今回は2名選抜。月(または月ゲートウェイ)へ行く世代なのでもう少し採るかと思った。今回は14年ぶりの募集だったが、今後は5年ごとに募集するとのことなので、これから増えていくのだろう。
https://www.jaxa.jp/press/2023/02/20230228-1_j.html
まだ一応宇宙飛行士「候補」なんですね。今後2年間の訓練結果を評価して正式に宇宙飛行士に認定予定。
46歳の諏訪さんが選抜されたのは驚き。これまでの採用時最年長は油井亀美也さん(当時39歳)。毛利衛さんが最年長かと思っていたが、毛利さんは採用時37歳だった。
真剣に宇宙飛行士を目指して応募し、落ちて涙を呑んだ人も多いようだが、宇宙に行くには国家機関の宇宙飛行士になるしかないという時代はそろそろ終わる気もする。サブオービタル宇宙船やLEOの宇宙ステーションを運用する民間企業が今後も増えるはずなので、あと100年以内には、船舶や飛行機の操縦と同じようにただの免許制になるのではなかろうか。サブオービタル飛行までできるのが第一種宇宙船操縦免許、LEO周回までできるのが第二種、月・火星まで行けるのが第三種、みたいな。
あるいは自ら操縦しなくても、乗客として乗れる民間宇宙船も増えるし、そういう宇宙船の乗員や宇宙ステーション常駐で働く職種もたくさん生まれるはず。人が宇宙へ出るさまざまなパスができ、今の10代・20代の人たちには選択肢がかなり増えるはずなので、今回落ちたからってあまり悲観しなくてもいいのでは、と思っている。