乾いた雑巾を絞る

という感じ。

病床確保など感染症法に基づく協力要請へ 国と都が医療機関に|NHK 首都圏のニュース

医療に対する恫喝だと憤る人もいるが、行政としては単に、残されている法的オプションはすべて使うという意味なのだろう。使わなければ「なぜ使わないんだ、行政の怠慢だ」と批判を受けるわけなので。ちゃんと仕事してますよ、という意味でしょう。

ただ実際に、今さらこんな要請を出したところで入院のキャパシティが有意に増えることはほぼ期待できないだろう。増やせるもんならとっくにやっとるわ、という話。東京だけで、入院中と宿泊療養中が6,000人いるのに対して、自宅療養中と「調整中」は合わせて36,000人いるという状況。無理である。

新型コロナウイルス 東京都のモニタリング項目|NHK特設サイト

強制力は医療に対してではなく、ワクチンを拒否して感染して医療リソースを圧迫する千葉真一みたいな困ったちゃんや、いまだに社員を通勤させ続けている俺のバイト先のような企業に対して行使すべきだろう。