「物質中の電子のダイナミクスを調べるための光のアト秒パルスを生成する実験手法に対して」。素核宇宙ではなかった。
https://www.nobelprize.org/prizes/physics/2023/summary/
Bohr模型で考えると、水素原子を回る電子の軌道周期は 2 π * Bohr半径 / (α c) = h / α2 c2 me = 151 asec ということで、〜101-2アト秒の光を当てることができれば軌道電子も1周期未満の時間間隔で止めて「撮影」できる、みたいなことで、アト秒パルスというのが近年重要性を増していて、それを実現したのが今回のお三方らしい。
東大もちょうどアト秒レーザーの研究機関を設立したところらしい。
3人のうち Krausz と L’Huillier は昨年のウルフ賞も獲っており、順当な受賞という感じ。