• にて、「宇宙アート美術館」を執筆いたしました。よろしければご覧ください。

    科学雑誌ニュートン最新号(2024年9月号) 「必修の数学」 | ニュートンプレス

    NASAだとか各国の天文台、大学、研究機関などで宇宙や天文学に関するプレスリリースが出るとき、天体の想像図やイラストレーションがしばしば使われる。そういう絵を集めてみたという、少し珍しい記事。

    研究機関ではイラストの制作を外注で依頼することもあるし、専門のアーティストがいる所もある。ESO(欧州南天天文台)などで仕事をしている2人のアーティストのインタビューも、今回 eso.org から転載許可を得て載っている。

    最近の天体イラストレーションで知名度が高いものの一つが、恒星間天体オウムアムア(2017年)の想像図だろう。

    このイラストの作者としてクレジットされている M. Kornmesser という名前を他でもよく見かけるので、一度この人のことを調べたいと前から思っていたところ、ちょうどよく今回の記事の企画が編集部から来たので、少しいろいろ探して ESO のインタビューを見つけ、編集さんと相談して抜粋を載せることになった。こういうお仕事に就くにはどういう道に進めばいいのかと思っている人にも参考になるかも。

  • この季節になると母は家の外にあるプロパンのボンベに日よけをかける。車用の銀色のサンシェードの古くなったやつを使っている。そんなのかぶせても意味ねぇだろうと思っていたが、プロパンガス設備の設置基準で、ガスボンベは「40℃以下に保つ」「直射日光を避ける」という規定があることを知った。よって、日よけをかけるのは法規的には正しい。

    第十八条 法第十六条の二第一項の経済産業省令で定める供給設備(バルク供給に係るものを除く。以下この条において同じ。)の技術上の基準は、次の各号に掲げるものとする。

      貯蔵設備(貯槽であるものを除き、貯蔵能力が千キログラム未満のものに限る。)は、次に定める基準に適合すること。

       充てん容器等は、常に温度四十度以下に保つこと。

    第四十四条 法第三十五条の五の経済産業省令で定める消費設備の技術上の基準は、次の各号に掲げるものとする。

      第十六条第十三号ただし書の規定により質量により液化石油ガスを販売する場合における消費設備は、次のイ又はロに定める基準に適合すること。

       ロに掲げる消費設備以外の消費設備は、次に定める基準に適合すること。

       (4) 充てん容器等は、第十八条第一号の基準に適合すること。

    液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施行規則 | e-Gov法令検索

    8.充てん容器等を常に温度40度以下に保つ措置

    規則関係条項 第16条第8号、第18条第1号ハ、第19条第1号タ、第44条第2号イ(4)・ロ(1)

    充てん容器等を常に温度40度以下に保つ措置は、次の基準によるものとする。

     (1) 日光の照射によって当該容器が40度を超えて加熱されるおそれのある場合は、常に温度40度以下に保つ措置を講じた場所に充てん容器等を置くこと。

     (2) 日光以外の熱源によって当該容器が40度を超えて加熱されるおそれのある場合は、不燃性の隔壁を当該熱源と充てん容器等との間に設けること。 

    液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施行規則の機能性基準の運用について

    「ガスボンベは40℃以下に」というのは、プロパンガスに限らず、高圧ガスのボンベは全部そういう規定らしい。

    昔からそういう規定なのだと思うが、気候が変わって気温35℃超えが普通になってくると、40℃までのマージンの狭さが気になってくる。法令やボンベの仕様の見直しが必要なのかも。(※ 40℃でプロパンが爆発するとか自然発火するとか、そういう話ではない。プロパンの自然発火温度は約450℃。)

    家庭のガスに関しては、都市ガスに替えればそういう心配は一応なくなる。

  • 木を剪定するなどの外作業を1時間ほどやった。帽子も被って熱中症対策をしたつもりだが、しばらく経ってから頭痛を発症。

    しばらく寝ていたら少し良くなったが、そうか、脱水してるせいか、と思い至り、水分を補給する。そういえば作業した後に滝のように汗をかいたんだった。意外と脱水していても喉の渇きを感じなかったりする。

  • Webから本を注文し、近くの書店で受け取れるというサービスがいくつかある。大手取次のトーハンがやっている「e-hon」、日販がやっている「Honya Club」が代表的。代金は受け取る書店で支払うため、書店の売上になり、地元の書店を応援できるという趣旨。送料も無料。

    e-honってこんなサービスです!│オンライン書店e-hon
    :オンライン書店Honya Club com

    amazonの台頭によって中小の書店は絶滅しつつあるが、やっぱり町の本屋は文化資本として消えて欲しくないと思う人たちの間で、こうしたしくみがちょくちょく注目されている。

