翼で発生する揚力

の式は、L = (1/2) ρ V2 S CL となっている。(L: 揚力、ρ: 流体の密度、V: 翼と流体の相対速度、S: 翼の面積、CL: 揚力係数)

火星表面での大気の密度は地球の1%ほどしかないので、地球と同程度の揚力を発生させるには、ローターの回転数を10倍にするか、翼の面積を100倍にするか、といったことをしなければならない。Ingenuity のローターが長さ1.2mもあるのは S を大きくしようということなのだろう。重量は1.8kgだが、ほぼ同じ重量の DJI Phantom 4 Pro (1.37kg) と比べると、確かにローターでけぇな、と思う。