物理学賞

ベルの不等式の破れを実験で証明した三人が受賞。こちらは長年予想されていた候補者たちがようやく受賞した。

The Nobel Prize in Physics 2022

プレスリリースでは、量子テレポーテーションや量子コンピューターにつながる重要な概念を証明したという解説になっているが、応用面だけに価値を矮小化するのはあまりよくない。

ベルの不等式が破れているという話はそれ自体で、人類の世界観や哲学、認識論などにもつながる深い内容を持っているというのが、プロの人たちの評価だろうと思われる。ある意味で地動説などにも匹敵する大きな話。詳しくは「局所実在論(の否定)」「隠れた変数理論(の否定)」などで検索してみるといろいろ分かる。

田崎晴明さんが上げている解説動画が、難しくはあるが、わりと素人にも雰囲気はつかみやすい。


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とりあえず、第2回の動画だけ見てもよいと思います。


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“物理学賞” への1件のコメント

  1. […] ノーベル物理学賞発表当日に一部再収録されて公開された田崎さんの動画では、いきなりエンタングルメントという言葉が説明なしに出てくるところが素人にはちょっと付いて行きづらいかも、と思っていたが、そのへんをもう少し一般向けに噛み砕いた動画が新たに2本公開されている。 […]