• 久々の外出取材。酷暑の中、帽子と扇子と水筒を忘れるという。死ぬかと思った。

    ひと区切りということで少し感傷的になりつつも、俺よりキャリアがはるかに長い記者さんたちが先生方と仲良さそうに談笑している場にどうも混ざることができなくて、本編が終わったらさっさと出てきた。いまだに俺は浮いてるな。まあ別件の TODO もたまっているし、いいんだ。出口で特製クリアファイルをいただいた。

    はやぶさ2グッズ

    往復の電車内で、スマホのメモアプリで別件の原稿を書く。早く終わって欲しいが、書かない限り終わらない。

    ついでに散髪。最近髪が反り返ってくる。傷んでいるのか老化なのか。

    コンビニのコーヒーマシンで作るいちごフラッペが美味い。ちょい高いけど。店の前で飲んでいたら、客のおばちゃんに「あらおいしそう」と言われた。「いやー、暑いですからねぇ」「ふふふ、お仕事終わり?」みたいな会話。

  • 健診のために久々に出社。一日中マスクをしているとやはり顔の痒みがヤバい。

    胃部レントゲンでげっぷを我慢できず胃がしぼんでしまったので、炭酸を強制おかわりさせられた。きつい。

  • 逼迫しているとのことなので、PC を1台落として1日過ごす。遊び用 PC なのでなくても問題ない。仕事も捗る。いや、捗ってはいないな…。

  • なぜか「ノースリーブ」に変換されるのだが、原稿の〆切に追われて必死で書いているときにこういうのは大変心臓に悪いので、やめて欲しいです ATOK さん。

    ATOK の環境設定から、[入力・変換] → [推測変換] で [推測候補の自動表示] を「しない」に変えたら、「ノースリーブ」は出なくなった。

    しかしまだ、「のめ」を変換すると「荻野目洋子」に変換される問題が解決しない(何だよこれw)。読み込まれている辞書の一覧から「トレンド辞書」というのを削除してみたが、これではない模様。まあ荻野目ちゃんが2022年のトレンドかと言われると、そうでもないしな。そんなことはどうでもいいが、マジでやめてくれ。

  • 特集「レジェンド科学者たちの思考でたどる 物理総入門」を執筆いたしました。第1特集を一人で担当するのは初めて。だいぶ遅れてしまい、編集さんにご迷惑をおかけしてしまった。

    Newton (ニュートン) 2022年 08月号 [雑誌]

    物理学者の伝記を要素として含む記事なので、近代以降の物理学史も改めて勉強し、監修の有賀暢迪さん(一橋大学大学院)にもいろいろ教わった。

    現在流布している、教科書に載っているような物理学の発展史の話は、実はかなり後付けで綺麗に整理された後のものだということがよく分かった。論文や成果発表の時系列を細かく追っていくと、もうぐちゃぐちゃです。Aさんがこういうアイデアを出して、それを見てBさんがこれを出して、…というふうに一本道で歴史が進むことはない。複数のアイデアが同時多発的に出たり、後戻りしたり、否定され続けたり、実に混沌としている。マクスウェル方程式も、マクスウェルが最初に出したバージョンでは9本だか20本だかの連立微分方程式群になっていて全然美しくなかったのを、後にヘビサイドやヘルツが整理してあの4本になったとか、そういう話があちこちにある。

    一般向けの記事では当時の混沌まで紹介することはなかなかできないが、科学史の文献を見ると、伝説と正史の違いに関する話がたくさん出てきて面白い。