ギザ10

買い物の代金を支払うときに小銭入れの中を見たらギザ10が目に入り、おおギザじゃんと思って年号を見たら「昭和三十三年」という文字がちらっと見え、「あれ、昭和33年って珍しいんじゃなかったっけ? いや、まさかね…」と思ってひとまずそれはよけて普通の10円玉で支払いをした。

帰宅して調べたら、やはりギザ10では昭和33年が最も発行枚数が少ない。約2,500万枚。

集めた経験がある人はご存じの通り、ギザ10で一番多いのは昭和29年。29年は5億2,090万枚なので、33年のやつはその約20分の1しかない。しかし体感ではもっともっと少ない気がする。自分も子供の頃集めていて数百枚持っていたと思うが、33年は一枚も見た記憶がなく、今回が人生初の邂逅である。

コイン商で買うと1枚300円くらいするらしい。

何かよいことがありますように。仕事が終わりますように。