• 春芽がばんばん伸びてきたので先日剪定した。結局花は今年も付かず。一応肥料はやってみたのだが。

    もし来春に花を付けるモードになってくれれば、これらの春芽の先に蕾が付くはず。なるべく春芽は切らないように気を付けつつ、昨秋に徒長した枝や内向している枝を整理。

    どうも枝葉を生やす方(栄養成長)に旺盛っぽいので、根切りとかしないとダメかもしれない。


    愛知でT-4が墜落。小牧から新田原に帰る途中だったらしい。機体は池に沈没。乗員がベイルアウトしたかどうかの報道がまだない。ヘルメットと帽子が見つかったとの報告あり。うーむ。

    どうしても、1999年のT-33の事故を思い出す。地元で起こった事故なので忘れることはない。T-33のときは結局、導入から年月が相当経っていたこともあって事故後に全機が飛行を差し止めてそのまま退役になり、練習機はT-4に置き換わった。今回も、全基地のT-4が飛行見合わせ中とのこと。

    ブルーインパルスもT-4なのでどうなるか。5/25の美保基地航空祭を始め、毎月のように展示飛行の予定があるが、安全が確認できるまで飛行は難しいのではないか。

    T-33のときは無線でベイルアウトを告げてからもそのまま操縦を続けて、河川敷に出てから脱出したものの、もはや高度が足りなくて助からなかったのだが、これについて、「住宅地を避けてぎりぎりまで機体を誘導した英雄的行為である」「地上の整備要員が責を負わないように、間に合わないのを承知で脱出機構の作動だけさせた」といった美談がしばしば語られる。実際そうだったのかもしれないが、ちょっと辟易しているのも確か。

    今回の事故も、早くもSNSではそれに似た物語(「市街地を避けて池に向かったに違いない」)が流布され始めている。そうだったのかもしれないが、事故調の報告が出るまでは何も分からないし、何でもかんでも感動物語にして消費しようとするな、しばらく静かにしてろ、とは思う。

  • 「瞑想する人ほど老化が遅い」というGIGAZINEの記事。

    記事に書かれている通り、「超越瞑想 (TM)」というのを最初に言ったのはインドのマハリシ・ヨギという人物で、ビートルズのジョージ・ハリスンが彼の信者として傾倒したことでも知られる。

    ジョセフソン効果の発見で江崎玲於奈などとともに1973年のノーベル物理学賞を受賞したブライアン・ジョセフソンも彼の思想に嵌まり、超能力や超心理学を研究するなど、完全におかしくなった。

    上の VOICE の記事でも触れられている通り、マントラを唱える瞑想とか空中浮揚とか、この手のニューエイジカルチャーや自己啓発はオウム真理教の元ネタの一つでもあり、カルトとの親和性が非常に高い。GIGAZINE の記事を書いたライターはそういうTMの歴史や危うさを知っているのかいないのか不明だが、もう少し注意深く扱うべきだろうと思う。

    しかも、記事で取り上げている論文は、あの悪名高いMDPIの論文誌に投稿されたものである。

    MDPIはオープンアクセスのオンライン論文誌をたくさん出している企業で、掲載料さえ支払ってくれればろくに査読をせずに何でも載せますよ、というビジネスで有名。いわゆる「ハゲタカジャーナル」の運営元である。

    まともな研究者はわざわざMDPIのジャーナルには投稿しない。投稿するのは投稿する「理由」がある人々(他の雑誌では掲載を断られるトンデモ論文をどうにかして論文誌っぽいところに掲載し、「referred journal への掲載実績」を粉飾したい人々)だけ、というのが共通認識になっているはず。

    オウムの事件から30年経って、やっぱり世代が入れ替わると風化は避けられないんだろうなと思う。オウムの後継組織は今も活動しているし、統一教会をはじめ、オウム以外のカルトも至るところで無害な同好会や自助グループの顔をして、自分探しをしたい無邪気な若者や精神的に弱っている人たちを待ちかまえている。メディアに携わる人々も、気を付けて仕事をしないといけない。

    ついこないだも、自分がお手伝いをしているメディアで編集部が紹介しようとしていた商品が、実はカルト団体が資金源として販売している代物らしいことが分かって記事がボツになったということがあった。本当に、一見無害な顔をしてあちこちにそういうものがあります。

  • 自動車税来た。ペイジーで納付。39,600円(乾いた笑い)。

    自分の車は1995年式なので今年でちょうど30歳。古いガソリン車は環境負荷が高いとのことで、税率が有無を言わさず15%加算される。好きで乗り続けているので文句は言えないが、古い車を廃車にせず長く乗ることで長期的に廃棄物を減らしているという点は全く評価されない。せめて年間走行距離が少ない車は軽減するとかしてほしい。

    自動車税は県の一般財源になるらしいので、八潮の下水道陥没が完全に復旧した暁には、あの下水道の1cm分くらいは俺が支払った自動車税のおかげで直った、と思うことにする。

