• にて、「灼熱の物理学」という読み物記事を書きました。世の中の「熱い現象」についていろいろ解説。よろしければご覧ください。

    Newton (ニュートン) 2022年 06月号 [雑誌]

    俺もこれを書くまでずっと勘違いしていたが、ガスの炎が青いのは熱放射のピークが青色になるような温度だから、ではない。OB型星のスペクトルを考えれば分かるが、熱放射で青色が卓越するためには2万度を超えなければならない。ガスの炎は1800℃程度なので全然低い。

    ガス火の青は燃焼ガスの炭化水素が分解されて C-C や C-H のようなラジカルができ、これらが出す輝線である。特にC2のスペクトルは Swan さんという人がガスバーナーの火を分光して発見したので Swan バンドと呼ばれる。彗星が青緑色に見えるのもこれらのラジカルの輝線が原因。彗星の色がガス火の青色と同じ仕組みで発光しているというのは、科学コミュニケーション的には興味を引くネタになりそう。

  • 半月くらい前に発売されていたが多忙で忘れていた。

    地球温暖化の教科書 われわれが直面する自然災害を一挙に解説

    温暖化とは少しずれますが、天体衝突や太陽フレアなど、宇宙に関係した災害について書きました。よろしければご覧ください。

  • 合わせて何とかという店に母と行く。無宗教ではあるのだが、今年三回忌なのでちゃんとした位牌くらいは作っておくかということで。今では無宗教であっても俗名で位牌を作ることがごく普通に行われているらしい。仏教徒から見ると、戒名ももらわず魂も入っていないのに形だけ真似してもしょうがないとか言うのかもしれないが、何もないよりは何かしらの「形」がある方が心理的に落ち着くということは確かにある。

  • 鳥が来る季節。先日も一組、物件の内見に来た。たいていムクドリだが、これは嘴がオレンジ色じゃなくてムクとは違う感じもあった。どうだろう。

    ムクドリ
  • Mac の謎。しばらく操作をせずディスプレイがオフになった後、キーを叩いてオンに復帰させると、セカンダリー側に並べてあったウィンドウが全部プライマリーディスプレイに集まってしまうことがある。100%再現するわけではないのが不思議。いちいちウィンドウを置き直すのがクソめんどくさい。

    …と思っていたら、ウィンドウ配置を記憶してショートカットキー一発で復元してくれるアプリがいくつかあった。Moom というのを使ってみたが、なかなか良い。有料だけど。

    全MacユーザにMoomのウィンドウ操作をおすすめしたい – Qiita

    この挙動はしかし、macOS のバグではないのか。なんか設定で直るんだろうか。