Springfield SA-35

FN ブローニング・ハイパワー (BHP) という自動拳銃を子供の頃に百科事典で見て、挿絵に並んでいる銃の中で形が一番美しいと思った。

BHP は M1911(いわゆるコルト・ガバメント)と並ぶ、ジョン・M・ブローニングが設計した傑作自動拳銃の一つで、世界初の複列弾倉やティルトバレル方式によるショートリコイル機構などがその後の自動拳銃の手本になった。イギリス連邦諸国の軍隊などで近年まで制式採用されていたが、2018年に FN ハースタルが生産を終了してしまった。

それが、Springfield Armory によって現代的に改良されて「SA-35」の名前で再発売されるという。実銃の話なので自分が買う予定も全くないものだが、なんか嬉しい。

SA-35 Handguns – Springfield Armory

優美な形はほぼオリジナルのまま。グリップのウッドがちょっと幅広になったか。BHP は13発だが SA-35 は15発。悪名高かったマガジンセーフティはなくなっている。フロントサイトにホワイトドットが付いて見やすい形状に改良され、ハンマーは少し短くなってハンマーバイトが起こりづらくなっている。素晴らしい。

一応、日本人が実銃を所有しようと思うと、グアムとかの射撃場に購入を代行してもらってそのままボトルキープみたいに預けて、グアムに遊びに行ったときに撃つみたいなやり方があるようですね。やらんけど。