• こないだのイーロン・マスクのツイートが案の定、非難の的になっているが、彼は今のところ削除はしていない。

    こないだは「自分の子を養子にやる」という意味もあるのかなと思ったが、英語圏でそのように受け取った例は管見では見当たらないようだ。そういう意味になるためには、I will give you a child ではなく I will give you one of my children とかでないとダメかもしれない。だとするとやっぱり「妊娠させてやる」としか読み取れず、creepy という感想にしかならない。

    例のツイートへのリプにイーロンが反応した例を拾ってみると、

    という感じで、「ただの冗談になにマジになってるの」ということにしたいようだ。他人にひどいことをしておいて、いざ批判されると「いや、冗談じゃん」と逃げるのは、いじめをする小人物の典型である。

    テイラーの言動は「未婚女性は民主党支持」という傾向に沿ったものだよねというツイートに💯の絵文字。イーロンは自分が気に入ったツイートにこの絵文字で反応するのが好き。

    彼が反応したのはこれくらいだった。その一方で、直接関係はないが以下のようなツイートもしている。

    misinformation(誤報・デマ)の定義は?という元ツイへのリプライで、「ミス・インフォメーションというのは外見は美人でしかも信じられないほど広い知識を持つ人ってことだから、基本的にはセクシーな図書館司書だね」という加齢臭溢れるジョーク。これを面白いと思って書いてるところがもうきつすぎる。

    こういう感じで心底うんざりしたので、twitter を使うのはやめました。情報源としては便利なのでたまには見るし、favも押すかもしれないけど、もう書かない。イーロンが売却したら戻るかも。

    SNSは森永ラムネみたいなもので、食べればいつでもおいしいけど、それだけ食って生きていけるものでもない。自分の生活をしよう。

    一応、BlueskyThreads にいます。切込隊長とかも Bluesky にいた。

  • @TOKYO NODE GALLERY(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)。ようやく行けた。事前予約制だが、枠は全然空いていたので当日予約しても取れそう。

    土曜のせいかカップルや家族連れもいて幅広い客層だった。順路は3つのチャプターに分かれていて、これまでは Chapter 3 だけ(新曲「IMA IMA IMA」を使っているせいか)撮影禁止だったのだが、現在は解禁されている。

    LEDとワイヤーで作った三人の立像。正しい人体比例で作られた巨大な立像というのは、古代エジプトやギリシャ・ローマを連想させて、迫力があってかっこいい。

    Perfumeのダンスの解析。振付の動きがビートを拾っているのか、曲を拾っているのか、ヴォーカルを拾っているのかを分析して可視化している、みたいなインスタレーションだった。ライゾマの人はこういうの好きですよね。

    FUSION、無限未来、マカロニなどのインタラクティブ展示。無限未来でライトの光が身体の動きに追従するやつで小さい女の子が遊んでいた。

    ポリリズムの部屋。3面スクリーンに過去のポリリズムのライブ映像がびっしり流れ、間に三人のインタビューも流れる。中央には過去に使われたハイヒールの現物が大量に展示されている。ここは没入して感動できる。

    写真を撮らなかったが、IMA IMA IMAのステージ演出を体験できる展示もあった。他に、年表や過去のポスター、昔配っていたパンフレットなど、現物の展示も色々あって楽しめる。年表の前では「これ行った」「自分はこの曲から知った」など、同行者同士で思い出話が尽きないこと間違いなし。

    物販も少し買ったが、肝心の図録は「制作に時間がかかっており」ということで何と売られていなかった。まじか。asmart で予約購入できるらしい。

    ギャラリーがある虎ノ門ヒルズステーションタワーの45階は見晴らしが素晴らしい。霞ヶ関・日比谷・大手町方面を望む。手前の高層ビルは文部科学省、その裏の低い建物が泣く子も黙る財務省・外務省、その奥のヘリポートのあるビルが総務省、その向こうが警視庁。道の右側は手前から経済産業省、農林水産省、東京高裁・地裁、法務省。皇居前広場や宮殿もよく見え、皇居の森の向こうには竹橋の毎日新聞社ビルも見える。これの一つ左の窓からは国会議事堂も見下ろせた。確か、赤坂見附のプルデンシャルタワーからは国会議事堂方向は目隠しされているという話があったように思うが、ここからは普通に見える。いいんだろうか。


