• 診察の結果、詰め物が取れたのではなく、詰め物の横から新たな虫歯が進行して空洞ができ、天井が陥没して穴ができたものと判明。神経は温存できるとのことでよかった。詰め物を除去、薬を入れて仮の蓋をして、とりあえず痛みは治まった。続きの工事は来週。

    前回歯医者を受診したのは2016年4月だった模様。約7年ぶりか。自分にしてはよく頑張って維持できている。まあでも、夜なべして書き仕事をするときには糖分に富む食糧を買い込んで飲み食いしながら脳をブーストさせるので、そんなことをしているうちに少しずつ侵食していったのだろう。昨年末の喘息で咳を鎮めるためにずっと飴を舐めていたのも悪かったかもしれない。でもノンシュガーの飴だと腹を下すんだよな…。

    行きつけの歯医者には子供の頃から通っていて、現在は2代目の先生(息子さん?)に代替わりしている。ときおり鈍痛を感じつつ、いつかドリルが何かに触れて激痛が来るのではないかと恐怖しながら歯を削られるのは誰しも苦手だと思うが、ここの先生はわりと躊躇なくどんどん削っていってすぐに終える。だらだらと削らない。上手いのだと思う。

    前回いつ歯医者にかかったかなどの記録を確認するのに日記の過去ログは不可欠だが、これの全文検索をどうすべきかが最近の悩みどころ。今まで google に任せていたが、あるはずなのに検索しても出てこないページが増えた。Google Search Console を眺めると、taro.hauN.org 配下でインデックスされなくなったページが最近増えている。更新を止めたせいだろうか。

    今回は Mac の terminal 上で、ローカルのファイル群に対して

    cat 2020*.html | iconv -f ISO-2022-JP -t UTF-8 | grep 歯医者

    などと渋いことを繰り返して記録を見つけ出した。元の HTML が今どき ISO-2022-JP のままというのも渋い。こういうのも google から軽視される原因かしら。

  • 今日日の印刷物はほぼ電子ファイルでの入稿になっているので、組版・印刷工程での校正(内校)はおそらく昔よりずいぶん楽になっている。(縦組/横組用の約物の混在や横転、改行・字下げの消失など、電子入稿から組んだ場合に発生しがちな特有の問題というのもあるにはあるが。)

    出版済みの四六判単行本を10年後に文庫に組み替えるとか、A社で出ていた本をB社から出し直すといった場合、元の電子データがもはや出版社に存在しない場合がある。そういう場合は、既存の本をスキャンして OCR で電子化したデータから組版を行う。

    OCR は文脈や語彙を理解せずに文字を認識するため、OCR 原稿では形が似た別字になってしまう場合がよくあり、内校は1文字ずつ全部見ることになって労力が増える。「荼毘に付す」が「茶毘に付す」になったり「ポーズ」が「ボ一ズ」になっていたりする。

    今年の大学入試共通テストで「匂配」「科拳」といった誤字が問題文にあったとの報道があるが、これも原稿作成の段階で誰かが OCR を使ったのではと予想。

    OCR 原稿で特に厄介なのが、ひらがなの「へ」とカタカナの「ヘ」が入れ替わる現象。判別が大変難しい。内校に PC が使える場合はワープロにコピペして、判別しやすいフォント・級数にして確認したりする。Mac の場合には小塚明朝が判別しやすい。

    以下は最近校正した OCR 原稿からの抜粋を小塚明朝で表示したもの。官能小説なので「へ」を使う台詞がたくさん出てくる。原本では全てひらがなの「へ」だが、OCR 原稿では一部がカタカナの「ヘ」に置き換わってしまっている。どこでしょう。

    正解はこちら。

    このように脈絡なく突然混入してくるので OCR は油断できない。フォントによらず、ひらがなのへは2画目が下に凸の曲線、カタカナのヘは2画目が直線的か上に凸の曲線になる傾向があるのでそこで判別するくらいしかないが、ゴシックではほぼ見分けが付かない。

  • が取れた模様。

    昨夜、急に奥歯の歯茎が腫れて出血していることに気づいた。最近、歯周ポケットを念入りにブラッシングするように意識しているため、力を入れすぎて歯茎が傷付いたのかと思っていた。

    舌で歯を触ってみると、これまで存在しなかった鋭いエッジを感じるので、鏡で確認したら詰め物が取れた跡らしき凹地を確認できた。いつ取れたのか謎。飲み込んでしまったのか。

  • 窓から冷気がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!問題を改善するため、いま流行りの内窓 DIY をやってみた。プラダンで作る人もいるが、プラダンは2年も経つと紫外線でボロボロに劣化するらしいので、今回は中空ポリカを使用。

    施工前
    施工後

    テレビ番組などでも昭和家屋の寒さを改善する方法として紹介されているらしく、行きつけのホームセンターには中空ポリカの縁にはめる外枠やレールの類も一緒に売るコーナーができていた。

    今回内窓を入れたのは5尺か5.5尺四方×2の窓で、中空ポリカは1×0.5間を1枚で足りた(2,800円)。あとはフレーム・レール類を一通り買って計9,000円くらい。出来合いのフレームを使わなければもっと安く上げることも可能と思われる。

    MINI にはさすがに積めなかったので、親の軽を借りて家まで運んだ。ホムセンで軽トラを借りてもよいだろう。

    中空ポリカは大きいカッターで切れる(1m の金属定規が欲しい)。フレームやレールはプラ製で、のこぎりで切った。

    金属やガラスの建具ではないので、フレームをはめても結構ボヨンボヨンたわむ。まあこんなもんだろう。今日はさほど寒くないので、寒い日にどのくらい室温が変わるか調べてみる。この窓は北側で、他に南側にも高さ1間の掃き出し窓があるので、そっちも対策しないとあまり効かないかも。

  • いつか来るかもしれないと思っていた報せがついに。

    病に倒れて以降は公の場に姿を見せていないと思っていたが、Instagram には近影が掲載されていた。穏やかである。

    「Rydeen」はもちろん、小学校の運動会の入場行進曲だった。あの年は日本中の学校がそうだったはず。小学生の頃はあれが YMO というグループの曲だという認識まではなくて、中学に入ってから友人にカセットテープで曲をダビングしてもらったりした。聴きすぎてテープが伸びるという現象を実際に経験したのはこれが最初。

    幸宏氏といえばやはり、「U.T」のあのドラムと「ところでこの曲の高橋さんのドラムすごいですね」「ええ、すごいです」。ディレイをかけて重ねて「デケデケデデッ」になっているというのは大人になってから知った。