• 年末の慌ただしさが発注にも表れつつある。


    ブレーキ痕の話。

    今は9割以上の車にABSが装備されているので、フルブレーキしてもタイヤはロックせず、路面にブレーキ痕は残らない。よって、「事故現場にブレーキ痕がない」ことは「運転者がブレーキをかけなかった」こととイコールではなく、今となってはほぼ無意味な言説である。なぜメディアはいまだに昭和の感覚のまま「ブレーキ痕なし」と言いたがるのだろう、という指摘がある。


    クマと自動ドアの話。

    クマが自動ドアに突進するのは、ガラスに映った自分の姿を別のクマだと勘違いして驚き、威嚇するためであり、必ずしも「中に入りたい」わけではないだろう。自動ドアを開かないようにするよりは、紙やマットなフィルムを貼るなど、ガラス面に映り込まないようにする対策の方が安上がりで効果的だと思われる。


    google の「AIによる概要」の話。

    「AIによる概要」は精度が悪すぎて全く意味がない。鵜呑みにしている人をたまに見かけるが、生成AIを「既存の検索エンジンを上回る、なんか凄いもの」と誤解させるような提示の仕方はまずいよね、と思う。

    自分でも試したら、「今年はあと何日?」への答は修正された模様。しかし「今月はあと何日?」という質問にしたらやっぱりポンコツだった。12月4日に試した結果。

    「間違いが含まれている」というより、正しい箇所が一つもない。所詮こんなものである。

  • 一般のメディアにも取り上げられて話題に。

    よく勘違いされることだが、論文が出たというのはゴールや結論ではなく、議論のスタートなので、現時点で言えるのは「戸谷さんがこう主張されている」というところまでである。これから10年20年かけて検証や追観測がおこなわれるのだろう。

    個人的感想としては、銀河ハローのガンマ線放射から天体やフェルミバブル起源のガンマ線を*ちゃんと*差し引くのはなかなか大変で、そこの匙加減次第では今回のfeatureも消えてしまったりするのではという懸念と、500GeVのWIMPだとすればすでにLHC(CERNにある世界最大の粒子加速器)で見つかっていておかしくないのでは、という疑問がある。

    凄いなと思うのは、この論文が単著であること。紙と鉛筆でできる純粋に理論的な論文だとそういうこともあるが、観測データ解析の論文はたいてい複数の研究者や自分の研究室の学生を交えて分担作業をして共著にするのが普通で、お一人でやられたのはちょっと凄い。

    戸谷さんは2020年に、RNAワールド的な生命の発生過程を考えると、ランダムな化学反応で生命の素になるようなRNAが生まれる確率は、観測可能な宇宙(138億年×光速)の範囲内に1つしかなくてもおかしくない、つまり観測可能な宇宙の中に生命は我々しかいないかもしれない、ただしインフレーションした宇宙全体では無数に生まれているかもしれない、この両者は矛盾せず両立する、という論文を出した。単著で。

    今回の論文もそうだが、多くの人が尻込みしそうなビッグイシューに正面から取り組んで、数年に一度、ぽんと単著で論文を出してくるという生き様がカッコいいなと思っている。

    川中宣太さん(都立大)による連ツイ。

    有松亘さん(京大 国立天文台・石垣島天文台)によるポスト。

    主に向こうのSNSで話題になっている例のWIMP検出(?)論文だけど、一般論として、観測波長によらず、ああいったdiffuseな輻射に対して観測機器由来のアーティファクトやゴースト、前景輻射を含む他のソースからのコンタミを適切に差し引いた上で評価するのは極めて難しいことは認識されておくべきだと思う。
    (当該論文は斜め読みしただけだし専門外なので評価しないけど)少なくてもinstrumentationとデータ解析と想定されうるコンタミ輻射に対する極めて精緻な知見と慎重な態度を持った人が実施した研究でない限り、正直文言通り受け入れるのは難しい成果ではないだろうか。

    @arimatsu.bsky.socialによる投稿 — Bluesky
  • 11/26発売。特集「常識破りのブラックホール」を執筆いたしました。よろしければご覧ください。

    科学雑誌ニュートン最新号(2026年1月号) 「常識破りのブラックホール」 | ニュートンプレス

    みんなだいすきブラックホール。メイン特集でのブラックホールは数年ぶりとのことで、今回は観測天文学的な側面を中心に、ブラックホールの最新の話題をまとめました。監修は国立天文台の本間希樹先生です。

  • 11/26(水)

    @グランドシネマサンシャイン池袋。19時の回に行った。平日夜ということで、仕事帰りの大人の客多し。上映が始まってから入ってくる人がかなりいて、しかも座席列が前後詰まり気味で歩きづらいシアターだったこともあり、スクリーンの前をもそもそと人が横切る。つらい。映画館だけは5分前行動をしよう。

    自分が観た上映回はわりと皆さん静かで、はじける人がいなくて少し不完全燃焼だった。自分も、両隣のお客さんもお一人様。現地の記憶があり、配信でも一度観たので次に何が来るかはおおよそ分かっているが、やっぱり泣ける。両隣の人もちょいちょい涙を拭っていた。最後のMCであ〜ちゃんが涙顔で絞り出すように言った「楽しかったよね」はもうみんな泣いたはず。

    「前篇」のライブと併せて、U-NEXT でも12月からやるらしい。

    あ〜ちゃんさんが六本木ヒルズのTOHOにしれっと来ていたらしい。行くならそっちだったかー。

    松屋で飯。店内が改装されていた。テーブル下の荷物棚が向かい側の席とつながっていて、向こうから荷物をいじることができてしまう。持って行かれても気づかない可能性すらある。あれは良くないな。

  • 一段落して余裕ができたので、家のことなどいろいろ。息抜きといっても、車でハードオフに行くかホームセンターに行くか、くらいしかない。

    地元に 2nd STREET ができたので覗いてみた。まだハードオフほど品物はないが、客は結構入っている。古着を物色している人が多い。自分は服を中古で買う趣味はないが、ハードオフ(オフハウス)よりも綺麗に陳列されていて、状態も良いものが多い印象。


    テレビが壊れたので新しいのを買ったが、4Kテレビで地上波を見ると美しくないことに気づいた。BS4Kを見ればいいのかもしれないが、衛星契約をしていない。民放BSの4Kチャンネルはアップコンバートばかり。

    前のテレビでは Fire TV Stick 経由でネット配信や YouTube を見ていたが、新しいテレビはボタン一つで見られるのが楽。地上波TVよりYouTubeの方が高画質で精神衛生に良い。


    「ななすけの散歩録」が6月に登録者10万人を達成したきり、更新が止まってしまった。夏場は暑すぎて散歩できないのだろうと思っていたが、秋になっても関連SNS上で何の音沙汰もない。少し心配。

    怪しげな健康商品のアンバサダーになったとの告知があり、そういうのはやめましょうよとコメント欄で書かれていたのが何か影響したのだろうか。あれはないなと自分も思ったが、そこはともかくとして、コンテンツとしては大人の鑑賞に耐える大変希有で面白いチャンネルなので、ぜひ続けてほしい。

    最近面白いと思ったのは、ステッピングモーターの振動で音楽を演奏しているチャンネル。釣りタイトルとか毒々しいサムネイルとか「知らないと損する○選」とかじゃなく、YouTube はこういうのでいいんだよ。