「Newton」2024年6月号

読み物記事「熱電変換の物理学」を執筆いたしました。さまざまな過程で環境に放出される廃熱から(小規模でいいから)電力を得ようという研究の紹介。

科学雑誌ニュートン最新号(2024年6月号) 「地球大解剖」 | ニュートンプレス

(どうでもいいが、Newtonのwebサイト、<meta property="og:image" ... > のタグが変な所で改行されているせいか、サムネ画像が出ないな…)

廃熱を利用したいという動機を説明するためには、まずエネルギーの変換効率やロスの話が必要になってくるので、記事の前半はエネルギー保存則や熱力学第二法則、永久機関の話になっている。いろんな永久機関の例については知っていても、なぜその永久機関は不可能なのか説明しろと言われると難しいことも多い。今回、自分も改めていろいろ勉強した。

監修は東京理科大学の山本貴博教授。熱電変換研究の第一人者であるだけでなく、物理のアウトリーチの分野でも大変お話が面白いことで有名。取材でも話に引き込まれた。ヨビノリたくみさんのYouTubeチャンネルにも何度か登場していて、水や炭素、CNTなどの面白い性質について話してくれている。おすすめです。