• 合掌。

    彼について特に詳しいわけでもないが、浅い思い出がいくつかある。

    学生時代にテレビが部屋になくて、ラジオをよく聴いていた。それで彼の番組をたまに聴き、なんかめんどくさそうな人だと思っていた。

    レニー・クラヴィッツの Are You Gonna Go My Way がたぶん出たばかりの頃、彼の番組で初めて聴いて、このギターリフ凄いな、と衝撃を受けたのを覚えている。あと、イーグルスの Hotel California の歌詞を全訳して紹介し、あの奇妙な詞の背景にどんな意味があるのかないのか、みたいなことを解説していたのも覚えている。

    2007年にブレイクした Perfume をすぐにフェスに呼んでくれたのは、ファンとしては感謝しかない。特に、2008年 RIJFES の入場規制がかかった伝説の LAKE STAGE と、2013年 RIJFES の最終日、フェス全体の大トリを Perfume に任せた GRASS STAGE。これは現場で見た。アイドルとくくられるグループがロックフェスに出るようになった、ほぼ最初ではないか。

    テレ東でやっていた「JAPAN COUNTDOWN」も確か渋谷氏が企画・構成にクレジットされている番組で、Perfume をよく紹介してくれていた。

    反面、Perfume と同じ事務所のポルノグラフィティに対してはずっと冷淡だったことも有名。2017年になってようやく、ポルノもロッキング・オンのフェスや雑誌に出るようになる。B’z を初めとするビーイング系も同じく、ロッキング・オン社の雑誌では長年扱わなかった。

    渋谷氏の中で Perfume が OK でポルノや B’z が NG だったという線引きはよく分からないが、上の記事などを読むと、NG というよりは「特に興味もないし、他のメディアが取り上げるからいいでしょ」という感じか。

    2000年代以降の渋谷氏とロッキング・オン社は、音楽産業の「盤を売る」ビジネスモデルが終わりを迎え、出版業界も縮小が続く中で、生き残るために「『批評』を軸とする総合メディア企業」みたいな不思議な会社へと脱皮を図ろうとしていた印象がある。

    ロックヲタっぽい選民思想や原理主義は表には出さず、飯を食うために大衆音楽・大衆文化に迎合できるところは迎合し、でも「『批評』を軸とする」という基本姿勢は捨てたくない——というところに自分は一種のねじれを感じていた。

    こういう二律背反はうちの業界にもあるな。一部で流行っている「新星景写真」という名の合成写真を天文雑誌は取り上げるべきか否か、というような話と似ている。ゲテモノにしか見えないけど、でも世間では流行ってるし、あれに感動する人もいるんだよなぁ、という。

  • 柚子の木の夏芽がびょんびょん伸びてきたので剪定した。この気温で午後に剪定など正気の沙汰ではないが、ななすけの散歩録バケットハットを被って作業したら熱中症は免れた。やはりキャップよりも、全周につばのある帽子で後頭部を守る方がよい感じ。

    夏芽にはアゲハの幼虫が多く付いている。彼らは硬くなった葉は食えないので、柔らかい新芽に付く。害虫もだいたい新芽に付いている。


    ウェットティッシュが乾いている。1パック買っても、ウェットネス(そんな英語あるのか)を保ったまま使い切れたためしがない。「乾きかけたウェットティッシュにウェットネスを補充できる液」的なものを販売してほしい。


    世界に広がる「風の電話」。

    確かに YouTube で “wind phone” を検索すると、海外に設置されている例を見ることができる。

    受話器で通話をすると、相手が沈黙している間も相手の気配を確かに感じる。つながっていない受話器に向かって独りで話しているうちに、向こうで相手が耳を澄ませているような感覚が湧いてきて、それがグリーフケアになる、というのはなんか分かる。