    新宿に移動して遅い昼飯。嵯峨谷の蕎麦が食べたかったが、歌舞伎町にあった店は閉店しており、新たに京王モールの中に嵯峨谷ができていた。新宿の地下はあちこち工事中で仮囲いのラビリンスとなっており、昔使えたルートが封鎖されていたりする。苦労して京王モールにたどり着き、蕎麦を食べた。わかめ食べ放題がなくなってる? と思ったらレジ前にあった。食後に気づいた。

    死ぬほど暑いので、凍えるほど冷房が効いていることで有名な西武新宿のセガフレードに避難。お一人様用のカウンターで自分と同年代のおばさんがスマホで小さくラジオ(radiko?)を流しながらうつ伏せで昼寝していて、真の大人にしか味わえない自由を感じた。これが大人の休日ですよ。こういうのに目くじらを立てる人間には決してなるまい。

  • エアコンの室外機に直射日光が当たるせいで効きがいまいちなのでは、との懸念から、母親が室外機に貼りつける遮光シートを買ってきた。

    いわゆる銀マットに糊が付いているという感じのものだが、これを表面に密着させるのはかえって良くない気がする。アルミ箔のような薄くて熱伝導率のよいものを貼るならまだいいが、ベースが薄いスポンジだったので、入射光は反射するかもしれないが、中から外への放熱ができなくなるだろう。

    ということで、遮光するのはいいがエアフローも大事なので、遮光シートはやめ、隙間を空けてすだれ的なものを掛けられるように直方体のフレームを作った。

    このくらいにしておくのがいいだろう。

    こういう単純な直方体のフレームをDIYで作りたいときに何を使うべきか迷ったが、プラパイプのメーカーサイトに、いろんなDIY素材でいくらかかるかを比較した記事があった。

    自分も最初は塩ビ管で作ることを考えたが、塩ビ管は液体を流すためのものなので、3方向を90度でつなぐカド用のジョイントはない。T型のジョイントしかないので、綺麗な直方体にはできない。(上のサイトに作例あり)

    金属素材は高いし、木材は耐候性を持たせるために塗装しなければならないのがめんどくさい。ということでプラスチックのパイプを採用。上のサイトを作っている矢崎化工という会社のイレクターというパイプが有名らしいが、他メーカーも似たようなのを出していて、値段も大差ない。なので、最初に見つけた「パイプファクトリー」さんというメーカーに注文した。だいたいどこも1mm単位でオーダーできる。

    材料費は3,500円くらい、送料が1,500円ほどかかってトータル5,000円くらいだった。上のサイトに値段の比較もあるけど、まあ妥当だと思います。

  • macOSをアップグレード。仕事で使っているアプリケーションが Monterey をもうサポートしないということがあったので。

    上げるときはなぜか最新OSのリリース直前になることが多い。いつも最新の一つ前かそれ以前のやつを使うことになる。枯れてから更新するので安全ではある。

    特に障害もなく淡々とアップグレード完了。動かないアプリケーションなども今のところなさそう。Monterey から2個上がったわけだが、UIもほぼ変わらず操作できる。デスクトップをクリックするとウィンドウがシャッとどいてデスクトップ画面を使えるのは地味に便利かも。

    主にテレビ録画や遊び用として使っている Windows 機の方はまだ 10 で、11 には上げられない仕様。どうしたものか。

  • インスタでハリス支持を表明。以下全訳。

    多くの皆さんと同じように、私も今夜の討論会を見ました。まだ見ていない方は、今こそ、目の前の論点やあなたの一番大事な問題について候補者がどんな立場をとっているかを自分で調べる良い機会です。有権者として、私は候補者が提案している政策や計画について、可能な限り見たり読んだりするようにしています。

