扇の要の修理

愛用の扇子の要が折れて骨がばらばらになってしまった (Fig.1)。素材はプラスチックのようである。3mmφ くらい。ネットで検索すると、使い終わったボールペンの芯を差し込んで両端を熱で融かして留めるという修理方法が目に付くが、実際にやってみると、この扇ではボールペンの芯の方が微妙に太くて穴に入らなかった。

そこで、キッコーマン調製豆乳を飲んだ後のストローを使ってみることにした。ストローを縦に切り開く (Fig.2)。これを爪楊枝に巻き付けるようにして細く巻くと、穴に入る太さになる。斜めに巻いて先端を細くすると挿入しやすい (Fig.3)。

穴に貫通させることができたら、頭の平たい釘かビスをガスコンロで熱する。穴から飛び出したストローの両端にこれを押し付けて根性焼きする (Fig.4)。これで立派な端留めになる (Fig.5)。

一度諦めた扇を、これでもうしばらく使うことができる。