下の方だけ、混みすぎた枝を透かした。上の方は全く手つかず。ラピュタの樹のように枝が絡みすぎて手を奥に入れられないのと、良い剪定道具を持っていないので、まず武器を調達せねば。柚子はトゲが大変長く鋭いので、ちょっと剪定しただけでも手が傷だらけになる。手袋も必要。
この木は20年以上前から生えていて、柑橘類であるという以上のことが何も分かっていなかった。葉の形から種類を同定するサイトを参照し、どうやら柚子であることを確認した。母に聞くと、確かに柚子の種を植えたことがあったかもしれないとのこと。
「桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十八年」というが、この木も花や実を付けたことが一度もない。柑橘類は接ぎ木で育てるのが普通で、種から発芽したもの(実生というらしい)だとなかなか実は付かないらしい。
…なのだが、いろいろ勉強すると、そもそも手入れをしなさすぎたために枝や葉が生えすぎ、花を付けようとしない状態に陥っているらしいことが分かった。考えてみれば、花・実を付けるというのは次世代に子孫を残す行動なわけで、現役で成長する気満々では花は付かないというのはまあ納得できる。柚子の実を収穫する場合はもっと枝や葉をスッカスカに保って花・実に栄養が行くようにし、主な枝は3本くらいでいいらしい。
急にたくさん切るのもよくなさそうなので、何度かに分けて透かし剪定を進める予定。