フロス

今まで小林製薬の糸ようじを愛用していたが、あれの柄の部分、無駄じゃない? とずっと思っていた。取っ手に爪楊枝の機能を持たせているのだと思うが、楊枝として使うことはないし、尖っていてなんか危ない。

だったら普通のデンタルフロスを使うべきなのでは? と思い至り、フロスを一巻き買ってきて試してみた。だが、難しい。両手の指で糸を保持して歯間に入れようとするのだが、鏡に映った自分を見ながら、片方を口の中に、もう片方を手前に配置するというのがどうしてもできない。鏡像というのは左右ではなく前後が入れ替わっているのだと言われるが、その通りで、手を前に出すと鏡像のわしも手をこちらに出してくる。口の奥に指を入れようとして、つい指を前に出してしまい、脳が混乱する。さんざん頑張ったのだが、全然うまくできないのでいったん諦めた。すごい敗北感。

フロスを使っている人はよく混乱せずに使えるな、と感心した。慣れなんだろうか。むしろ鏡を見ずにやった方がうまくいくのかしら。