5/12 のもう一つの解禁情報。本当は会見に行く予定だったのが、会見への参加申込を忘れるという大ポカ。自宅で YouTube で見ました。
天の川銀河中心のブラックホールの撮影に初めて成功|国立天文台(NAOJ)
ついに我々の銀河の中心ブラックホールが見えたのか、と思うと感慨深い。コンビニへ夜食を買いに行きながら、子供の頃にテレビで見たジョットのハレー彗星核の画像を思い出した。1986年3月だから中1か。ジョットがハレーのコマに突入するときに衛星生中継でテレビ番組をやっていて、ジョットから伝送されてくる画像を見ながら、アナウンサーと解説の先生がいろいろ話していた記憶がある。ノイズだらけの汚い画像で、いびつな核の姿がようやく見えてきたと思ったらぐちゃぐちゃに乱れた画像が表示されて伝送が止まった。ああ、ジョット壊れたのか、と切ない気分になったのを覚えている(実際にはカメラが壊れただけで探査機は生きていた)。
自分たちの祖先が何百年、何千年も見ることができなかった天体の姿を俺達がいま初めて見てる、という感覚はやはり独特で、イトカワ・リュウグウやタイタン、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星、M87 の BH、冥王星など、我々の世代がそういう瞬間を何度も経験できているのはありがたいと言うしかない。