    海外の wind phone はオープンなものがほとんどのようだが、電話ボックスはやはりある方が良い気がする。

  • 余裕がなくてしばらくインスタを見ていなかったが、このかしゆかさんの趣味動画は凄い。

    そういえばフリーダイビングの初級ライセンスを取ったとラジオで言っていた。フル版を新アルバムの特典映像に付けてほしい。


    日本人ファーストを謳う極右政党が議席を伸ばした。排他主義は米国でも欧州でも蔓延している。

    こういう話にかぶれる人たちの思考でよく分からないのは、「自分たちは常に選別・排斥する側に立ち続けられる」と無邪気に信じているところ。

    実際には、仮想敵を作って支持を集めようとするイデオロギーは右でも左でも、必ず疑心暗鬼に陥って先鋭化し、敵認定の線引きが際限なく拡大し、味方も身内も殺すようになるというのが歴史の教訓だろう。恐怖心という「感情」を基盤にしているので。

    魔女狩り、ホロコースト、マッカーシズム、スターリン、毛沢東、ポル・ポト、連合赤軍、みんなそう。関東大震災の朝鮮人虐殺やコロナ禍のアジア人ヘイトもそう。ショート動画でかぶれて参政党いいねと本気で思っている人は、ちょっとスマホを脇に置いて、こういう歴史を描いた本の一、二冊でも読んで頭を冷やした方がよい。読まないと思うが。

    U-zhaan aka ニセレキシさん。

  • Windows 11 の初期セットアップシーケンスで OneDrive の有効化を求められる画面があり、注意深くスキップしたつもりだったのだが、有効化されていた。狡猾である。

    有効化されると「デスクトップ」「ドキュメント」「ピクチャ」の3フォルダが即座にクラウドにコピーされる。と同時に、C:\Users\xxxx\ の下にある3フォルダが消え、C:\Users\xxxx\OneDrive\ 配下に移されてしまう。なぜこういうことをするのか。

    ドキュメントとピクチャは合わせて70GBくらいあったので、クラウドへのコピーはあっという間に OneDrive の無料容量 5GB に達してしまい、「空き容量が不足しています」のエラーになった。そりゃそうだろ。無断でコピーを始めておいて何ぶーたれてんだ。

    こういうのは困るので OneDrive をアンインストールしたのだが、これがまずかった。

    アンインストールする前に、OneDrive の[設定]→[同期とバックアップ]→[バックアップを管理]に入って、「ドキュメント」「写真」「デスクトップ」の同期をオフにしておかなければならなかった。

    自分は同期がオンになったまま OneDrive を消してしまったため、3フォルダが消えて C:\Users\xxxx\OneDrive\ 配下に移動したままの状態になってしまった。この状態でも、エクスプローラー上では自分のアカウント名のフォルダの直下に3フォルダーがあるかのような表示になっているが、何かのアプリケーションで「ファイルを開く…」や「名前を付けて保存…」を開いてフルパスを見ると、実体は C:\Users\xxxx\OneDrive 配下にあることに気づく。

    しょうがないので OneDrive アプリを再インストールし、クラウドへのコピーが容量不足で止まっている状態を再度発生させる。この状態で3フォルダの中身を5GB未満に減らし、とにかくファイルコピーを完了させた。

    その後、OneDrive の設定画面で3フォルダの同期をオフにしてからPCを再起動。こうすると3フォルダが本来のパスに復活する。

    …のだが、中身のファイルは C:\Users\xxxx\OneDrive の下に置き去りにされたままになるので、手動で本来の3フォルダの中に戻す。

    これでようやく縁が切れたので、OneDrive アプリをアンインストール。あるべき姿に戻った。ここまで、以下を参考にした。

    Microsoft Teams で外の人と共有したファイルも、自分の OneDrive のクラウド上に全部コピーされて残ってるのね。やめて欲しいんだけど、オフにする設定が見つからない。web 版 OneDrive にサインインして消すしかないようだ。サインインしようとすると2段階認証で、番号を書いたメールが飛んでくるのに5分以上待たされる。本当に unko of unkos である。

  • ひとまずPT3で視聴・録画環境を整備。入れたもの。

    ブログ記事をあさりながら試行錯誤するのは久しぶり。こういうふうに tips を共有し、digる文化はもう絶滅したかと思ったが、意外と生き残っている。

    ということで、無事に録画できた。

    Perfume もそろそろ THE FIRST TAKE に出てほしい。近年の曲はほぼ生声なので、生歌でも全然いけるはず。

    万博のNTT館も観たくなってきた。