• 剪定。shioさんのチャット書き込みで脚立の怖さを知ったので、正しい乗り方に気を付けた。

    悲惨な症例があるのでバイクやスノボに乗らないという外科医はいるが一番やばいのは「脚立」である

    天板に乗るのはさすがにやらないが、またいで乗るのは普通にやっていた。重心が脚立の上に来るので非常に危ない。あと、ハの字に開いた方向には倒れづらいが、それと直角な向きにはきわめて倒れやすいので、アクセス対象に横付けして使うのもNG。「1メートル=一命取る」。

  • 2件やった後、3時間ほど熟睡してしまった。初対面の人と話をするのはいまだに緊張する。終わった後の疲労が凄い。

    リモートで話すと、喋り始めが相手とぶつかってしまうことがリアルの会話よりも多い気がする。相手が話し終わったという息づかいや気配がどうも伝わりづらい。リアルの会話において非言語のコミュニケーションに多く頼っていることを痛感する。

    Zoom の画面とカメラの位置がずれていると互いの視線が合わないという問題も相変わらずあるが、これについてはあまり気にならなくなってきた。一応、自分が話すときにはなるべくカメラレンズを見るようにしている。

    テレビ番組の出演者が透明のマウスシールドをしているのも、最初はひどく奇妙に見えたが最近では気にならなくなってきた。マウスシールドの存在を脳が適度に無視するようになった感じ。人間の適応能力は凄い。

  • 制御不能状態で大気圏再突入する」という報道が相次いでいるが、報道の仕方にいろいろ問題がある。

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    • 使用済みロケットはどの国も制御なしで落下させている。最近では安全な海域に制御落下させる実験も始まっているが、まだこれからの技術。唯一の例外が、自律的に降りてくる SpaceX の再使用可能ロケット。
    • 国防総省が使用済みロケットを追跡するのも、いつも行われていること。使用済みロケットなどの宇宙ごみを含め、地球を周回する直径10cm以上の物体には衛星カタログ番号が振られ、レーダー観測などで追跡されている。今回のロケットが危険だから追跡しているという意味ではない。

    今回なぜいきなり中国のロケットだけが問題視されているのか不思議だったが、SpaceNews に詳しい解説があった。

    Huge rocket looks set for uncontrolled reentry following Chinese space station launch – SpaceNews

    中国が今回打ち上げた長征5号Bは、多段式ではなく1段式+ブースターという構成になっている。ペイロードが宇宙ステーションのモジュールで、かなり大きいためにこういう構成になっているようだ。

    1段式なので、第1段が直接地球周回軌道に乗り、ペイロードを分離する。分離した後の第1段は当然軌道上に残る。ロケットの第1段というのはどのロケットも非常に大きい。長征5号Bの第1段は21tある。これは軌道上の物体としてはかなり大きい(衛星軌道から落下した過去最大の物体は1979年の「スカイラブ」で、76tだった)。過去30年で10t以上の物体が無制御で再突入した例はない。これだけ大きいと2〜4割は燃え尽きずに地上に達するので、ここが問題視されている、というのが今回の話の肝。

    普通の多段式ロケットの第1段は打ち上げ後数分で切り離され、周回軌道に入ることなく落下するので、落ちる場所がほぼ予測でき、問題にならない。また、第2段・第3段などはペイロードとともに周回軌道に乗るものの、たいていは2tくらいの重さしかないので、これも大きな問題にはならない(しかしそれでも、大気抵抗で自然に落ちてくるまでは宇宙ごみとして軌道上にとどまるわけなので、そういうのはなるべく減らしましょうということで、制御落下実験が行われている)。

  • Emacs キーバインドで使っているわけだが、最近 Ctrl キーの押下が効かなくなってきたらしく、原稿を書いていて fffffffff とか bbbbbbb とかが入ってしまう現象がしばしば起こり、ストレスが溜まる。Mid 2012 の MBA だが、さすがに寿命か?

    MacBook Air

    あと、なぜか K と M を打つときに爪が当たる癖があるようで、ここだけキートップに穴が開きかかっている。雨垂れ石を穿つ、みたいな。

  • YouTube でたまたま見て、40分以上ある講釈だが引き込まれて一気に見てしまった。こんなことをしている場合ではないのだが…。これが無料で見られるのは凄い。

    松之丞の頃にやっていたラジオを聴いて、何でこいつ、こんな口汚い悪口ばかり言うんだろうと思って第一印象は最悪だったのだが、いろいろ見聞きして人物観が修正されていき、今ではわりと好きな人物になった。

    彼のことは毒舌だと大ざっぱに評されるが、古典芸能の世界にいるだけあって礼儀作法はきっちりしているし、好きな人に対する愛のあるからかい・こき下ろしと、本当にクソ野郎だと思っている相手に対する悪口の使い分けがちゃんとされているし、「ありなし」の基準が俺の基準ともわりと近いので理解はしやすい。おぎやはぎがラジオでやっているけなし芸よりはよっぽどまともに聞こえる。

    いろんな講釈師の動画を見て、張り扇の使い方もいろいろだなぁと気付いた。伯山は張り扇と同時に左手の扇子でも音を出すので、張り扇のパンパンという音にチャッチャッという音が混ざって、ちょっと音が立体的になってカッコいいんだよね。