「量子ドットの発見と合成」に対して。直前にマスメディア向けに誤送信されたメール通りの受賞者だったようである。会見も心なしか冷めた感じだった。
https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/2023/press-release/
量子ドットというと、量子コンピューターなどの文脈で1量子ビットを保持する物理的機構のことを指すのだと思っていたが、受賞したのはナノ結晶粒子の話だった。同じ物質でも粒子のサイズを nm スケールまで小さくすると量子論的効果が現れて、色が付いて見えるとか、そういうものらしい。
検索すると両方の用例が出てくるが、本質的に同じものと思ってよいのかどうか、よく分からない。田崎さんは同姓同名の違うものだとツイートされている。
最近は量子ドットと有機EL (OLED) を組み合わせたディスプレイも登場しているらしい。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02101/061400003/
OLEDはそのうちノーベル賞を獲るのではないかと思っていたが、先にQDが獲るとは。