にて、読み物記事「小惑星衝突—そのとき何がおきるか—」を執筆いたしました。よろしければご覧ください。

地球に衝突する確率が3%と話題になった2024 YR4の話をはじめ、衝突確率の計算方法や過去の衝突例、衝突天体から地球を守る「プラネタリーディフェンス」などについて解説しています。取材協力はこの分野の第一人者であるJAXA宇宙研の吉川真先生です。
4月初旬にちょうどプラネタリーディフェンスの研究会が日本でおこなわれていたようで、吉川先生にはお忙しいところ丁寧に取材に応じていただきました。
人類が天体衝突に具体的に備えるようになったのは1994年のシューメーカー・レヴィ第9彗星からだと言われる。分裂した彗星が木星に衝突し、でかい衝突痕が木星表面にいくつもできた。
当時自分は大学3年で、天文サークルに入っていた。サークルの観測所が仙台の郊外にあり、仲間と観測所に行って望遠鏡で木星を見たら、大赤斑に匹敵するサイズの黒い痕が木星の北極付近にいくつもできていて、すげーな、と思ったのを覚えている。
衝突痕は約5か月間見えていたとDon Machholtz氏は書いている。1年は続かなかったと自分も記憶している。