物に埃が付くことを「ほこる」という動詞で表す人が以前の職場にいた。「レンズがほこってたらこれ(ブロアー)で掃除して」とか。高知出身の方だったが、あれは高知周辺の方言だろうか。
自分の部屋は布団を敷いて寝起きをしているせいか、室内に置いている物品が今日も盛大にほこっている。西日が射す時刻になると埃が目立つ。
初の民間機による月着陸はならず。残念。
現時点で得られているデータに基づくと、東京日本橋のミッションコントロールセンター(地上管制室)にて、着陸シーケンスの終盤、ランダーの姿勢が月面に対して垂直状態になったことを確認しておりますが、着陸予定時刻を過ぎても着陸を示すデータの確認にはいたりませんでした。その後ランダーの推進燃料の推定残量が無くなったこと、及び、急速な降下速度の上昇がデータ上確認されており、最終的にテレメトリの取得ができない状態となりました。これらの状況から、当社のランダーは最終的に月面へハードランディングした可能性が高いと考えております。なお、これらの状況が発生した要因については、現時点ではこれまでに取得されたテレメトリの詳細な解析を実施している状況であり、解析が完了次第ご報告いたします。
最後の降下段階で高度のテレメトリがゼロになった後も接地の検出がなく、降下のための逆噴射を続けた結果、推薬が尽きてその直後に降下速度の急上昇(=たぶん自由落下)を見せた後で通信途絶。高度はレーザー距離計で得ていて、現実の高度となぜ食い違ったのかは調査中とのこと。
月は大気がないのでパラシュートを使えず、軟着陸するには逆噴射しかない。最終降下の局面に限れば、パラが使える火星より難しいと思う。
月ではNASAのLROが今も周回観測をしているので、着陸予定地点を撮影した画像がそのうち出てくるだろう。LROは1周2時間の極軌道で、月の自転に合わせて撮影経度がずれていき14日で全球を撮影できる。1周ごとに約1度ずつシフトという感じか。
HAKUTO-Rを運用するispaceは元々、Google Lunar X PRIZEという民間月着陸機レースのファイナリスト5チームの一つ。「月に軟着陸→500m移動→画像・動画を地球に送信」というミッションの達成を競うレースだったが、5チームとも〆切までに実現できず、2018年にコンテストは終了した。その後の各チームの状況は以下。
5チームのうち、SpaceIL(イスラエル)の Beresheet は2019年にFalcon 9で打ち上げられ、月周回軌道投入まで成功したが、軟着陸には失敗して時速500kmで硬着陸→破壊。生きたクマムシを積んでいて、「月面が地球生物に汚染された」と話題になったやつ。一応、月は石と砂ばかりでアストロバイオロジー的に貴重な環境はなく、宇宙風化も厳しくて生物はあまり生存できないと考えられるため、惑星防護の面でこのクマムシはさほど問題にはなっていない。
月まで行った2チーム目が今回の ispace/HAKUTO-R で、残り3チームはロケットの契約がキャンセルされたりして、打ち上げまでこぎ着けているチームはないっぽい。
感染症法におけるCOVID-19の類型が第5類に移行することに伴い、現在在宅勤務になっている私のバイト先も全員出社体制に戻すとの連絡が来た。
ただ、一部在宅者がいる前提で職場がレイアウトされているので、俺の分の座席もロッカーもないはずなんだよな。前に一度行ったときも、仮の机で作業して、えらい狭かった。どうすんだろ。
先日の接近を窓から撮る。手持ちで何とか。
X-T10の液晶の黄ばみがひどくて色が分からない。交換したいが、X-T10は修理対応期間が終わっていた。
https://fujifilm-x.com/ja-jp/support/repair/estimate/
すぐに買い替える余裕もないが、替えるなら次はOM-5あたりが気になっている。しかしM4/3なのに、APS-CのX-T10よりボディのサイズが大きいのが意外。銀塩の時代から、OMシリーズは軍艦部や全体の形のバランスが結構好き。
何かの業者さんなどがうちに来るときに、間違えて1本隣の道に入って迷うことがずっと前から起きており、「いや、カーナビで検索したら向こう(1本隣の道)の方の家が出たんですが」みたいなことをよく言われていた。
コンビニの複合機でゼンリンの住宅地図をプリントアウトできるので、改めてうち周辺の地図を買ってみたところ、確かにうちと同じ番地の家が1本隣の道にもある。
該当の家は数か月前に取り壊され、表札などを確認できない。この地区では住居表示は施行されていないので、登記簿の地番が住所ということになる。現在は登記簿謄本や公図をネットで閲覧・保存できるので確認した。1件300円くらい。(せっかくのwebサービスなのに、公図は平日しか閲覧できないとか変な制限がある。意味不明)
公図を確認すると、この家の地番(100-37 ※仮です)はうち(100-30)とは別であった。やはり登記上では地番の重複などはなく、ゼンリンが間違えただけのようだ。彼らは調査員が目視で番地を拾って書いているだけだろうから、こういうこともあるのだろう。
この辺は家が建った時期がばらばらなので地番がソートされていないという事情もある。うちと問題の家はかなり離れているが、うちの地番の次の番号(100-31)が問題の家の1軒隣、次の次の番号(100-32)が2軒隣の家に付いている。そこから遡って、問題の家はきっと「100-30」なのだろうとゼンリンの調査員が思い込んで記録してしまったのかもしれない。ゼンリンに誤記訂正の依頼を出しておいた。
https://www.zenrin.co.jp/product/support/contact_map_notation/index.html?g=53