• 買い物の代金を支払うときに小銭入れの中を見たらギザ10が目に入り、おおギザじゃんと思って年号を見たら「昭和三十三年」という文字がちらっと見え、「あれ、昭和33年って珍しいんじゃなかったっけ? いや、まさかね…」と思ってひとまずそれはよけて普通の10円玉で支払いをした。

    帰宅して調べたら、やはりギザ10では昭和33年が最も発行枚数が少ない。約2,500万枚。

    集めた経験がある人はご存じの通り、ギザ10で一番多いのは昭和29年。29年は5億2,090万枚なので、33年のやつはその約20分の1しかない。しかし体感ではもっともっと少ない気がする。自分も子供の頃集めていて数百枚持っていたと思うが、33年は一枚も見た記憶がなく、今回が人生初の邂逅である。

    コイン商で買うと1枚300円くらいするらしい。

    何かよいことがありますように。仕事が終わりますように。

  • にて、写真&解説記事「古代エジプト3000年の謎」を書きました。よろしければご覧ください。

    科学雑誌ニュートン最新号(2025年3月号) 「AI科学革命」 | ニュートンプレス

    1/25(土)〜4/6(日)の日程で六本木ヒルズの「森アーツセンターギャラリー」で行われている「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」の展示物を紹介しています。

    展覧会の主催社の一つが朝日新聞社で、Newtonが朝日新聞グループになったこともあってこの記事が載ることになったのだと思われる。展覧会の監修は名古屋大学の河江肖剰先生で、今回の記事も監修していただいた。河江先生グループの最新研究も記事中で紹介させていただいた。

    大ピラミッドを造ったクフ王の像というのはこれまでに手のひらサイズくらいのやつが1個くらいしか出土していないのだが、この展覧会ではクフの彫像の一部かもしれないとされている《王の頭部》など、かなり貴重な遺物が来ている。古王国時代からプトレマイオス朝までまんべんなく遺物が展示されているそうなので、超おすすめ。

    河江先生のYouTubeチャンネルでも展覧会の紹介がされている。

    最近、美術館・博物館に全然行けていないので、これは絶対に行こう。4月までにはさすがに体調も良くなるだろう。

  • 今年のお題は「夢」。

    何度も書いているが、今の皇族でダントツで和歌が上手いのは上皇后美智子さま。残念ながら令和以降は上皇ともども歌会始の儀にはお出にならなくなったので、最新の歌を目にする機会がない。のだが、未発表作の歌集『ゆふすげ』が先週岩波書店から出たらしい。買う。

    多くの皇族が詠む歌は、よくいえば素直、悪くいえば凡庸で、ただの出来事の説明みたいなのが多くて面白みがないのだが、いま歌会始にお出になる皇族の中だと高円宮家の承子さまが図抜けて上手いと思う。

      承子女王殿下

    『夢の国のちびっこバク』も三十年(みそとせ)をわが夢食(は)みつつおとなになりしか

    承子女王殿下には、憲仁親王妃久子殿下がお書きになった絵本「夢の国のちびっこバク」の主人公で怖い夢を食べてくれるバックンを連想され、大きくなったであろうバックンについてのお歌をお詠みになりました。

    独創的で、ちゃんと文学になっている。お題の「夢」も2回も織り込んでいる。承子さんのことをギャルとかロイヤルビッチと言う人もいるが、歌を見ると相当頭の良い人なのではないか。

    承子さまは鳥や鳥の声を詠む歌が多い。母の高円宮妃久子さまがガチのバードウォッチャーなのでその影響なのだろうか。明治神宮の森で鳥の声を聞いたという歌を何度も詠んでいる。同じモチーフで何度も何度も作る人は芸術家である。モネの睡蓮とか、向井秀徳の「くりかえされる諸行無常 よみがえる性的衝動」みたいなもの。

      承子女王殿下

    突然に和鳴(わめい)にぎやか秋空を烏もどりて⼣暮れを知る

    時折、お訪ねになる神社の杜にカラスが戻ってくると、十五分程度で辺りが暗くなる様子が、正確な日暮れの時報のようだとお感じになりお詠みになったお歌です。

    令和6年「和」

      承子女王殿下

    鳥たちの声に重なる原宿の人の気配と日暮の合図

    都心とは思えないほどの自然に囲まれた明治神宮の森で、鳥の声に重なって、時折かすかに聞こえる山手線の発車音や原宿のにぎわいの音がとても心地よく、ふと気が付くと閉門時刻を知らせる日暮れの放送が流れていました。そのような情景を詠まれたものです。

    平成28年「人」

    平成27年はお題が「本」なのに、book のことではなく「日本」にしてまで、鳥の鳴き声のことを詠んでいる。題詠でよくあるテクニックではあるが、よっぽど鳥好きなんだなと思う。

      承子女王殿下

    霧立ちて紅葉の燃ゆる大池に鳥の音響く日本の秋は

    秋、大雨が上がって犬の散歩に出ると、大池に立ち上る真っ白な霧と深紅の紅葉とのコントラストがとても美しく、また静けさの中に響く鳥の羽音や声が大変印象的で、この歌をお詠みになりました。

    平成27年「本」

      承子女王殿下

    静けさをやぶる神社の鳥の声日の落ちてよりいづる三日月

    神社で、急ににぎやかになった鳥の声に気付かれると、いつの間にか日が暮れていて、空にきれいな三日月が出ていた様子を詠まれたものです。

    平成26年「静」

    平成24年はカワセミを詠んでいる。紅葉の赤とカワセミの青という鮮やかな色彩の対比に感動したことが伝わってくる。こういうビジュアルな歌をちゃんと詠める人は皇族にはあまりいない。