    すぐに必要な本は amazon で買うが、急ぎでない本はこういうのでもいいな、amazon 嫌いだし、と思って e-hon と Honya Club のアカウントを作ってみたが、本の受取場所として選べる書店を見てみると、うちの市内では e-hon はわずか1店、Honya Club は3店しかなく、イオンに入っている未来堂書店とか蔦屋とか、結局大手資本の書店しか選べない。地元に昔からある老舗の2店はリストに入っていなかった。

    未来堂とか蔦屋は放っておいても潰れないし、品揃えの面でも大して本への愛を感じない店たちなので個人的にはどうでもよい。どうせなら子供の頃から世話になった商店街の本屋を応援したいのに、そういう店を受取先として選べないのはなぜだろうと思い、実際に店に赴いて尋ねてみた。(ついでにそれぞれの店で本の取り寄せも依頼。)

    地元駅から一番近いA店。別冊 Newton の品揃えが豊富。

    「(e-hon や Honya Club の存在を)よく知らない。聞いたことがない」「販売量が多い店でないと、そもそも取次からそういうシステムの話を勧められないのではないか」。

    A店の次に駅に近いB店。国土地理院地形図も扱っている。

    「e-hon はずいぶん前から存在は知っていて、加盟しようと思ったこともあったが、確か金を取られるしくみだったような。それでやめた気がする。今はどうなっているのか分からないですが」「加盟するときに登録料を取られるのと、その後も8,000円だったか、売上が立つごとに手数料を取られるとか、そんな感じだった」。

    これらはそれぞれの店主さんがおっしゃったことなので、勘違いや間違いがあるかもしれない。もし本当にそうなら、取次が言う「本屋を応援する」という趣旨とはかけ離れているというか、零細書店にしてみればあまりメリットを感じないかもしれんなぁという感じ。

    B店の店主さんは「うちみたいな店を気にかけていただいてありがとうございます」「弱小なもので…」と恐縮されていた。

    ただし、どちらの店の人もあまりネットだとかは得意でなさそうで、こういうしくみ自体に興味がない可能性もある。両店は学校教科書の指定販売店でもあり、春の教科書販売でどっさり売上が立つので日々の商売をあんまり頑張らなくてもいい、という空気も感じる。B店には某巨大新興宗教の本もたくさん置かれており、そちらだけでも食っていけるのかも。

    一応、e-hon と Honya Club にも「こういう話があったけど」という質問をした。返事待ち。

  • 7/21(日)

    友人と会食。新宿中村屋の純印度式カリーを食す。美味しかった。食べたのは初めてか、遠い昔に食べたことがあったかもしれない。

    日曜なのでどこも混んでいる。お茶を喫したかったが、隣の高野に行ってみたら大行列。らんぶるに行ったらこちらも行列だったが、回転が速かったのであまり待たずに席に落ち着くことができた。名曲喫茶だが、いつ来てもがやがやしていてBGMはあまり聞こえない。

    いま新宿で喫茶店を出したら簡単に儲かるんじゃないかと思うくらい、カフェ不足を感じる。

    灼熱のために折り畳み傘を日傘代わりに差して移動してみた。ないよりはましだが、雨傘は日光が透けるせいか、あまり涼しさは感じない。路面からの照り返しの方がきついせいかもしれない。少し歩いただけで紫外線による目の疲れが来る。

    友人が ATM で新紙幣をたくさん入手したというので、1枚交換してもらった。初めて見る。凝った仕掛けがあって面白い。1万円は左のホログラムの部分が場所を取っているせいか、横方向の長さを少し短く感じる。裏面の「10000」の文字色がだいぶ風変わり。サンセリフの10000はまあ安っぽいといえば安っぽいが、ユニバーサルデザインを採り入れた未来のお札という感じもある。世の中が昔より少しずつ良くなっている象徴だと思えば悪くない。

    12倍のキズミで見ると、凹版印刷のインクの盛り上がりや照りが大変美しく、見飽きない。ホログラムの精緻さも凄い。ただ、細かいヒビが早くもホログラムに入っているようにも見えた。この部分の耐久性がどうなのかは謎。

    マイクロ文字は日銀の広報資料に載っていない部分にも入っていて、自分は表で3か所、裏で3か所見つけた。