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  • 100円硬貨、『物理学者の心』

    2025年4月29日

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    taro
    in log, sci

    平成13年の100円玉を釣り銭から発見。

    平成13年は発行枚数が802万4000枚しかなく、コイン蒐集業界で言う「特年」に当たる。ヤフオクだと200〜300円になったりするっぽい。

    💰現行硬貨(1円玉〜500円玉)の年別発行枚数一覧【〜令和7年】 - fragment.database.
    fragment-database.com
    💰現行硬貨(1円玉〜500円玉)の年別発行枚数一覧【〜令和7年】 – fragment.database.
    現行硬貨(1円玉〜500円玉)の発行枚数の年別一覧です。造幣局のオフィシャルデータ(年銘別貨幣製造枚数)には、現実的には…

    最近、財布に入っている小銭の発行年をたまに確認している。珍しいものに当たったのは先日の昭和33年のギザ10以来。まめに見ていると結構あるのかもしれない。金のかからない趣味の一つ。

    わりと価値があるのは表と裏で絵柄が回転ズレを起こしている「傾打エラー」というやつだが、財布の小銭をいちいち全部裏返してチェックするのはさすがに相当暇なときに限られる。傾打を見つけたことはまだ一度もない。


    CERNを訪れた宇多田さん。

    「宇多田ヒカルが『量子力学』に夢中」と聞いて怪しいスピリチュアルに傾倒してるんじゃ?と嫌な予感がよぎる…物理学者の私見は「正統派でいらっしゃる」 - Togetter [トゥギャッター]
    togetter.com
    「宇多田ヒカルが『量子力学』に夢中」と聞いて怪しいスピリチュアルに傾倒してるんじゃ?と嫌な予感がよぎる…物理学者の私見は「正統派でいらっしゃる」 – Togetter [トゥギャッター]
    宇多田ヒカルが「量子力学」に夢中 世界最大規模の素粒子物理学施設CERNを訪問し「コーチェラよりうれしいかも」楽曲作りの…

    テレビを見ていると、この国の人たちはもはやお笑いと食べ物と大谷翔平くらいしか「文化」だと思っていないのではないかと思ってしまうが、好きなファッションブランドや好きな音楽と同じように「好きな科学」の話をする人が普通にいるという時代がまた来てほしい(1980年代まではそういう空気があったはず)。

    CERNで思い出したが、祥伝社から『物理学者の心』という小説が最近出て、自分のバイト先で印刷された本だったので自分も組版工程での校正に少し携わった。なかなか面白かったです。著者は日本語に堪能な米国人の方で、日本語で執筆されている。CERNも舞台の一つになっていて、物理学用語などは須藤靖さんが監修されている。

    マーニー「物理学者の心」を読む 須藤靖・高知工科大学特任教授|好書好日
    book.asahi.com
    マーニー「物理学者の心」を読む 須藤靖・高知工科大学特任教授|好書好日
    不器用な物理学者の恋愛を描いたマーニーさんの小説『物理学者の心』が注目されています。物理学者の須藤靖さんがその魅力をひも…
    『物理学者の心』特設サイト - Boiled Eggs Online
    www.boiledeggs.com
    『物理学者の心』特設サイト – Boiled Eggs Online
    天才物理学者×技巧派ピアニスト『物理学者の心』/読んだら推さずにいられない。 愛しさ全開! 前代未聞の非接触恋愛小説
    Tag: book, coin
  • 「Newton」2025年6月号

    2025年4月28日

    —

    by

    taro
    in log, sci, writing

    にて、読み物記事「小惑星衝突—そのとき何がおきるか—」を執筆いたしました。よろしければご覧ください。

    科学雑誌ニュートン最新号(2025年6月号) 「宇宙×数学」2025年6月号 | ニュートンプレス

    地球に衝突する確率が3%と話題になった2024 YR4の話をはじめ、衝突確率の計算方法や過去の衝突例、衝突天体から地球を守る「プラネタリーディフェンス」などについて解説しています。取材協力はこの分野の第一人者であるJAXA宇宙研の吉川真先生です。

    4月初旬にちょうどプラネタリーディフェンスの研究会が日本でおこなわれていたようで、吉川先生にはお忙しいところ丁寧に取材に応じていただきました。


    人類が天体衝突に具体的に備えるようになったのは1994年のシューメーカー・レヴィ第9彗星からだと言われる。分裂した彗星が木星に衝突し、でかい衝突痕が木星表面にいくつもできた。

    当時自分は大学3年で、天文サークルに入っていた。サークルの観測所が仙台の郊外にあり、仲間と観測所に行って望遠鏡で木星を見たら、大赤斑に匹敵するサイズの黒い痕が木星の北極付近にいくつもできていて、すげーな、と思ったのを覚えている。

