プロパン vs. 都市ガス

うちはプロパンガスだが、都市ガスの方が安いとよく聞くので、今契約しているプロパンのA社と、うちの前までガス管が来ている都市ガスB社の料金を比較してみた。

プロパン vs. 都市ガス

プロパンの料金は、基本料金+単位料金×使用量 の1次関数。都市ガスも計算式は同じだが、20m3と50m3(プロパン換算で 8.96m3、22.4m3)のところで単位料金(グラフの傾き)が変わる。また、都市ガスの場合は本来の「基準単位料金」(黄色)ではなく、毎月の原料価格情勢を踏まえて「原料費調整額」を上乗せした単位料金(オレンジ色)が実際には使われる。

都市ガスはプロパンよりも単位体積当たり熱量が低いので、同じ熱量を得るのにプロパンガスの2.23倍の体積を消費する。そのため、横軸はプロパンに換算した値に揃えた。

うちは戸建て2人暮らしで毎月10-15m3くらい使っている。こうしてみると、現状では燃料高騰によって都市ガスの単位料金が上がっているため、都市ガスに乗り換えるメリットはほぼまったくない。というか、10m3を超える領域ではカルテルを結んでるんじゃないかというくらいに料金が変わらん。切り替え工事費を出しても都市ガスに変えた方が長期的には得かなぁと思っていたが、全然違った。燃料の高騰もしばらく終わらないだろうしなぁ。