• @パシフィコ横浜。西武の直通乗り入れのおかげで、所沢からみなとみらいまで1本で行けてありがたい。

    座席は1階の30列目くらい。アリーナクラスよりは狭いので、わりと近い距離で三人を見ることができた。あ〜ちゃんもMCで、ファンクラブトゥワーなので小さめの箱にしてなるべくお客さんの近くでやれるように考えたと語っていた。そのぶん回数をこなさざるを得なくなって日程がきつい、とも言ってたが。

    今回、非会員の同行者も参加できるという点に賛否があったが、三人の意図としては、「自分は会員なんだけど未成年なのでこれまで参加できなかった」みたいな人が親御さん同伴で来るとか、彼氏彼女が非会員だけど一緒に見たい、みたいなケースに応えたいというつもりがあったとの説明。まあそれなら分かる。どうも三人は、言うてもFCイベントじゃし、チケットの売れ方もそこそこじゃろ、くらいに構えていたようで、争奪戦になってしまったのは予想外だったらしい。キャリアに見合わない自己評価の低さ(笑)。まあ何年やってもそういう感じなところが三人の良さでもある。

    トゥワーが完走していないのでセットリストは秘密だが、FCトゥワーならではの特濃な選曲だった。シングル以外にもいい曲がほんとたくさんあるよな、としみじみ思う。あの曲を生で見たい!というファンの思いを相当に成仏させてくれるライブだった。今から行く人には「GAME」「⊿」時代の曲の振付を復習しておくことを強くお勧めします。自分は正直、もう忘れている振りがあった。不本意。

    三人にも自分にも15年分の歴史があるので、昔の曲を聴くと当時の自分に起きた様々なことを思い出して、やはり感傷的になる。おっさんになると涙腺も緩くなるし。

    初期から聴いている人は自分と同じくもう50代とかになっているはずで、そういうお客さんも多かったのだが、年代別に挙手した結果では、コアは30代、次が40代、50代という感じだった。20代も意外といた。

    寿命が10〜20年しかない犬や猫が人間を見ると、自分たちはどんどん成長して老いていくのに、このでかい生き物たちは全然年を取らない不思議な連中だと思うだろう、みたいなことをよく考えるが、我々から見たPerfumeもそんな感じ。三人は年を取らない。歌・ダンスも体型も衰えが見えないし、ただただ善良なところとかクソ真面目なところが本当に変わらない。アンコールでは三人がタンクトップとデニムの衣装で出てきて、かしゆかさんの信じられない腹筋をみんなで堪能した(あ〜ちゃんがゆかちゃんを指して「この腹筋もチケット代に含まれております」と言ってた(笑))。あれを見ると、自分ももう少しストイックに生きた方がいいのかも、と反省する。

    ああ、この衣装ですね。

    @perfumeofficial

    ホラーナイト参戦したらストリートゾンビ氏のprofessionalに感動🥹かっけーーの!マジキレッキレ!大感銘受けてP.T.Aツアーでゾンビdeダンス🧟みんなで爆踊った!#prfm #ado #usjハロウィン

    ♬ Show – USJ Zombie de Dance Ver. – Ado

  • 数年前から、玄関から廊下に上がる部分の床が1cmくらいガコガコ沈むようになっていた。時間ができたので思い切って修理。

    築50年近い実家だが、床下に入ったことは一度もない。おそらく父も母も。20年前に台所をリフォームして床下収納を作ったので、そこから入れるのではないかと思い、中身を全部出して収納箱を外したら、やはり床下点検口を兼ねた作りになっていた。ラッキー。

    しかし床下が汚い。ベタ基礎ではないので下は地面だが、凹凸が均されておらず、大きな石が残っていたり、工事の際に出た木片がたくさん放置されていたり。これはシロアリを呼ぶので大変良くない。一番腹が立ったのは、当時の大工が飲んだと思われる空き缶の類がたくさん残っていたこと。ひでぇな。高度成長期に造成された宅地って、こんな感じで雑に建てられたところが多いのかもしれない。

    這って進むしかないので、新聞紙を敷きながら玄関の裏まで匍匐前進。母に上から踏んでもらうと、床が動く理由が分かった。

    動画は廊下の下から玄関の裏側を見たものだが、床板が乗っている最も玄関側の根太(際根太?)が何と、左右の根太掛けから浮いている。ではどうやって床板の荷重を支えているのかというと、際根太は奥の玄関框の材に釘で打ち付けられてくっついている! この釘が経年の劣化で利かなくなり、際根太と床板がもろとも上下してしまっている状態。