    衝突痕は約5か月間見えていたとDon Machholtz氏は書いている。1年は続かなかったと自分も記憶している。

    Tag: astronomy, newton
  • ガム

    2025年4月21日

    —

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    taro
    in log

    歯の詰め物が何度か取れて以来、20年くらいガムは噛んでいなかったが、最近また噛み始めた。

    口唇期への固着があるのか、仕事をしているときにどうも何かを口に入れたくなる。喫煙の習慣はないので、深夜にお菓子などを食べながら書くことになる。そんな生活をしていたら、体重増がえらく気になってきた。肌の調子も悪くなり、良いことがない。

    シュガーレスガムであればほぼカロリー摂取にはならず、虫歯の心配もない。適度に顎関節の運動になる気もする。

    最近のボトルガムには捨て紙が付いていないことがある。毎回ティッシュ1枚に包んで捨てるのももったいない。なんか薄くて、ある程度の防水性があるような紙…と考えて、100円ショップで安いクッキングシートを一巻き買ってきた。これを数cm角に切ってガムの捨て紙にしてみたら、なかなかいい感じ。

    噛み始めた最初の数日は、うっかり舌や唇の内側を嚙んで傷を作ってしまうことが何度もあって、大変ショックだった。子どもの頃からガムを噛んでいてそんなへまをした経験は記憶にない。

    頻繁に口内を嚙んでしまう場合、「太ったせい」というのがありがちな理由の一つらしい。思い当たる節がありすぎる。

    niigatanishi-dc.jp
    口内を頻繁に噛むことの原因と対策を知っておこう – 医療法人社団D&J 新潟西歯科クリニック|ブログ

    しかし今日は一度も口内を嚙む失敗はしていない。勘が戻ってきたのかもしれない。在宅仕事だと人と話す機会も減るので、放っておくと顎や舌を使う能力も衰えるのかも。

    ちなみにこれは南天のほ座〜とも座にあるガム星雲(赤い円形の星雲)。Gumさんという人が発見したのでこの名が付いていて、嚙むガムとは無関係。古い超新星残骸で、視直径30度以上ある。

    Red Bloom above Cerro Tololo | NOIRLab

    Tag: food
  • 悪の道に堕ちた交番

    2025年4月19日

    —

    by

    taro
    in log

    みたいな看板があって、ウォーキングで前を通るたびに気になっている。

    4月なのに夏日。暑い。

    Tag: photo
  • 拙訳『見たこともない宇宙』

    2025年4月15日

    —

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    taro
    in log, sci, writing

    が発売されました。NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (JWST) で撮影された最新天体画像集であると同時に、現在の観測天文学の最新トピックスを紹介した本です。よろしければぜひ、ご覧ください。

    見たこともない宇宙 | 柏書房株式会社

    見たこともない宇宙

    • キャロライン ハーパー 著
    • 中野 太郎 訳
    • 定価 3,850円(本体 3,500円)
    • 刊行 2025/04/10
    • ISBN 9784760156054
    • 判型 B5変、ページ数 224
    • 柏書房
    見たこともない宇宙 | 柏書房株式会社
    www.kashiwashobo.co.jp
    見たこともない宇宙 | 柏書房株式会社
    ノンフィクション・歴史・古文書の出版社

    原書が2024年発売なので内容が文字通り「最新」であるというのと、自分で言うのもあれだが、“天文学の経験者” がちゃんと訳した訳文になっているところが良いと思います。翻訳の過程で見つけた原著の誤記なども直させていただいています。

    あと、(柏書房さんの本はどれもそうですが、)装幀やレイアウト、手触り、インクの匂いなどの質感が非常に良い本です。電子版は今のところないですが、ぜひ紙でお求めいただきたく。

    電子辞書を引いたら、「拙訳」という言葉は広辞苑にしかなく、明鏡や新明解にはなかった。まあいい。

    最終章「将来のミッション」ではNASAに限らず、日本・欧州・中国・インドなどの宇宙探査計画についてかなり網羅的に触れているが、そこでも紹介されている重要ミッションのいくつかをトランプ政権が中止にしようとしているようで、大変に残念。

    NASA科学プログラムの予算が50%大幅削減、多くのミッションが中止される可能性 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
    forbesjapan.com
    NASA科学プログラムの予算が50%大幅削減、多くのミッションが中止される可能性 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
    4月10日、ホワイトハウスが各省庁に対して2026年度予算の草案を送付し、NASAの次年度予算が大幅に削減される可能性が…

    特に、ナンシー・グレース・ローマン望遠鏡が今さら中止になるのはちょっと。

    1969年、「粒子加速器は我が国を守る役に立つのか?」と議会で問われたフェルミ研究所のロバート・ウィルソン初代所長は、「国を守る役には立たないが、米国を『守るだけの価値のある国』にすることには役立つ」と答えたという有名な話がある。

    科学とか芸術とか、今日明日のご飯に関係のない分野にふんだんに金をかけられるだけの余裕と見識を持つ米国こそが Great America なんじゃないのと思うのだが、MAGAな人たちの言う Great America はそれとはだいぶ違うものらしい。MAGAな人たちが何かをやればやるほど、米国の偉大さが毀損されていくように自分には見える。

    Tag: astronomy
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『見たこともない宇宙』
キャロライン・ハーパー 著/
中野太郎 訳、柏書房

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