素粒子メダル

日本物理学会の賞で「素粒子メダル」というものがあり、先日の学会秋季大会で授賞式があったことを知った。

同級生IさんからのLINEで知ったのだが、受賞者の一人である小池正史さん(宇都宮大学)は小学校・中学校の同級生。おめでとうございます!

標準模型ではレプトンの種類は不変だが、標準模型を超える物理としては、ニュートリノ振動と同じように、電子とミューオンが互いに変わるような過程を考えることができる。小池君たちは原子核の中でこうした変換が起こる確率を理論計算したということらしい(間違っていたらすみません)。20年くらい前の研究だが、こういう現象をとらえようとする実験もいろいろあって、今でも指針として彼らの理論が使われていると。

小中学校を通じて、小池君(みんな「こいやん」と呼んでいた)は我々の学年で一番頭が良かった。同じクラスになることは一度もなかったが、あるとき放課後に小池君がうちの教室に来て、僕に『元素の事典』という本を貸してくれた。すごく面白い本で嬉しかった思い出がある。あと、大学か大学院時代に、小池君に誘ってもらってお友達やゼミの先生と一緒に築地の海上保安庁水路部を見学したことがあった。何を見たのかはあまり覚えていないが、地図大好きっ子だったのでこれも嬉しかった記憶がある。我が母校の誇りであります。