画が出ていて、状況を把握できた。

    大ピラミッドの未知の空間は2つあるらしいことが分かっていた。ScanPyramidsのリリースから、これまでのおおよその時系列は以下の通り。

    • 2015/11:サーモグラフィーで、北面にあるピラミッドの「正規の入口」(ふさがっている)の切妻構造周辺で温度分布の異常を発見(HIP.i、カイロ大)
    • 2016/10:ミューオグラフィーで「正規の入口」の裏側に回廊状の細長い未知の空間があると結論。名古屋大チームは下降通路にミュオン検出乾板を置いて透視。フランス・代替エネルギー・原子力委員会 (CEA) のチームは大ピラミッドの北辺・東辺にミュオンガス検出装置を設置して外から透視。KEKのチームは「王妃の間」にミュオン電子シンチレーターを設置して透視。3チームとも、「正規の入口」裏の空間が原因とみられるミュオンの超過を検出。超過は5σ以上。この空間は「SP-NFC (ScanPyramids North-Face Corridor)」と命名された。
    • 2017/11:ミューオグラフィーにより、大回廊上部にも長さ30m以上の巨大空間があると結論。王妃の間に置いた名古屋大の乾板とKEKのシンチレーター、ピラミッド外からのCEAのガス検出装置でいずれも検出された。この空間は「SP-BV (ScanPyramids Big Void)」と命名された。

    ここまでの話は広く公表されていたが、その後、2019〜2020年にかけて、名古屋大とCEAがミュオンを使った追加調査を下降通路で行い、SP-NFCの正確な位置・サイズを推定した。2020〜2022年にかけてはカイロ大・ミュンヘン工科大のチームが切妻構造の表面から地中レーダーと超音波探傷装置を使ってSP-NFCを調査した。

    今回、このレーダーや超音波の調査によって切妻構造の石材の下部に小さな開口部が発見され、φ5mmという内視鏡を入れてSP-NFC内部の撮影に成功したということらしい。カイロ大・ミュンヘン工科大チームの論文では「小口径のボーリング孔を開けることを提案する予定」とabstractに書かれているが、開口部を発見したことでボーリングしなくて済んだのかというところまではちょっとよく分からない。内視鏡の映像を見ると、空間に到達する手前は人工的に開けた穴を通っているようにも見える。

    約200年ぶりに新たな空間が見つかったことも凄いが、ミューオグラフィーの信頼性がこれで確認されたことは相当大きな成果だといえる。名古屋大チームが論文を出したとき、考古学界では「なんも知らん物理屋が荒唐無稽なことを言ってやがる」的な反応もかなりあったようだが、SP-NFCが実際に存在したことで、大回廊に匹敵する長さ30m以上というSP-BVの方も存在の可能性が一気に高まってきた。

    SP-BVは部屋というには大きすぎるので、未盗掘の財宝やミイラが眠る部屋というよりは、重量軽減のための機構と考えるのが自然かもしれない。ともあれ、そっちも中を見てみたいに決まっている。SP-BVの今後の調査にも大いに期待。

  • 久しぶりにマックに入り、初めて紙ストローを体験した。熱が伝わらないので、冷たいものを飲んでも口が紙ストローのぬるい感触のままなのがなんだか変。そのうち慣れるだろうか。

    今日食べたビッグマックとジュースの包装の中では、ジュースの蓋だけがまだプラスチック。ここが脱プラの最後の壁か。もう紙パックジュースでもいいけど。

    ファミマではコンビニコーヒーを蓋不要の「完全紙カップ」にする実験が始まるらしい。

    https://webtan.impress.co.jp/n/2023/02/08/44275

    そこはかとなく漂う検尿感。

  • 記者説明会に参加。例の半導体スイッチが開になった原因は地上設備からのノイズということで、対策できたとのこと。安心した。厄介そうな現象だったがよく突き止められたなと。ロケットエンジニアはやはり凄い。

    https://www.jaxa.jp/press/2023/03/20230303-2_j.html

    細かく言うと、ロケットはX(離昇)-170秒で電源が内部電池に切り替わるのだが、それ以降でも万一のときにいつでも停止できるよう、地上設備とアンビリカルで接続されていて、給電と通信の線が電気的につながっている。X-6.3秒で第1段エンジンに着火して推力が規定通りに立ち上がると「打ち上げ条件成立」となり、ここでアンビリカルの電気的接続が遮断される。今回の問題は、この遮断の際に複数ある電源線・通信線を一斉にオフするシーケンスになっていたため、過渡現象によるノイズが複数の線で同時に発生し、これが第1段制御機器に入り込んでFPGAを誤作動させ、内部電池とエンジンコントローラをつなぐスイッチを開にしてしまったという現象だった。

    よって、アンビリカルの複数の配線を一斉ではなく時間差を付けて遮断するようにして、過渡現象によるノイズが重なり合わないようにする対策がとられた。

    過渡現象の身近な例は、家電製品の電源をオンにしたままでプラグを抜くと火花が飛ぶというあれ。回路の中にあるコイル(インダクタンス)は磁場の変化率に比例する逆起電力を発生させるという電磁誘導の法則により、いきなり電流をカットすると大きな逆起電力が生じる。

    打ち上げウィンドウは3/6(月)10:37:55-10:44:15 JST。天気予報が曇りっぽいが、無事に上がって欲しい。日本の宇宙開発の次の20年を担う基幹ロケットだし、まあ上がるでしょ、という気持ちと、試験機1号機なのでこれからもしばらくはいろんなことが起こりうるし、あんまり一喜一憂してもしょうがない、冷静に長い目で見守りましょうという気持ち。

    共同通信の例の人は今日もいなかった。JAXA関係にはもう来ないのかな。