• コラム「3Dゲームの開発にも欠かせない四元数」を執筆いたしました。よろしければご覧ください。

    ニュートン別冊『虚数とは何か』 | ニュートンプレス

    四元数というと、自分は「堀淳一郎さんのあれ」というくらいの印象だったが、3DCGの世界では普通に使われていて、使われるだけの「良さ」がある。…という話を紹介しました。今回調べてみて、なるほど、回転を表すには使わない手はないなと感じた。古巣で作っていたソフトでは、今は知らないが当時は確か使っていなかったと思う。四元数ベースで書き直せばだいぶ軽くなるのではないか。知らんけど。

    物理に登場する虚数(複素数)というと電磁気や量子力学だが、そのへんの紹介にも一章を割いていて、興味深い話題がたくさんある。Newton別冊の中でもかなり面白い一冊だと思います。メインで執筆されているのは山田久美さんだが、山田さんの記事はいつも情報量の濃さと分かりやすいビジュアルが両立していて凄い。何でこんな風に書けるんだろうといつも思う。

  • 11/10(日)

    大きなやつが一つ手を離れたので、しばらく行けていなかった散髪へ。12月から1,200円→1,300円に値上げするらしい。もっと上げてくれても全然いい。何もかも上がってるんだからみんな堂々と値上げすればいいんですよ。

    自分の原稿料も見直さないといけない。あと、今月からフリーランス法が施行されて、お付き合いのある一社とはそのために改めて契約書を交わし、もう一社は契約はそのままだが、新法に照らして問題がないかどうかの確認があった。一方で、何の動きもない会社もある。これもなんか言った方がいいんだろうか。めんどくさい…。毎回こちらからつつかないと動かない(つついても動かない)のもどうなんだ。

    駅前にある「VANITOY BAGEL」というベーグル屋のベーグルがうまい。富ヶ谷の tecona も好きだったけど、VANITOYもうまい。我が埼玉県西部に根ざしたお店らしく、本店は川越らしい。

    vanitoy って何だろう、検索してもそういう単語は出てこないし、とずっと不思議に思っていたが、店のオーナーのお子さんの名前から取った店名らしい。

  • 1ヶ月くらい前から、身体が特定の状態になったときに頭痛が出るようになった。今までなかったことなので頭痛外来へ。

    問診票を書き、「そこの機械で血圧も測っておいてください」と言われたので測ったら、最高血圧180mmHgを叩き出した。まじか。いつもは110〜120。

    頭痛はこれのせい? と少し怖くなりつつ、診察前に看護師さんから詳しい問診を受ける。「あの機械は少し高めに出ますが、それにしても高いですね」ということで、手でしゅこしゅこ膨らませる血圧計でもう一度計測してもらう。今度は120だった。何だったんだ、あの機械。

    診察の結果、「寝不足・肩こりから来る緊張性頭痛だと思うが、脳に何かあるといけないので」ということで、初の脳MRI。工事現場のような音がうるさいと言われるやつ。耳栓もくれたが、どんなものか興味深かったので耳栓なしで受診した。

    頭や身体を動かすと長引きますので動かないで、と言われ、約15分の検査中、目を閉じておとなしくしていた。工事の音というよりは屋内型ロックフェスの音響という感じ。少しリバーブがかかった規則的な音がずっと続き、さほど不快ではない。たまにBPMや音程が変わる。Perfume ライブの「Music by 中田ヤスタカ (CAPSULE)」パートだと思えば全然聴ける。聴くための音ではないが。

    MRIの結果も異常はなく、脳も血管も大変綺麗との評価。問診票に「睡眠時間:4〜5時間」と書いたので、とりあえず最低でも6時間は寝ろと言われた。ごもっともすぎる。曰く、6時間を下回ると頭痛、眩暈などが顕著に増えると。ダブルワークだと夜しか時間が取れないんだよな…。

    筋肉をほぐして血流を増やす薬を処方され、とにかく寝ろ、枕は低めにとのこと。バスタオルを折ったくらいの高さか、完全に枕なしでもいいらしい。まあ脳出血の前兆とかでなくて一安心。

