平成13年の100円玉を釣り銭から発見。

平成13年は発行枚数が802万4000枚しかなく、コイン蒐集業界で言う「特年」に当たる。ヤフオクだと200〜300円になったりするっぽい。
最近、財布に入っている小銭の発行年をたまに確認している。珍しいものに当たったのは先日の昭和33年のギザ10以来。まめに見ていると結構あるのかもしれない。金のかからない趣味の一つ。
わりと価値があるのは表と裏で絵柄が回転ズレを起こしている「傾打エラー」というやつだが、財布の小銭をいちいち全部裏返してチェックするのはさすがに相当暇なときに限られる。傾打を見つけたことはまだ一度もない。
CERNを訪れた宇多田さん。
テレビを見ていると、この国の人たちはもはやお笑いと食べ物と大谷翔平くらいしか「文化」だと思っていないのではないかと思ってしまうが、好きなファッションブランドや好きな音楽と同じように「好きな科学」の話をする人が普通にいるという時代がまた来てほしい(1980年代まではそういう空気があったはず)。
CERNで思い出したが、祥伝社から『物理学者の心』という小説が最近出て、自分のバイト先で印刷された本だったので自分も組版工程での校正に少し携わった。なかなか面白かったです。著者は日本語に堪能な米国人の方で、日本語で執筆されている。CERNも舞台の一つになっていて、物理学用語などは須藤靖さんが監修されている。