タモリ倶楽部終了

3月末までとの報。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/02/22/kiji/20230222s00041000403000c.html

タモリが辞めたいと言ったのか、局の方針なのか、よく分からないが、残念。

数年前から、「空耳アワー」で安斎さんとタモリがどうでもいいことを話す冒頭のトークがなくなった。あの雑談をただの無駄だとしか思わない人が番組に関わるようになったのかと、がっかりしていた。もっと空耳の紹介に時間を割きましょうとか、あそこで瞬間視聴率が下がるのでやめましょうとか、そんな理由しか思い付かないが、愚行である。

大して意味のない、あの雑談みたいな無駄が無駄とされずに存在できていることこそが、あの番組の価値だったはず。文化や教養というのは全て無駄なもので、なくても困らない。だからこそ、なくしてはいけなくて、人間が人間であるために必要な無駄なのだ、というのは、普通の教育を受けた人なら全員理解しているはずだと思うのだが。

あの番組自体がテレ朝の番組編成の中でいわば「文化・教養としての無駄」を担っていたわけで、今さらあの時間帯に「ただのバラエティ番組」をやってどうするんだ。いや、後番組が何になるのか知らんけど。「文化としての無駄」は決して「役割を終えた」りはしない。人間が人間である限り、ずっと必要なもののはず。

「タモリ倶楽部」の番組ロゴには “FOR THE SOPHISTICATED PEOPLE” と書かれている。残念ながら、テレ朝にはもうSOPHISTICATED PEOPLEはいないのだろう。

番組が終わった後、安斎さんが食っていけるかが心配、「考えるヒット」も終わっちゃったし、と思ったが、意外といろいろ仕事をされていて安心した(すごい失礼)。