  • NHK『映像の世紀』で見た、ニクソン政権のときのサイレント・マジョリティーの話を思い出して、録画を見返した。当時学生たちはベトナム反戦運動で盛り上がっていたが、大学生のような徴兵猶予の特権もない低所得のブルーカラー層は反戦運動に批判的で、ニクソン支持だったという話。

    俺達は、自分たちがどう感じてるのか、示したかっただけさ。つまり、俺達がニクソンを支持してるってことをさ。あの金持ち連中の息子たちは、うまいことやって徴兵を逃れて、「反戦だ」なんて、やりたい放題だ。まるで自分たちが国を動かしているかのようだ。奴らが抗議する権利のあることは認める。しかし、星条旗を穢すような行為は、絶対に許すことはできない。

    表向きには米国の東海岸と西海岸にある大都会からの情報ばかりが入ってくるが、米国の本質は真ん中のトウモロコシ畑しかない9割の土地にこそあって、だからトランプはあれほど支持されるのだ、というのは山田五郎チャンネルのグラント・ウッドの回でも言っていた。

    報道はしばしば「報じる側の願望込み」の情報である、それは米国三大ネットワークや大新聞のような、特定の方向に偏向させることが難しそうな大規模なメディアにおいてすらそうである、というのは改めて実感した。

  • 今年は快晴で最高のコンディションだった。人出が凄い。いつも通り入間川の河川敷で撮影。家族連れがたくさんいて、子供たちがのびのび遊んでいて良い光景だった。ベビーカーに犬を乗せている人たちも多い。

    コロナ禍等があり、入間では5年ぶりのブルーインパルス。コンティニュアスAFにすること、シャッター優先AEにすることなど、過去に失敗を繰り返したおかげで今年はそのへんをクリアしていい感じで撮れた。安いレンズなので速いものへのピント追従はあまり良くないが、まあこのくらい撮れれば満足。

    といいつつ、今年もカメラの操作では一つ失敗した。なんか保存に時間がかかるという謎現象に見舞われたのと、しばらく撮っているうちに「カードがいっぱいです」というエラーが出るようになり、古い画像を必死で消しながら撮っていた。30枚くらい消しても、5枚くらい撮るとまた「カードがいっぱいです」になってしまう。まだ十分空きがあったはずなのに、おかしい。

    帰宅してから原因が判明。いつの間にか、JPEGではなくRAWで保存する設定になっていた。えー。いつ変えたのか記憶にない。前に彗星を撮ったときに変えたんだったかな。

    ともあれ、RAWはファイルサイズがJPEGの5倍くらいあるので、そりゃあ昔撮ったJPEGをいくら消してもすぐにいっぱいになってしまうわな。書き込みに時間がかかっていたのもRAW保存のせいだった。

    このカメラはRAWでは全く使っていなかったので、富士のRAW (RAF) を読めるソフトを持っていない。ステライメージも最近の機種の RAF には対応していない。富士の web サイトから「RAW FILE CONVERTER EX 3.0」をダウンロードした。

    もう一つ、「FUJIFILM X RAW STUDIO」というソフトもあるが、こちらは X-T10 には何と非対応。

    RAW FILE CONVERTER EX は富士の純正ソフトではあるが、SILKYPIX ベースらしい。サムネイルから RAW を選んで表示し、トーンカーブ、色調、シャープネス、トリミングあたりの処理が自由にできて、処理後の結果を JPEG で保存できる。使いやすかった。RAW なので処理をしても階調が破綻しないのがよい。

    ただ、撮るときに RAW 保存はやっぱり時間も容量も食うので、飛行機みたいな速い被写体ではあんまり選ぶ気になれないな。ハイエンド機種なら RAW でもばしばし連写いけるんだろうけど。

    広角レンズは持ってこなかったので、広い撮影は iPhone で。綺麗に写るが、直射日光の下だと画面に自分の顔が映ってしまい、何を撮っているのか全く見えない。フィルムを貼るべきか。

    ☆を描く演技では河川敷の人たちからも拍手が起こっていた。