うちは昭和の木造家屋で、気密・断熱性能は無いに等しい。エアコンをかけていない部屋は灼熱。特に2階は屋根からの熱でなかなかヤバい。FLIR ONE で測定してみた。
気温が35℃を超えており、エアコンをかけていない状態で、天井は平均して約40℃だった。天井裏に断熱材が敷かれているが、おそらく少し浮き上がったりずれていたりする場所があり、局所的に2℃くらい熱い場所ができている。(※ FLIR ONE の都合で色と温度の対応は常時変わるので、色の差には相対的な意味しかない)
押入の上の天袋も、裏の構造は天井と同じなので40℃以上になっている。天袋の天井板をずらすと屋根裏に通じており、屋根の下地が露出している。この部分の温度は50℃に達していた(屋根は瓦葺き)。部屋の温度に多少なりとも影響しそうなので、天袋の天井板は閉じておくのが吉だろう。
家の中の熱い場所を探して回ると、ブレーカーの漏電遮断器が40℃以上になっていることが分かった。まあ電流が流れてるからな。電気保安協会の点検でそろそろ交換しろと言われているが、温度的には異常な過熱というほどではないはず。壁に埋まっている電線も見えて面白い。
こういう3万円くらいのサーモグラフィーでは画像の解像度は大したことがないが、温度差は十分よく分かる。雨漏り診断にも使われるらしい。