にクレカを登録して初めて使ってみた。特に問題なく使えた。以下、キャッシュレス決済とポイントについて調べ、考えたことのまとめ。
街なかの少額決済に交通系電子マネーは微妙
今まで、コンビニなどの少額の買い物は PASMO でキャッシュレス決済していたが、交通系電子マネーは減った残高をいずれチャージしなければならないのがめんどくさい。
PASMO オートチャージを使っているが、このご時勢で通勤という行為をしなくなってしまったので、改札通過時にしかチャージされないPASMO オートチャージはほぼ無意味になってしまった。
そんならもう、チャージとか考えなくていいクレカでよくない? ということになる。最近のクレカはそれ自体がタッチ決済に対応しているし、Apple Pay にしてしまえば本物のカードを取り出すリスクすらなくなるので、これが最適解かなぁという感じ。
交通系電子マネーも iPhone のウォレットに入れて Apple Pay で使える(ただし Suica は iPhone 7 以降、PASMO は iPhone 8 以降が必要)。ウォレットに入れると、同じくウォレットに入れたクレカから交通系にチャージすることができ、「駅・コンビニでしかチャージできない」ダルさは解決する。残高もいつでも見られる。一見かなり便利だが、交通系電子マネーをウォレットに入れると、クレカの場合と違って本物のカードは魂を抜かれ、使えなくなってしまう。初めて知った。
PASMOカードの移行(取り込み)|Apple PayのPASMO
スマホに入れたんならもうずっとそっちを使えや、ということなのかもしれんが、改札を通るときはでかいスマホを振り回すより物理カードの方がいいんだよ(わがまま)。何でこう、帯に短し襷に長しなのか。なので、自分は交通系を Apple Pay で使う気にはなれない。
ポイントの沼
VISA を使う場合、VISA タッチ(旧 VISA payWave)か iD かという問題がある。VISA タッチは NFC Type-A/B 規格、iD は FeliCa(NFC Type-F)ベースでドコモが作った規格。現状のタッチ対応 VISA カードや Apple Pay に VISA カードを入れたスマホでは、どっちも使える。コンビニで「クレジットで」と言えば VISA タッチ、「iD で」と言えば iD で決済されるが、店員さんがよく分かっていない場合には混乱する場合もあるようだ。なるべくセルフレジを使うのがよさそう。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2207/24/news041.html
世界標準は VISA タッチだが、日本ではガラパゴスな iD が先に普及しているため、これを駆逐するために三井住友は堂安律や渡辺直美の CM を大量に流したり、特定のコンビニやファストフードチェーンで VISA タッチを使うとVポイントが 5% 付くという鬼のような還元率を提示している。
正確にいうと、
- 従来の(サインや暗証番号認証による)クレジット決済:0.5%
- iD 決済:2.5%
- VISA タッチ決済:5%
というふうに還元率に差を付けている。
対象のコンビニ・飲食店で最大5%還元!|クレジットカードの三井住友VISAカード
このため、ポイ活に命を賭けている人は VISA タッチで頑張っていて、店員が間違えてうっかり iD で決済するとキレるとか、いろいろあるようだ。
要注意点として、セブンイレブンとローソンはこの5%還元の対象だが、ファミリーマートは2022年12月でこのキャンペーンから離脱したため、今後はファミマでいくら VISA タッチを使っても 0.5% しか付かない。よく分からないが、ファミマは「ファミペイ」という独自のキャッシュレス決済をやたら推しているので、そっちを使って欲しいのかもしれない。
【三井住友カード】5%還元からファミリーマートが離脱 ファミマで今後お得な決済は | マネーの達人
ということで、キャッシュレス決済とポイントをめぐる泥沼は何が最適解なのかが大変分かりにくい。自分は98%くらいファミマを使うので、Apple Pay で VISA カードを使ってもVポイントの高還元率を得られるメリットはない(いつものTポイントやdポイントは付く)。
ポイントという目前の小銭にこだわりすぎるとシンプルな生活からどんどん離れていくので、追求するのはほどほどがよさそう。ポイントは自分の購買行動データというプライバシーを企業に売り渡した対価であるという自覚も常に必要。