年末の慌ただしさが発注にも表れつつある。
ブレーキ痕の話。
今は9割以上の車にABSが装備されているので、フルブレーキしてもタイヤはロックせず、路面にブレーキ痕は残らない。よって、「事故現場にブレーキ痕がない」ことは「運転者がブレーキをかけなかった」こととイコールではなく、今となってはほぼ無意味な言説である。なぜメディアはいまだに昭和の感覚のまま「ブレーキ痕なし」と言いたがるのだろう、という指摘がある。
クマと自動ドアの話。
クマが自動ドアに突進するのは、ガラスに映った自分の姿を別のクマだと勘違いして驚き、威嚇するためであり、必ずしも「中に入りたい」わけではないだろう。自動ドアを開かないようにするよりは、紙やマットなフィルムを貼るなど、ガラス面に映り込まないようにする対策の方が安上がりで効果的だと思われる。
google の「AIによる概要」の話。
「AIによる概要」は精度が悪すぎて全く意味がない。鵜呑みにしている人をたまに見かけるが、生成AIを「既存の検索エンジンを上回る、なんか凄いもの」と誤解させるような提示の仕方はまずいよね、と思う。
自分でも試したら、「今年はあと何日?」への答は修正された模様。しかし「今月はあと何日?」という質問にしたらやっぱりポンコツだった。12月4日に試した結果。

「間違いが含まれている」というより、正しい箇所が一つもない。所詮こんなものである。
