第2特集「人類の歴史」の後半を執筆いたしました。よろしければご覧ください。
Newton (ニュートン) 2022年 03月号 [雑誌]
後半なので、文明史とか科学史とかそういうところ。改めて文献を読み直すことができて面白かった。
国ごとの1人当たりエネルギー消費量の推移という統計があるのだが、なかなか興味深い。
米英は1973〜1980年くらい(第1次〜第2次石油危機の時代)が一番多くて、その後下がって2000年ごろに2番目のピークを迎え、また下がっている。この両国は(たぶん移民のせいで)21世紀はずっと人口が増えているので、1人当たりの値が下がっているのは人口増が効いているのかも。日本も2000年代が一番高くてその後は下がっているが、日本の人口はこの20年ほど横ばいから減少に転じているところでほとんど変化がないので、1人当たりエネルギー消費がなぜ減ったのかはよく分からない。脱炭素に本気で取り組んで省エネになったのか、経済の縮小が見えているのか。