      承子女王殿下

    紅葉の美(は)しき赤坂の菖蒲池岸辺に輝く翡翠(かわせみ)の青

    紅葉で真っ赤になっている、赤坂御用地内にある菖蒲池の岸にとまっていた翡翠をご覧になり、その姿がとても印象的に感じられたことを詠まれたものです。

    平成24年「岸」

    「赤坂の」は普通に考えれば要らない情報で、「菖蒲池」またはただの「池」だけでもいいはずだが、上の句の「赤」のイメージを強調したかったのかもしれない。

    鳥ではないが、雪道の犬の足跡のことを詠んだ歌も個人的に好き。

      承子女王殿下

    朝光(あさかげ)にかがやく御苑(みその)の雪景色一人と一匹足跡つづく

    大雪の翌朝、愛犬と散歩に出られたときの情景を詠まれたものです。

    平成31年「光」
  • 咳はまあまあ治まってきたが、まだ夕方〜夜間がきつい。なぜ時間帯に依存するのか謎。気温に関係しているなら朝もひどくなりそうなものだが、朝はわりと平気。自律神経の活動サイクルによるのだろうか。

    吸入薬も使うが、軽いときには「龍角散ののどすっきり飴」のすーすー感が気管支をわりと楽にしてくれるので、ものすごい勢いで消費している。この飴の購入にも健康保険が適用されてほしい。

    2013年に 2ch に書き込まれた黒柳徹子の引用。tumblr でよく reblog されている。裏取りできないので本当に彼女の発言かどうかは分からないが。

    80 名前:可愛い奥様[] 投稿日:2013/06/20(木) 16:19:25.96 ID:AzPURp9d0
    水谷豊の娘が芸能界デビューした事について、
    黒柳徹子が
    「有名人の娘として、デビューする事の何が良いかって言うと、
    (七光りで)良い役を貰うとかそういう事じゃないの。
    プロデューサーにどこかに連れていかれそうになったり、
    配役の代わりにどうだって、そういう怖い目に合わないでしょ」

    続・妄想的日常 有名人の娘として、デビューする事

    「そういう怖い目」は芸能界に連綿と存在しているのだろうという想像はできる。森本レオの話とか。

    徹子さん自身、森繁久彌に会うたびに「一度どうだ」と彼が死ぬまで言われ続けたというのを冗談交じりに語っている。93歳の森繁に強い力で車に引きずり込まれて、とか。「徹子の部屋」の第1回のゲストが森繁で、そのときにも胸を触られたとか。普通にヤバい話。こういうのを笑っていなせるようでないと「無粋な女」と言われる、みたいな時代。もう Good night。

    Time Machine 用の HDD (2TB) を新たに購入。荷物を投げられたりするのが嫌なので HDD を通販で買うのは避けていたが、今回初めて yodobashi.com で買ってみた。破損なく届いた模様。これまでは HFS+ だったが、今回は APFS にした。前の HDD からバックアップファイルを移行するとかはめんどいので考えていない。

  • 1/17(金)

    咳の通院の続き。一番ひどい頃を100として今は50くらいに軽くなってきた、と先生に言ったら、「まだ半分か…」と言われた。発作が出たときには早めにメプチンを吸うなどして、だいぶコントロールはできている。

    薬局で薬をもらうときにも軽く診断と処方の確認があり、症状は半分くらいに軽くなってきた、と言ったら、薬剤師さんからも「まだ半分ですか…」と言われた笑。いつも咳が出なくなるまで1、2か月かかるので、自分としては通常の感じだが、治療する側の感覚だと長引いている方らしい。

    発作が出るパターンはほぼ分かっていて、「冷え」「緊張」「睡眠が浅くなるとき」「煎餅」あたりがトリガーになる。家の中では裸足でいる方が好きだが、足が冷えると咳が出るのでずっと靴下を履いている。

    吸入薬の吸い方もだんだんコツが分かってきた。吸う前に極限まで息を吐ききることが重要。息を「極限まで」吐ききるというのはなかなか難しい。生存本能があるので、そこまで吐ききる前に吸い始めてしまう。息を吐ききったと思ったところからさらに、口をすぼめて細く細く息を吐くとまだ出るので、それができなくなるくらいまで吐いてから吸入薬を吸うと深く吸い込める。

    1/18(土)

    かかりつけ医で国保の特定健診。1月末までなのでぎりぎり。

    これまではバイト先の健保組合で非組合員の自分も特例で健診をさせてもらえていたのだが、今年からダメになった。コストカットの一環らしい。なので今後は国保の特定健診を利用するか、自腹で人間ドックなどを受けるしかない。

    10月から法律が変わって、企業は非正規の従業員も厚生年金や健保に加入させることを義務づけられるようになったが、これが適用されるのは従業員数51人以上の企業のみ。自分のバイト先は35人くらいなので残念ながら適用外。

    特定健診は中身はほぼ血液検査だけで、胸部・胃のX線とか大腸癌とか眼圧とかはやりたければ自己負担になり、大きめの病院で予約する必要がある。まあやらないよりはまし。

    特定健診は無料で受けられるのに利用者が少ないらしく、もったいないのでもっと受けてくださいと各自治体が懸命に宣伝している。会社で人間ドックをやってる人はまあ必要ないだろうけど、国保の人は積極的に利用した方がよい。と言いつつ、忙しくてなかなか時間が作れないのよね。