仕事でラノベの校正をやったりするわけですが、ああいう本の書名はほぼ「あらすじ」ですね。『貧乏宿屋の娘がある日突然ドS伯爵に求婚されちゃいました』みたいなやつ。
漫画も AV もそうなりつつあるというわけだが、紙・円盤から電子・配信へと変わったことで、
- 立ち読みで内容を把握できなくなった
- 表4やパケ裏に内容説明を載せることが有効に働かなくなった
という要因もあるのではないかと思う。
この記事を読んで、秀丸のライセンスを購入した。過去にも買ったかもしれないけど、忘れている。
特集 – ソフトウェア開発者/有限会社サイトー企画代表 秀まるお氏 インタビュー | REALFORCE | 日本製プレミアムキーボードの最高峰
学生時代に Windows 3.1 で秀丸を使っていた。秀丸はシェアウェアだが、ライセンスキーが普通に出回っていた(覚えやすかったし)。付属のドキュメントにも、「お金のない学生さんは出世払いでお願いします」みたいなことが書いてあって、牧歌的な時代だった。
あれから何十年か経ておっさんになり、出世したわけではないが 4,000円くらいは払えるし、当時だいぶ使わせてもらったので正式にライセンスを購入。今はもう常用していないけど。エディタは Mac では Emacs、Windows 機では xyzzy を使っている。
もう一つ、ターミナルソフトとして「秀Term」も使っていた。まだ平民がインターネットを使えない時代、電話回線+14,400bpsのモデムで秀Termを使って NIFTY-Serve に入っていた。こっちはライセンスを買って使っていた気がする。
こういう法律ができるのは良いこと。
フリーランスのトラブル、新法でどうなる なおも及ばない数々の保護:朝日新聞デジタル
今仕事をもらっているところはまあまあちゃんとしているが、
俺の場合、報酬額の明示については、わりと規模が大きいA,B社は書面の契約書をくれるようになった。PDFだったり、いわゆるGMOサインのような電子契約プラットフォームを使うパターン。事前にくれるのが理想だが、日程が厳しい場合は納品後になったりもする。ただしその場合でも金額はメールで事前に教えてくれる。
一方、あまり大きくないC社は契約書を一切くれない。原稿料の「最低線」は何となく教えてくれていて、納品した後で「じゃあ今回は○円で」となる。今回は記事で使う画像も探してもらったから少し多めで、とか。しかし、生活費の原資になる収入がいくらになるのか、モノを納品するまで毎回分からないというのはあまり気分のいいものではない。新法ができれば、C社もこのへんは適正化するのであろう。してほしい。
「報酬は仕事をした後60日以内」は、大きいところでもそうなっていない場合がある。原稿の納品日からではなく、本の「発行月の翌々月払い」だったりするので、納品から発行まで時間がかかる本だと振込が3か月以上先になることはよくある。現状でも、6月にやった仕事でギャラがまだ入ってないやつが普通にある。これはしかし、出版社側は簡単には呑めないのではないか。取次からの売上の入金が、発売から半年後だったりするらしいからな。