    なんで際根太が根太掛けに乗っていないのか謎すぎる。実はこの廊下も過去にリフォームされているのだが、リフォーム工事で元の床板を剥いだときに元の際根太も取っ払って交換しようとしたものの、本来の根太(動画の手前側に映っている)と同じ高さの材がなかったのでやむなくこうした、とかだろうか? 意味不明すぎる。

    ここは玄関から上がってすぐの場所なので、家の動線の中で最も頻繁に人が通る部分である。その床板を釘4本だけで支えてたら、そりゃあダメになるだろう。リフォーム業者の手抜きか。

    浮いた際根太と根太掛けのすき間に何か詰めれば直るが、それだけだと廊下の真ん中がしわむ気もしたので、床板とコンクリ基礎の間に束のような角材を何本か入れて支えることにした。

    これで床は沈まなくなった。応急処置だが、まあ素人が金をかけずに何とかするならこんなもんだろう。

    床下を見る機会はあまりないので、いろいろ動画に撮っておいた。スマホでこういう撮影ができるのは本当にいい時代。

    これが床下に残されたゴミ。プルトップ時代の空き缶やオロナミンCの空き瓶、材木の切れ端や削り屑などがたくさんある。いやー、今の感覚でこれはないでしょう。現代の施工でこういうことはないと思うが、昭和40年代はこういうのが当たり前だったんだろうか。家を買うときには床下を見た方がいい。マジで。

    これは床下点検口のすぐ脇、台所の床下だが、根太が何本か中途半端にぶら下がっている。台所をリフォームした際に床板も張り直しており、新しい根太はちゃんと存在しているのだが、その隣に古い根太?がぶら下がっているようだ。3本くらいこんな状態なので、地震などで片方だけ落ちたわけではなく、この状態のままで新しい床を張った感じがする。これも意味不明。床を全面張り替えているのに古い根太を除去できない理由があるとは思えないが。なんかこれも手抜きかしら。

    今回補強した玄関ウラのコンクリ基礎の上にあった木材。玄関框を裏から支えるものだろうか。色からしておそらくリフォーム前のオリジナルの材だと思うが、表面は一見しっかりしているようで、指で押すとボロボロ崩れる。外はサクサク、中は中空という感じ。シロアリですかね…。まあ築50年であちこち歪みも出ている家なので、食われていてもおかしくはないが。母親がこれを見てショックを受けていた。どうしたものか。

    床下に転がっていたゴミの一部。プラスチックのコップ。ライオンの歯磨き「ホワイトアンドホワイト」のロゴだろうか。大工が使ったのかしら。

    空き缶。プルトップ時代なので、リフォーム工事ではなく新築当時に放置されたものだろう。床下に5、6本転がっていた。ひでぇよなー。

    コカコーラのようである。今のコカコーラは単なる赤色だが、昔はメタリックレッドだったらしい。「★THE COCA-COLA COMPANY 認定」の文字が読み取れるので、1973年製造のこのタイプの缶であるようだ。

    というわけで、嬉しくない発見がたくさんあった。家の床下は一度見た方がいい。

  • 長くかかった仕事が一段落したので、午前は歯科へ。先日詰めてもらった箇所が噛みしめると微妙に痛いので調整してもらう。

    午後は眼科。飛蚊症と1年前の黄色いしみ(今は見えなくなった)について相談。眼底検査と網膜の断層撮影をしてもらったが特に異常はないとのこと。飛蚊症は加齢で硝子体にすき間が生じたものでしょうという感じ。数が増えてくるようならまた来てください、と。わりとずっと見えているので気になるのだが、まあ網膜剥離とかではなくて良かった。硝子体は血管がない組織なので、薬で治すということはできないらしい。

    視野の黄色いしみの方は、ネットで検索して出てくる通りで、網膜がむくんで一時的に膨らんだものだろうとの診断。自然治癒したようなのでまあいいかという感じ。あと、右の水晶体が少し濁っている、つまり白内障が出ていると言われた。これは以前にも言われた。この年齢だと多くの人に見られる程度のものなので気にしなくていいとのこと。

