「Newton」2024年11月号

にて、第2特集「素粒子物理学の未来」を執筆いたしました。監修は村山斉先生です。よろしければご覧ください。

科学雑誌ニュートン最新号(2024年11月号) 「発達障害の脳科学」 | ニュートンプレス

米国で素粒子物理学研究の予算を統括しているのはエネルギー省で、どういうプロジェクトに金を付けるかという「骨太の方針」的なものを下部の専門家委員会で5年ごとに決めている。その委員長に村山さんが就任して、昨年末に最新の報告書を取りまとめた。

この報告書に基づいて、今後の素粒子物理がどういう方向に行くのかをまとめた記事。素粒子分野にどういう未解決問題があるかという科学の話と、もう少し政治的な、限られた予算で米国は今後何をやり、何をやらないのかという話を先生に聞くことができ、大変面白く、勉強になった。

専門家会議とはいえ、米国政府の方針を決める重要な委員会のトップを村山さんが担ったということ、つまり、そういう役目をやってほしいと研究者コミュニティから頼みにされ、実際に全うできる人が日本にいる、というのも誇るべきことだろうと思います。