    最近、「私」を名乗るAIがドナルド・トランプの大統領選出馬を支持している嘘の姿が彼のサイトに投稿されているのを知りました。このことで私は、AIの恐ろしさやデマが拡散する危険性をまざまざと感じました。このことから私は、自分が有権者として、この選挙で実際にどういうプランを持っているかを完全にクリアにする必要があるという結論に至りました。デマと戦う一番簡単な方法は、真実を伝えることです。

    私は2024年大統領選でカマラ・ハリスとティム・ウォルズに投票します。ハリスに投票する理由は、彼女が私の信じる権利と大義のために戦っており、そのような権利と大義を護る戦士が必要だと思うからです。彼女は安定した有能なリーダーだと思いますし、混沌ではなく冷静さに導かれれば、私たちはこの国でもっとたくさんのことをなし遂げられると信じています。彼女が副大統領候補としてウォルズを選んだことにとても勇気づけられ、感銘を受けました。彼は何十年にもわたって、LGBTQ+の権利、体外受精、女性が自分の身体に対して持つ権利のために立ち上がってきました。

    私は自分で調べ、選択をしました。あなたが調べた結果はあなた自身のもので、選択もあなた自身のものです。特に初めて投票する人たちにもう一つ言いたいことがあります:投票するには有権者登録が必要なことをお忘れなく! あと、期日前投票の方がずっと簡単です。登録の場所や期日前投票、その他の情報についてのリンクを私のストーリーに貼っておきます。

    愛と希望を込めて、

    テイラー・スウィフト

    子なし猫おばさん

    「子なし猫おばさん (Childless Cat Lady)」というのは、トランプの副大統領候補であるヴァンスが2021年のFox Newsのインタビューで言った言葉:

    アメリカは民主党と新興実業家と、「自分の人生や選択をみじめに思っているせいでこの国の他の人達にもみじめな思いをさせたいと思っている子なし猫おばさんたち」に支配されている

    への皮肉。cat lady は「それなりの年齢になっても独身でなぜか猫をたくさん飼っている(=人付き合いより猫が好きな変人)女性」という侮蔑的な言葉らしい。(英辞郎より)

    自民党にもいるが、米国の保守層の価値観は「女は結婚して子供を産んで家庭を守れ」ということで、カマラ・ハリスを筆頭に、近頃そういう生き方をしない女性が増えて嘆かわしい、とマジで公言する人たちが共和党の候補者になっているという。

    テイラー自身、子供がいなくて猫が大好きなのはまあ事実。

    これに対する、トランプ支持を表明しているイーロン・マスクのツイート。

    I will give you a child というのが「君を妊娠させてやる」という意味なのか「俺の子を1人、養子にやるよ」(イーロンは12人の子持ち)という意味なのか知らないが、どちらにしてもドン引きするほどキツい。トラヴィス・ケルシーに殴られてほしい。

    イーロンがトランプ支持なのはよく分からないが、政策実行力の面で共和党の方が優ると思っている節はある。というか、国の金を引っぱってくるにはおだてに乗りやすく脳味噌の軽い大統領の方がいいという計算を感じる。「ハリスが大統領になったら火星に行けねぇぞ」ともツイートしている。

    今回テイラーは意思表明をInstagramだけに投稿し、twitterには投稿していない。というか、改めて気づいたが、6/22を最後にツイートしていない。それまでは間が空いたとしても1、2週間おきには、The Eras Tourの次の公演地に移動するタイミングなどでツイートしていたのだが、ぱったり止まっている。7/13にトランプ銃撃事件があって、その日にイーロンがトランプ支持を表明したことで、テイラーはイーロンが所有するtwitter (X) をもう使わないと決めたんだろうか。一度決めたら曲げないタイプの人なので、マジでそうなのかもしれない。知らんけど。いい機会なので俺もtwitterやめるか。