    固定資産税の納税通知書も来た。口座に金を入れておく。

    あとは6月に市県民税、7月に恐怖の国民健康保険税のお知らせが来るはず。


    庭のあちこちで赤いダニを見かける。5月の風物詩らしい。そういえば子供の頃、親が揚げてくれた鯉のぼりを物干し台から眺めていたときに、手すりを赤いダニが歩いていた記憶がある。


    最近、近所の商店街に新しいラーメン屋ができて、このへんの住人ではなさそうな若い人たちがよく食べに来ている。家系インスパイアとかそういう系統らしい。昨日もそんな若者3人組がどこかに車を駐めてその店に向かっているところに出くわした。商店街を見て、「ここ『ショッピングセンター』なんだw」「シャッター街過ぎるんだけどw」と笑っていた。

    確かにここには「○○ショッピングセンター」というでかい看板が今も立っていて、でももう2、3軒しか営業していない。昭和50〜60年代までは肉屋と八百屋が2軒ずつあり、魚屋、和菓子屋、クリーニング店、居酒屋、電気屋などもあって大変活気があった。文具店も書店も喫茶店も寿司屋も薬局も徒歩5分圏内に複数あった。全部なくなった。酒屋もあって昔は頻繁に御用聞きに来ていたが、数か月前に閉店した。今の若い人は「御用聞き」などという習慣をもう知らないだろう。

    我々団塊ジュニア世代が小学生だったころ、親である団塊世代が若い夫婦となってこのへんの分譲住宅に住み、明るい未来を夢見ていた。当時はまだ大型スーパーもなく、こういう商店街で夕飯の買い物をするのが普通だった。まあ衰退したというか、時代が変わったわけですね。そうして賃料が下がった商店街の空き店舗を、たまに物好きな人が借りてラーメン屋を開いたりしている。

    このラーメン店の開店直後に、商店街でまだ営業している八百屋のおじさんが食べに行ってみたらしい。「美味くなかった、ありゃぁやめたほうがいいよ…」とうちの母に言っていたらしい。

    無遠慮に衰退を笑う若者たちを見て、自分にもああいう怖い者なしの時代があったなーと懐かしく思った。君たちもあと20年もすれば衰退を笑われる側になるよ、人生は順番こだからね、と言いたかったけど言わず。

  • 個人事業主にカレンダーの平日/休日の区別はあまり関係なく、GWもずっとお仕事で終わった。5日に図書館に行くのでちょっと車を運転したくらい。河川敷に鯉のぼりが泳いでいて、家族連れがたくさんいた。


    ごみを分別せず、収集日以外の日に適当に出す新住人がいるようで、近所の人たちが迷惑している。最近は新聞を取らず自治会にも入らない人たちがいるので、市の配布物ももらってなくて収集日を知らないのかもしれんと思い、収集カレンダーをコンビニでプリントアウトしてキンコーズでラミネート加工した。これを集積所に掲示してみる予定。外国人の住人もいるっぽいので英語も書いた。製作費用は600円くらいだが、キンコーズ(新宿)までの往復交通費で900円かかった。本当は市にこういうのもきめ細かくやって欲しいところではある。


    産経新聞の書評欄に『見たこともない宇宙』が載ったらしい。ありがとうございます。


    IUTとABC予想に関する過去記事がたまに多めにアクセスされることがある。まとめサイトや巷のショート動画などで不定期に話題になり、うちまでたどり着く人がいるようである。私は最近、あまり追いかけてはおりません。

    そういえばZEN大学が4月に開学し、IUTを研究すると標榜していた例の附属研究所もスタートしたらしい。研究所の名前は結局、「宇宙際幾何学センター」ではなく「ZEN 数学センター」になったようである。

    表向きには、IUTに特化した研究機関というわけではなく、「コンピューターを用いた数学の形式化」を研究するという名目のようだ。証明支援系とか自動定理証明とか、そういう分野をやるということなのかな。ZEN大学自体がITを駆使したオンライン大学という性格なので、それに合わせたのだろうか。

    IUTを巡っては、本来は一意に正誤が定まるはずの数学の証明が、提唱者一派とそれ以外の人々によって180度違った評価をされたまま10年以上も膠着しているという不健全な状況になっている。計算機による証明支援のような研究は一朝一夕に成果が出る分野ではなさそうだが、IUTの混迷を打開するのにも何かしら役立つといいですね、とは確かに思う。

  • 4/30(水)

    なんかよく歩いた。革靴だったので足の裏がピキピキに。

    西武新宿駅から新宿駅まで歩いて山手線や総武線のような西口寄りの番線に行きたいときの最適ルートがいまだに分からない。西口が再開発工事の衝立だらけで迷路になってしまったので。結局いつも、東口から入って東西自由通路で西口寄りの改札まで歩いている。

    逆に、西口から出て西武新宿まで歩いたら良いルートが分かるのではないかと思って帰りに試したが、やっぱりよく分からない。なぜか小田急ハルクの方に出てしまった。

    夕方の細い月と木星と飛行機雲。

    目で見た月はもっと細いが、スマホカメラだとなかなか細く写ってくれない。