    X線も使わずにどうやって網膜を断層撮影するんだろう、超音波か?と思ったら、近赤外線を打って入射光と反射光を干渉させることで、深さ何μmのところにどれだけ反射するものがあるという深さ方向の像が得られるらしい。OCTというらしい。

    https://www.hamamatsu.com/jp/ja/applications/medical/oct.html

    検査をするために瞳孔を開きっぱなしにする目薬(硫酸アトロピン)を使うので、帰り道は車のライトなどの光芒がえらく眩しく見えた。あと、視野全体が白っぽくなってピントも甘くなる。まあ絞り開放で撮っているようなものだからな。面白いのは、眩しく感じるのはライトや信号機のような発光している光源だけで、景色全体はそこまで明るくならないこと。不思議。瞳孔の直径が2倍に広がれば光量は4倍、3倍に広がれば9倍にもなるはずだが、そうは見えない。脳がゲインの調整をしているんだろうか。

    地下鉄サリン事件のときには、サリンで縮瞳が起きて視野が暗いと感じたという多くの証言がある。脳のゲイン調整にも限度があるのかもしれない。

    ピントが合いづらいので妙に疲れて、晩飯を食べずに寝てしまった。

  • 来た。早速予約。10月中はすでにほぼ枠が埋まっていて、10月末になった。これまでと違い、大病院にあまり枠がない感じ。今回、現役世代は券を申請した人だけ接種する形なので、ワクチンの準備数を「細く長く」にしているのかも。個人的には、もう打たなくていいやと思う理由がよく分からないが。

    高齢者の母には先に接種券が来たので既に接種済み。

  • もう20〜30年前か、日光へ家族旅行に行ったときに父が土産で買った表札をまだ使っているが、雨ざらしで真っ黒になっていたので手入れをした。

    まず鉋がけ。サンドペーパーとどっちがいいかという話だが、鉋の方が刃で木の組織を切断していくので、粒子でこそぎ取っていくサンドペーパーよりもミクロなスケールで表面が平滑になり、後から撥水性も出るという話がある(参考:大工の正やん)。ならば、外に置く表札なら鉋だろうと判断。

    しかしこれは難しかった。中学のときに買った鉋があるが、刃が錆びていたのでまず刃研ぎ。研いだ刃を装着して表札を削ったが、最初は刃の出し過ぎで引っかかって表面がガタガタになってしまった。刃を出す量は髪の毛の太さの半分とか言うが、自分の感覚だともっとずっとわずか。出ているかいないか分からんくらいでちょうどいい。調整が非常にピーキー。苦労して削って真新しい白木を出せたが、わずかな凹凸がどうしても残ってしまった。

    鉋をかけたらニス塗り。油性のクリアラッカーにしたら家中がシンナー臭くなって閉口。水性にすべきだった。何度か重ね塗り。

    重ね塗りの乾燥を待つ間に刷毛が固まってしまうという問題があるが、刷毛から塗料の溶剤が揮発するのが固まる原因なので、刷毛をビニール袋に入れてマスキングテープなどで口を密封しておくと固まらない、というのを知った。

    そんな感じでだいぶ綺麗にはなったが、元々の表札があんまり良くないことにも改めて気づいた。

    これは綺麗にした後の画像だが、墨が滲んでいる。今回墨入れはやっていない。ニスで滲んだのでもなく、元からこうだった。木を彫って色を入れる場合、砥の粉を塗って目止めをする必要がある。木の組織には道管がたくさんあるので、彫ったまま色を入れると道管が塗料を吸ってしまい、このように組織の深いところまで滲みが生じてしまう。砥の粉を道管に入れて埋めておく必要がある。

    この表札は墨の滲みが深い所まで起こっているので、表面を鉋がけしただけではどうにもならなかった。文字を全部削ってやり直すしかないが、面倒なのでそこまではしない。

    確か、華厳の滝の近くにたくさんある土産物屋で父が彫ってもらったものだと思うが、まあ観光地の土産物屋なんていうのは、こういう砥の粉も使わないような、粗雑な仕事で商売しているわけですよ。やっぱり観光地だとか行商だとか訪問販売だとか、行きずりの商人から買い物なんかするものじゃないな、と改めて実感。今見ると字も下手くそだしな。まあこれも家族の思い出なのでそのまま使う。

    「野」の最後の縦棒も、筆ではこうはならないよね。筆の入りが横棒とは分離するはず。明朝体の字形を真似して彫ったのだろうか。