• 昨日は社内行事のため、久々に出社。狭い空き机で仕事をした。

    一日マスクを着けているとやはり顔が痒くなり、帰宅後に血が出るまで掻きむしりたくなる。すぐに洗顔して保湿して我慢。

    電車内でノーマスクで咳してんじゃねぇよ、みたいな意見も散見されるのだが、咳が出る人・マスクを着けない人の事情もさまざまあるはず。自分もなるべくマスクはするが、喘息とアトピーをコンボで持っているので、しょうがないときはしょうがないじゃん、と言いたくなることもある。

    みんな他人に関心を持ちすぎなので、ひとはひと、じぶんはじぶん、まあそういうこともあるよね、くらいで適当に生きよう。

  • 今日明日と東京 2 days で、チケットリセールもあったのかもしれないが、結局忙しくて見送らざるを得ない。無念。

    でも木曜に別のライブに行く。これは行くよ。

    忙しくなることは分かっていたので連休中に少しでも処理しておくつもりだったが、なぜか連休だけが泡と消え、後に成果は残らず。おかしい。あ、でも取材は一つ消化したんだった。

  • 7月7日に出るらしい。

    https://www.youtube.com/watch?v=8UgXD0UD7v4

    彼女の曲名やアルバム名で見かける (Taylor’s Version) とは、過去作の再録音版である。テイラーはこれまでにアルバムを10枚出しているが、6枚目をリリースした2018年の末に、それまでのレコード会社Big Machine Recordsからユニバーサル系列のRepublic Recordsに移籍した。6枚の原盤権はBig Machineが持っていた。その直後にBig MachineはScooter Braunという人物に買収され、6枚の原盤権もBraunの手に渡ってしまった。テイラーは原盤権を買い戻そうとしたが、法外な金額を吹っかけられた。要するにBraunは音楽には興味がなく、Big Machine Recordsとそれに付随する知財を転売して儲けるのが目的だった。それでブチ切れたテイラーが、「じゃあいいわ、自分で6枚再録音して売るわよ」と言って自分が原盤権を持つ形で再録音・リリースしたのがTaylor’s Version。略してTVとも呼ばれる。対するオリジナル版はStolen Versionと呼ばれたりする。

    https://en.wikipedia.org/wiki/Taylor_Swift_masters_controversy

    現在までに、2nd「Fearless (Taylor’s Version)」と4th「Red (Taylor’s Version)」の2作が発売され、このたび再録3作目の3rd「Speak Now (Taylor’s Version)」の発売がアナウンスされた。収録曲の曲名にも全部 (Taylor’s Version) が付いている。基本的にオケも含めて完コピで再現しているが、一部歌詞が変わっていたりもする。TV版には新曲や別バージョンも収録され、オリジナル版よりお得なのが通例。

    残る3作のアルバムも再録音される予定だが、年齢とともに声も変わっていくので、計画を完遂するのはなかなか大変だろう。それでも泣き寝入りせず、全部再録して自分のものにするという発想が凄い。テイラーは嫌なところが全くない人だと思うが、なぜか一部の人から蛇蝎の如く嫌われ、文字通り “snake” と呼ばれたり、いろんな喧嘩を売られたりいじめられたりしてきた。だが、売られた喧嘩は全て買い、その全部に勝っている。そして経験したことを曲に書いてヒットさせる。凄い人です。

    「Speak Now (Taylor’s Version)」で再録されるであろう「Mean」もたぶんそういう体験から生まれた曲の一つ。”mean” に「意地悪」という意味があることと、米国でも“ぼっち”やいじめられっ子の「便所飯」があることをこのMVで知った。

  • すでに3月からマスクは自由になっているが、屋外では外し、屋内では着けるという自分の原則はこれまで通り。ただ、アトピー肌が蒸れて痒くなったときには外せるとか、うっかりマスクを持参し忘れてもコンビニに入れるとかいうのは気が楽。

    同業のライターさんがつい先日感染し、やはり高熱と味覚嗅覚障害が出たとツイートしているのを見て、病としての性質が何か劇的に変わったわけではないことを改めて実感した。

    5類というといまだに東工大の受験を思い出す。受けてないけど。今は「類」で入学するのはなくなったのか。

    バイト先は全員出社体制に戻ったが、在宅体制の間に以前より狭い社屋に移転したため、今さら俺の座席はないらしく、俺はフルタイム勤務でもないし、今まで通り在宅でいいやということらしい。だったら他の在宅勤務者も、仕事が回るんならそのままでよくない? 定期代も浮くわけだし、と思うのだが、職種的に在宅勤務できない社員もいるので不公平にならないように、出られる人は出てくれという意向。不公平て。ここにも昭和JTCの香りが。

  • シングル曲ではないが、「Red (Taylor’s Version)」の中でこれも好きな曲の一つ。テイラーは情念とか怒りとか別離の悲しみを曲に転化した作品も多いが、これは爽やかで若々しいラブソング。

    若い頃のロバート・ケネディ夫妻を写した写真から二人の出会いの物語を膨らませて書いた曲だという。「1945年の夏」というフレーズは日本人にとっては重すぎて、こんなふうに詞の中でからりとは使えないだろう。良くも悪くも今のアメリカ人の女の子だなという印象。

    それはともかく、”Like we’re made of starlight, starlight” “Like we dream impossible dreams” という詞の繰り返しが良い。恋愛の曲ではあるのだが、不可能な夢を見ようじゃないかと言う詞は何だか科学や宇宙の世界にも良く似合う。私たちの身体を作っている水素・ヘリウム以外の元素は太古に恒星の内部で合成されたものなので、”Like we’re made of starlight” というのはだいたい合ってる。