「Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡」

@TOKYO NODE GALLERY(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)。ようやく行けた。事前予約制だが、枠は全然空いていたので当日予約しても取れそう。

土曜のせいかカップルや家族連れもいて幅広い客層だった。順路は3つのチャプターに分かれていて、これまでは Chapter 3 だけ(新曲「IMA IMA IMA」を使っているせいか)撮影禁止だったのだが、現在は解禁されている。

LEDとワイヤーで作った三人の立像。正しい人体比例で作られた巨大な立像というのは、古代エジプトやギリシャ・ローマを連想させて、迫力があってかっこいい。

Perfumeのダンスの解析。振付の動きがビートを拾っているのか、曲を拾っているのか、ヴォーカルを拾っているのかを分析して可視化している、みたいなインスタレーションだった。ライゾマの人はこういうの好きですよね。

FUSION、無限未来、マカロニなどのインタラクティブ展示。無限未来でライトの光が身体の動きに追従するやつで小さい女の子が遊んでいた。

ポリリズムの部屋。3面スクリーンに過去のポリリズムのライブ映像がびっしり流れ、間に三人のインタビューも流れる。中央には過去に使われたハイヒールの現物が大量に展示されている。ここは没入して感動できる。

写真を撮らなかったが、IMA IMA IMAのステージ演出を体験できる展示もあった。他に、年表や過去のポスター、昔配っていたパンフレットなど、現物の展示も色々あって楽しめる。年表の前では「これ行った」「自分はこの曲から知った」など、同行者同士で思い出話が尽きないこと間違いなし。

物販も少し買ったが、肝心の図録は「制作に時間がかかっており」ということで何と売られていなかった。まじか。asmart で予約購入できるらしい。

ギャラリーがある虎ノ門ヒルズステーションタワーの45階は見晴らしが素晴らしい。霞ヶ関・日比谷・大手町方面を望む。手前の高層ビルは文部科学省、その裏の低い建物が泣く子も黙る財務省・外務省、その奥のヘリポートのあるビルが総務省、その向こうが警視庁。道の右側は手前から経済産業省、農林水産省、東京高裁・地裁、法務省。皇居前広場や宮殿もよく見え、皇居の森の向こうには竹橋の毎日新聞社ビルも見える。これの一つ左の窓からは国会議事堂も見下ろせた。確か、赤坂見附のプルデンシャルタワーからは国会議事堂方向は目隠しされているという話があったように思うが、ここからは普通に見える。いいんだろうか。


新宿に移動して遅い昼飯。嵯峨谷の蕎麦が食べたかったが、歌舞伎町にあった店は閉店しており、新たに京王モールの中に嵯峨谷ができていた。新宿の地下はあちこち工事中で仮囲いのラビリンスとなっており、昔使えたルートが封鎖されていたりする。苦労して京王モールにたどり着き、蕎麦を食べた。わかめ食べ放題がなくなってる? と思ったらレジ前にあった。食後に気づいた。

死ぬほど暑いので、凍えるほど冷房が効いていることで有名な西武新宿のセガフレードに避難。お一人様用のカウンターで自分と同年代のおばさんがスマホで小さくラジオ(radiko?)を流しながらうつ伏せで昼寝していて、真の大人にしか味わえない自由を感じた。これが大人の休日ですよ。こういうのに目くじらを立てる人間には決してなるまい。